今回は日本で予約していかなかったので、アムステルダムについてから、ホテルのインターネットで、翌日の夜のコンセルトヘボウのチケットを調べる。コンセルトヘボウは、世界で三本の指に入るほど、音響がすばらしく、オケも良いと評判だ。さすがに前日なので、殆ど見えないオーケストラの後ろの席と、正面の席は1つしか空いていない。あまりにいい席がないので、一度諦めた。
さて、当日、建物位は見ておこうと思い、コンセルトヘボウへつく。チケットを念のために確認すると、既にSold OUT。とりあえず併設されている喫茶店で、お茶をしていると、リハーサルの音が漏れてくる。やはり居ても立ってもいられなくなり、チケットブースにキャンセルがないかを確認すると「ない」との返事と共に、近くに立っている人を指差した。その人は、直前にキャンセルしなくてはならなくなったので、誰かにチケットを買ってもらいたがっていた。ダフ屋かな?と一瞬警戒したが、定価どおりで端数カットという良心的な値段で譲ってくれた。場所はオーケストラの後ろだが昨日の残りより少し良い場所。枚数は足りなかったので、女性優先で行ってもらった。
ラン・ラン(その後、米Time誌の2009年度「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、のだめカンタービレでの吹替えでも有名)のピアノで、開演直前にピアノのそばの席が空いていたので、そこに移って聞いたとのことだが、何にしても最高だったとのことだ。
私は、アムステルダムの街中で夜中までビールを飲んでいたが、ここも安全な場所だった。
ウイーンもよかったがアムステルダムもまた音楽の街で安全なので好きだ。