獣医ドリトル 第４話 ＊感想＊

＊　獣医ドリトル 　「救え愛に命をかけたノラ犬」　＊　番組ＨＰ

愛犬エリの傍に擦り寄る野良犬に激怒して　カバンで野良犬を叩く様子や
知らない間にエリが妊娠してしまったことに狼狽し　
堕胎するよう鳥取（小栗旬）に詰め寄る堀内（中村敦夫）の様子に
あら～・・まるで犬を娘のように愛しちゃっているのねぇ・・・　などと　少々引き気味になってしまったのだけど
なんと　愛娘も愛犬エリと似たような道を辿り　家出していたとは・・・。
少々異常にも思える堀内の行動は　愛犬エリと娘を重ね合わせていたうえでのことだったと知り　やっと納得。
それにしても　愛娘も愛犬も“どこの馬の骨ともわからない男”の子供を身ごもってしまうなんて皮肉ねぇ。
愛犬エリちゃんの身に降りかかった出来事と重ね合わせられる堀内の娘さんが何だか気の毒にもなってしまう。
（堀内が愛犬と娘を重ね合わていたからこそ　感動のラストがあるわけだけど。）

今回は　愛犬と愛娘の身の上がリンクしているだけじゃなく　
うさぎの治療のために鳥取の元を訪れた絵里（国仲涼子）と堀内までもがリンクしてしまうという　
奥の手を使ったストーリーね。
前回から引っ張っている鳥取の元に現れた謎の老人は　土門（國村隼）と関係しているし
どんだけ　登場人物をリンクさせんねん！！　とツッコミたくもなるけれど
今までのストーリーでは　登場する飼い主同士が関係しているという設定は無かっただけに
堀内と絵里が関係しているなどとは思いもせず　ちょっと驚きの展開を楽しめたのは確か(笑)。
早くから　堀内と芽衣（石井萌々果）の折り紙を使った交流なども描かれていたというのに　
気付かなかったのよねぇ(笑)。

父親との対面を拒む絵里を前に　機転を利かせる鳥取の様子が良かったなぁ。
獣医と飼い主の会話から　絵里が父の思いを知るという展開は　何ともこのドラマらしくって面白かった。

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パーフェクト・リポート 第５話 ＊感想＊

＊　パーフェクト・リポート 「衝撃！告発直前で死んだ証言者」　＊　　番組ＨＰ

冒頭で描かれているのは　赤坂（小出恵介）の携帯にかかってきた　代議士の不正融資を匂わす電話。
おまけに　サブタイトルには“告発直前で死んだ証言者”とあるし　てっきり今回は　
赤坂が個人的に追い続けていた代議士の献金汚職事件が描かれるストーリーなのだと思っていたのに
今回のメインは　証言者の飛び降り自殺に巻き込まれ重体になった少女・優にまつわるストーリーだったのねぇ。
代議士汚職事件や　蒼山（松雪泰子）が関わっていた１１年前の事件の関係者の出所といったエピソードと比べると
極めて小さくて些細なエピソードをメインに据えて展開される今回のストーリーは　
汚職事件が描かれるのだと思っていた私にとっては　
正直　肩すかしを食らったような印象を受けなくもないのだけれど
最後まで見終わってみれば　ナルホド～！と納得できる内容だったと思う。　

「優ちゃんのニュース、たった３０秒でしたね。」と言う桃井（遠藤雄弥）に
「たった３０秒のＶでもこの取材は忘れないと思う。」と誇らしげに答える紫村（小柳友）。
せっかくスクープを撮っても黄田（要潤）にカメラワークの拙さを指摘され　いつもバカにされることにイラつき
終いには　住民のコメントを撮るという仕事を軽視してしまう紫村が　
ラストで　あの言葉を語るほどに成長する様子が　今回のストーリーというわけなのねぇ。
何故　両親から捜索願が出されていた優は　あの現場にいたのか？
そんな疑問に端を発して　遊軍メンバーが地道に取材をした結果　辿り着いた真実は　
到底ニュースとして取り上げるようなものではなかったわけだけど
蒼山が身を持って示し続けてきた考えが　ちゃんと遊軍メンバーに浸透しつつあるということなのね。

小さな けれど印象的な真実が　また一つ明らかとなった　蒼山が担当していた１１年前の事件。　
白石（小日向文世）と同様に　てっきり私も　沢村親子の人生を狂わせてしまった後悔から　
蒼山は　今だに事件を引きずっているのかと思っていたのだけれど
蒼山の口からは　何だか気になる言葉が飛び出してきたわねぇ。
沢村の息子が見せた　意味の分からない冷たい微笑みが心に引っかかり
「私が掴めなかった真実に、何か得体のしれないものがあるみたい。」と語る蒼山。
恐怖心が記者としての原動力になっているらしい蒼山が　この事件の真実に辿り着くストーリーが
今後見られるということなのかしら？　そう思うと　ちょっと楽しみになってきたわぁ。
そうそう　まさか蒼山が赤坂をボーリングに誘うことになるとは(笑)。
自分と同じように大きな傷を心に負ったのではないかと　赤坂を気遣ってのことなのかしら。
部下を顎で使うことには慣れている青山も　部下を労わることには不慣れなのねぇ(笑)。
不器用な蒼山が　飛び降り自殺のショックを引きずる赤坂にどのように接していくのか　次回が楽しみ。
　
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