chuo1976

心のたねを言の葉として

山荘でニクソン訪中のテレビ観き時代に遅れ銃を撃ちたり

2021-01-21 06:17:19 | 文学

山荘でニクソン訪中のテレビ観き時代に遅れ銃を撃ちたり                        坂口弘

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「それはスポットライトではない」   浅川マキ

2021-01-20 05:08:40 | 言葉

「それはスポットライトではない」   浅川マキ

 

もしも光が 
またおいらにあたるなら 
それをどんなに待っているさ
ずっと前のことだけれど 
その光に気づいていたのだが 
逃しただけさ
だけどふたたび 
いつの日にか あの光が 
おいらを照らすだろう

あの光 そいつは古びた街の 
ガス灯でもなく月明かりでもない
スポットライトでなく ろうそうの灯じゃない 
まして太陽の光じゃないさ
あの光そいつは あんたの目に 
いつか輝いて みたものさ
またおいらいつか 感じるだろうか 
あんたは何を 知ってるだろうか

It's not the spotlight
It's not the candlelight
It's not the streetlight
But some old street of dream
It's ain't moonlight
Not even the sunlight
But I'v seen it shining in your eyes
And you know what I mean

あの光 そいつは古びた街の 
ガス灯でもなく月明かりでもない
スポットライトでなく ろうそうの灯じゃない 
まして太陽の光じゃないさ
あの光そいつは あんたの目に 
いつか輝いて みたものさ
またおいらいつか 感じるだろうか 
あんたは何を 知ってるだろうか

It's not the spotlight
It's not the candlelight
It's not the streetlight
But some old street of dream
It's ain't moonlight
Not even the sunlight
But I'v seen it shining in your eyes
And you know what I mean

 

 

(1) 浅川マキ「それはスポットライトではない」(1977年 ライヴ)Maki Asakawa - It's Not The Spotlight - YouTube

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暖炉より生れしグリム童話かな

2021-01-19 05:06:08 | 俳句

暖炉より生れしグリム童話かな                京極昭子

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『遙かなノートル・ダム』 森有正 (1967年 筑摩書房)

2021-01-18 06:24:20 | 言葉

『遙かなノートル・ダム』 森有正 (1967年 筑摩書房)

「霧の朝」

 戦争を人間に対する悪であり、障害である、と公言している連中が、体験の切実さに、読者と共に参ってしまって、悪や障害から結局何かを吸い取り、体験が増大したのを(体験はどんなアホウの中でも機械的に増大する)自己の経験が深まったのととりちがえているのである。中には戦争のおかげで平和主義になれたような人まである。僕はそういう体験主義は一切信用しないのである。パスカルが「人間は考える葦である」と言った時、そういう体験主義を根本的に否定しているのである。

 日本国全体に対しても同じことが言える。平和憲法、たしかに結構である。しかしその成立に、体験的要素が余りにも多い(ことに日本の場合)ことを考えると、平和主義に対して一度懐疑的にならないのは、どうしても間違っていると思う。デカルトは真理であると思われることを一度、真剣に、徹底的に疑う勇気をもっていた。言いかえれば、自分を疑う勇気をもっていた。考えてみるがよい。中共は武装し、原子力までもつようになった。ソ連はいうまでもない。フランスまで原子力で武装をはじめた。非戦主義のインドがパキスタンに攻め込んだ。平和憲法に保障された日本で内心それらの国が自国よりすぐれた国だと思っている人がたくさんいる。ことに平和主義者にそれが多い。他方平和主義国であるはずの日本が民主主義的に選ばれた政府の手で米軍に基地を提供している。こういう苛烈な現実の中で、平和がどれだけ困難なものであるか、一度、平和そのものの根拠まで掘り下げ根本的に疑って出直さないと非常にあぶないのである。旅先で外国人から戦争抛棄をほめられて悦に入っているなど問題外の醜態である。憲法が戦争を抛棄したから急に平和が大切になるのはまったく逆で、法律などあってもなくても、平和が大切なのであり、敗戦があったろうがなかったろうが、平和は大切なのである。こういうとそれは理想論で、かつ観念論である、遠くにいて、日本の現実の経験にうといから、そいうことを言うのだという反対が出るのはわかりきっている。それを承知の上でこれを書くのである。憲法改正反対にどれだけの努力がされているかもよく知っている。
 しかし、いわゆる体験と異なる本当の経験は正しい理想の上に立つものである。幸いにして、日本には、なくなられた東大総長矢内原忠雄氏のようにキリスト教平和主義に立ってあの暗い戦争中、迫害の嵐の中を節操を貫き通した人がいた。またその平和主義の故にあるいは獄窓につながれ、筆を折られ、日常生活の上まで苦汁をなめ通して来た人々が何人かあった。こういう人々にとって、戦争は悪であり、人間にとっての障害であり、それに抵抗し、克服し、棄て去るべきものである以外の何ものでもなかった。そこにはロマンチスムの片影さえもなかった。こういう人々の苦闘のあとを継ぐのでなかったら、戦争にまけたおかげで出来上がった法律や平和運動はやがて吹きとんでしまうであろう。それには平和、平和と馬鹿の一つおぼえのように口にするのではなく、こういう人々の信仰、信念、思想、ことにその意志の決定全体の根拠に深く思いをひそめるのでなければならない。

