なんけ鮮魚店の過去記事
9:57 なんけ鮮魚店です。相変わらずお客さんがたくさんいます。今日はカツオ、マダイ、キジハタ、マダコあたりがよさそうです。ブラのヒゲソリダイがありましたので買ってみます。
・ラインナップ
カツオがよさそうですが今回はヒゲソリダイを買います。体高と厚みがありブラブラです。
・ヒゲソリダイ
34.5cm 867g 1300円 税込み1404円です。
・捌き
肝がパンパンです。真子、胃袋もいただきます。身質もよく脂もあります。楽しみです。
【ヒゲソリダイのその後】土曜 夜
・ヒゲソリダイの炙り刺し 肝 真子 胃袋
脂がのって醤油を弾いています。本来ヒゲソリダイはそれ程脂はのらなくて、筋肉のしっかりした美味しさのイメージでしたが、身質がしっとりしてトロけます。死後硬直前の新鮮なブラの味です。皮目の香ばしさが加わり絶妙です。寿司屋では絶対に味わえない美味しさです。しゃりありきで、しゃりに合うように寝かせるので、寝かせた魚は何食っているかわからないです。魚はブラ以外買ってはいけませんね。胃袋と真子も美味しかったですが、肝は癖がありましたのでレモン搾りでいただきました。美味しい肝ですが、やっぱり癖があります。次は、肝の残りがあるので肝醤油で食べてみます。
【ヒゲソリダイのその後】土曜 夜
・ヒゲソリダイのシンガポール風 フィッシュヘッドカレー
フェネグリーク、クミン、カレーリーフでテンパリングして、唐辛子、にんにく、生姜、玉ねぎを炒めて、ターメリック、コリアンダー、チリ、ココナッツミルク、レモングラス、タマリンドで煮込んで、魚の頭と好きな野菜に火を通して完成です。レモングラス、タマリンドを使うと、また違った感じです。身は食べるところが多くありますが、骨が多く食べづらさがあります。こんな物でしょう。
【ヒゲソリダイのその後】日曜 夜
・ヒゲソリダイの湯引き トロ刺身 山椒焼き
湯引きは厚めにカットして皮目を湯に10秒つけてドボンです。10秒数えて丘上げして冷やして半分に割って盛り付けです。正方形にカットしたトロ身を2枚添えて一皿完成です。湯霜は身の美味しさもありますが、皮が柔らかく脂があって絶品です。トロは弾力があり歯を合わせると脂がじわっと出てきます。木の芽焼きは塩焼きして微塵切りをふりかけただけです。脂が切れ目から溢れていました。想像以上に脂がのっています。木の芽の風味とネギの風味のシブレットのお花を添えています。風味豊かで美味しいです。いつも使っている穂紫蘇はメッチャ高いですが、シブレットの花は庭にいくらでも生えています。安く上がりました。
【ヒゲソリダイのその後】月曜 夜
・ヒゲソリダイのポワレ 南アジア料理風
ヒゲソリダイに塩をして臭みを取り、白胡椒とターメリックをまぶして小麦粉をふってポワレです。じゃがいものポリヤルをクルセルで台を作ってポワレをのせます。にんにくと赤玉ねぎを炒めてジャスミン米を湯取りします。ピーマンの微塵切りを加えて蒸して盛り付けです。インゲン豆のサブジと赤玉ねぎのアチャールを添えます。レンズ豆のダールを別皿で添えて完成です。別皿のダールはカレーではなくスープでもありません。日本で言うお味噌汁のようなものです。非常に美味しいです。こんな感じのインド料理が食べたいです。大成功です。お皿を揃えないといけませんね。
【ヒゲソリダイのその後】火曜 夜
・ヒゲソリダイの握り 刺身 肝とガンバラのお吸い口
握りは美味しく感じましたが、刺身そのものの味がよく全部刺身にするべきでした。肝はもっと美味しかったです。安くて人気のない あやかりダイですが、見かけたら絶対買うべきです。ガンバラのお吸い口も身質がよく美味しいです。
【ヒゲソリダイのその後】木曜 夜
・ヒゲソリダイのポワレ レギューム
ヒゲソリダイのポワレです。皮をパリッとさせ身はふわりとしています。ソースは自家菜園のペコロス、インゲンとさつまいも、カリフラワーの茎、銀杏とピーマンを煮詰めたダシです。冷蔵庫にあまっている野菜なら何でもいいと思います。後は塩加減を確実に決めるだけです。魚の味を一番感じられるソースでないかと個人的に思っています。美味しく仕上がりました。
【ヒゲソリダイのその後】木曜 夜
・ヒゲソリダイの刺身 皮
締めて5日半です。身質の変化が現れています。しっとり ねっとり 旨味が強化されています。サワラの様でもあるし脂がヒラマサの様でもあります。とても美味しくなっていますがヒゲソリダイとは思えない味です。
【ヒゲソリダイのその後】金曜 夜
・ヒゲソリダイの兜 カマ 塩焼き
美味しい魚です。キジハタの半分の値段ですが、味もよく食べるところもまぁまぁあります。頬肉が奥まで詰まっていて旨味も強いです。水揚げが少ないですが、1年を通して味が落ちないのも魅力です。見かけたら絶対買いですね。ヒゲソリダイ全ていただきました。完食です。