がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

周囲のおちこみ

2013-01-02 18:52:58 | 家族、友人
昨日、怒って書き綴った。
頑張っている人に頑張るって言うなっていうようなことを。

敬愛する方から
「そうは言われても、頑張っているあなたに、いつも頑張れと言いたくなる」と丁寧なメールを頂いた。
ありがたい言葉に胸が熱くなった。

人を思いやる優しさあふれる人に「もっとしっかりやれ」と怒られてもわたしはむくれないと思う。
やれるかどうかは別として「はい」と言う。
どうもわたしは良い人ぶった無神経な人に過剰に敵意を燃やすようだ。
ちょっと自覚してきつつある。
受け流せる度量を持ちたいものです。

さて、がんに気付き、治療を開始。
わたしの場合立ち止まる事なく治療の日々さえわたしの日常生活としてとらえてしまった。
しかし、周囲は早い展開についていけず、ショックなまま傷ついていた。
それに気がついたのはずうっと経ってからだった。
手術を終え、リハビリも進み、なんとか暮らせるようになりようやく周りの表情を感じることが出来るようになった。
おいてけぼりなのである。
がんのショック、生と死に分たれるかもしれぬつらさに突き落としたままなのである。
一緒に考えていこうね、という時間を取れば良かったと思う。
ひとりでなんでもさっさか動いてしまった。
確かに妙にみな優しかった。
どう接したらいいのか困って事態を受け入れきれずおどおど戸惑っていたのだろう。
普通、そうだと思う。
悪いことをしたと反省している。

がん告知を受けたらやっぱ、自分のことばかりいっぱいいっぱい。
周りは何も見えていなかったのだろう。
そうなりがちなので、がんがわかった方はゆっくり周りの人と一緒に考えていってほしいと思う。
取り残されていく恐怖感、孤独感を共有してあげてほしいと思う。

鉄の女だなあ、と今更ながら自分を反省している。

これからは甲殻類ではなくやわらかな存在として生きていきたいものだ。

こういう時にこそ残りの時間を気にして変わっていかないとな~

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