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ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅥ「真人間」を見る聴く、        『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2021/1/17

2021-01-17 03:53:51 | 映画

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅥ「真人間」を見る聴く、        『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2021/1/17

 

  デパート、万引きの夫人、店員の娘は目にとめて、押さえて、連れて、語りかける、困惑の夫人、二人は連れ添って、エスカレーター、降りてくる男、この主人公と目配せの娘、手を触れあって、恋人同士か、娘と夫人の前にマネージャー、万引きのシャツなのだが、商品にシミが在ったと巧みに誤魔化す娘、笑みの夫人、二度としないようにと娘、男の店員、缶切りを売り、手さばきは、金庫の鍵の開閉の扱い風、まさに犯罪者、驚きの客の夫人、そんな彼ら過去のある店員の一人の前にやくざ者、なにやら犯罪に誘われて、驚き、不安顔、待ち合わせの指定、主人公も誘われたが、今や、改心して、まともになる気の主人公は行く気など無い、この店の社長の気持ち故に、過去のあるものたちを信用して遣っているのだ、働かせて貰って居る彼等、頑張れば、過去を払拭して、実績が持てる、次なる仕事にもありつける、主人公は、予定の日数を見事に過ごして、仮釈放から明けるのだ、社を辞めて、いよいよ、真っ当な仕事に有り付いて、可能性の始まり、だが、恋人とも別れなくては、いや、仮釈放の身の上だから、恋愛など出来るはずも無かった、あくまでも、己の一人の心で焦がれていたばかり、いよいよの別れ、社長にも別れを告げ、二人でバスステーションに、バスに乗り込み窓から見詰める主人公、窓の外で、見送る娘、動き始めるバス、娘は私と結婚してくれると思ったのにと、語りかける、荷物を投げ、運転手にバスを止めさせて、降り立つ主人公、まさか、真っ当な娘が、己と結婚など、出来るはずも無いと、思い込んできた、だが、娘は誘ってくれた、求めてくれた、受けないわけが無い、斯くて直ぐに結婚、娘の部屋、大家夫婦、深夜の二人の前に怒鳴り込んでくる、結婚と聞いて、怒りは収まって、娘が男を連れ込んだから許しがたくて怒ったが、笑みで去って行く、娘は主人公に耳打ち、会社では、社内結婚は御法度、内緒にと、娘は巧みに語ってやり過ごすが、実は己もまた、仮釈放の身、しかも、主人公の様に、未だ期限にならずに、恋愛も、何も出来ない身分、役人にばれたら、大変、こうして二人の生活が始まる、店に戻った主人公、社長の笑み、が、社長と話す一人の店員、彼は社内結婚をして居るようで、ならば、社内の結婚が御法度とは、不審、主人公は晴れて、皆に話したいのだが、そんな娘の元に役人が、未だ仮出所のだから、定期的に様子に見に来るのだ、娘は女将に会社からの視察だと、女将は旨く誤魔化す、が、結婚は御法度では無いと知った主人公の大いなる不審、娘は、あなたの話している社内結婚の人は、社長の遠縁なのだと、だから、認められているのだと、この言葉にあっさり乗ってしまう愚かしい主人公、始まりから、娘の言葉に、巧みな言葉に、皆が乗せられて、斯くて安心、やはり娘は信頼できる、クリスマス、もと仲間のヤクザが皆を集める、過去の事、監獄での楽しい出来事、仲間意識、リズム、歌、音楽、過去の付き合い、やって来てしまった主人公、しかも、歌を仲間の歌を聴いてしまった、リズミカルなドアのノック、監獄の暗号、しかし、彼らの企みには乗れない、社長の店を襲うのだと、大金が手に入る、拒む主人公、が、語られてしまう、娘の仮出所の話し、娘の過去、まさか、俺を騙していたとは、項