フリーター、家を買う。 第５話 ＊感想＊

＊　フリーター、家を買う。 「生きている世界が違うって何だよ・・・」　＊　　番組ＨＰ

う～ん・・・前回が面白かっただけに　アタシの見る目が厳しくなっているからなのかしら・・・
前回ほどの面白さは感じられなかったなぁ・・・。
第３話を見終わった後に感じたテンションの低さ再び・・・といったカンジ。

大悦土木で働く男たちの　家族に対する身勝手さや不器用さと　誠一（竹中直人）を重ね合わせたり
誠治（二宮和也）やあかり（岡本玲）の見下したような態度を怒る手島（井上正大）の様子から
サブタイトルにもなっているメッセージを発信したり
「無事に生まれてくれればいい。」最初はそれだけを望まれて生まれてくる　ということを　
真田（嶋大輔）の子供を見て　誠治が感じ取ったり
入院した寿美子（浅野温子）と見守る誠一を見て　夫婦や家族には歴史があるのだと誠治が知る様子などなど
ストーリーの中に入れられたエピソードそれぞれに　伝えたいメッセージが込められているのは解るし
どれも皆　ダメダメ誠治に知ってもらいたい大切なコトだというのも解るのだけど
何て言ったらいいのかしら・・・それぞれのメッセージに統一感が無いため　
とっても散漫に見える気がするのだけどなぁ・・・。
あれもこれも　エピソードをぶち込んで　色んなメッセージを見せられても　はあ・・そうですか・・・
と　見ているアタシの気持ちは　ちょっぴり冷めてしまう。
せっかく　あかりと弁護士の（どうでもいいような）エピソードにあれだけ時間を割いたのだし
サブタイトルを「生きている世界が違うって何だよ・・・」としたのだから
「上とか下とか違う世界とか、俺はいつから比べるようになったんだろう。」という
誠治の呟きに焦点を絞って見せてほしかったわぁ。

今回　一番印象に残っているのは　誠治と誠一の食事シーン。
寿美子に気を使って平静を取り繕っているのに　一触即発な雰囲気バシバシの二人。
醤油に手を伸ばした誠治の手を払いのける誠一・・・大人気ない(笑)。
ただの親子のじゃれ合いなどには到底見えない険悪な雰囲気ではあるけれど
食卓を囲むことのできなかった日々のことを思うと　
不器用な二人が　寿美子のために何とか気持ちの折り合いをつけようとする様子は微笑ましかった。

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