上方落語の聖地、繁昌亭ヘ。一度吉本に駆逐された文化と言われていたが、上方唯一の定席である。休みが取れたので、前々から行ってみたかった昼席の当日券3000円をあてに現地に到着。昼席は13時から16時だがだいぶ遅れてしまった。窓口でチケットを買おうとすると、中入り後14時35分以降に入場なら半額で良いとのこと。トリに近いところからなので、むしろお得。天満宮にお参りして時間調整。
色物と落語3本見たが、かなり笑った。客層は年配のご婦人方が多いが、高校生やサラリーマンもチラホラ。NGKの前座の落語より、緊張感があって面白い。NGKも方正さんとか結構偉い人も出ているが。
最初は自分の容姿絡みでひと笑取りながら、顔を覚えてもらう。まくらは、町人文化と現代を繋げて、共感を呼ぶ。一門の紋付羽織を脱いで、本題に熱がこもる。テンポの良さと声の張りで、少々噛んでも勢いを大事に話す。喋りながらも観客の声入場耳を傾けているかのように、満足感を感じさせる。舞台をはける時の表情が何とも言えない、日々プロとして勝負して反省しているような、ホッとしているような、とにかく、働く男という感じである。行って良かった。
帰りは、日本一長い天満橋商店街を散策。コロッケが最高だが、メンチカツが人気の店で食べる。
日本の友達には、なんば心斎橋でなく、こちらをおすすめしたい。
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