垂れて部屋に戻る主人公、娘は料理に余念が無い、そこに主人公の問い、答えてしまう、中に何年居たと、3年と、答えてしまう、しまった、既に遅い、騙されていた、静かに怒りを抑えた主人公は、仲間の元に、仕事に出向く覚悟、仲間たち、親分、娘は如何ともしがたく、止めるべく、社長の許に、仲間たちが、店に乗り込む、社長以下、出迎える、チクったなと主人公、だが、しっかり社長に意見されて、明日は皆いつものように出社しろと、そうすれば、今日のことは無かったことにすると、社長の去った後、怒りの仲間たち、そこに娘が、話し始める、強盗の割の悪さ、数値を用いて、親分の取り分、経費、全てをさっ引いて、手に残るのは僅か、しかも、犯罪者として追われて、貴方たちには過去が、今度掴まれば、二度と外には出られない、そんなリスクを負うのかと、何処が採算が合うのだと、娘の解説にしっかり聞き惚れてしまう仲間たち、愚かしさ、滑稽、誘ったやくざ者は、親分たちに始末されて、殺されて、仲間たちも、彼に着いていっていたら同様な眼に、助かった、娘の言葉で、取り返しのつかないと想ったか娘は去ってしまう、消えた娘を追って、しかも娘が妊娠して居たと知って、己の子供なのだ、主人公は探す、仲間と共に、やっとの事で見つけ出し、ベッドの娘の横に、赤ん坊は看護師にだかられて現れる、ボーイだ、笑みの主人公、晴れて二人の結婚、さてさて、映画は、皆が犯罪者なのが凄い、始まりの客も、売り子も、男たち店員も、社長だって判らないでは無いか、妻はなんでこんな人たちを雇うのかと、怒り、しかし、社長もまた、妻もまた、怪しいではないか、役人達だって、怪しくないものなど在るのだろうか、過去の仲間、役人、警察、皆が危うい犯罪者、そこから始まるのだ、だからこそ、真人間とは、どこかに居るのでは無い、可能性の中に、そう、映画の観客の私もまた、私たちもまた、仮出所の最中にあるのだ、危ない、危ない、全くもって、言葉一つで、がらっと変わってしまう、場、間、主人公の思い、バスから飛び降り、結婚し、疑い、他の社員の結婚は社長の遠縁と語られ、抱きしめ、娘の仮出所を聞かされ、怒り、強盗に、しかし、あっさりと説得されて、追い掛け、晴れて結婚、赤ん坊までもうけて、でも、赤ん坊は主人公の子供だろうか、危ない、危ない、真人間達、

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おでん煮る玉子の数と頭数

2021-01-16 05:56:19 | 俳句

おでん煮る玉子の数と頭数
                           奥村せいち

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冬眠やさぞ美しき蛇の舌

2021-01-15 04:05:43 | 俳句

冬眠やさぞ美しき蛇の舌              小島健

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床に児の片手袋や終電車

2021-01-14 05:09:52 | 俳句

床に児の片手袋や終電車
                           小沢昭一

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まつ白いセーターを着て逢ひにゆく

2021-01-13 05:18:43 | 俳句

まつ白いセーターを着て逢ひにゆく
                           伊藤政美

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山中の吹雪抜けきし小鳥の目

2021-01-12 04:54:23 | 俳句

山中の吹雪抜けきし小鳥の目
                           福田甲子雄

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf