体験者として妊娠初期の女性が伴侶だったり、同僚だったり、兄弟だったりする方々へのアドバイスを。
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1.お腹の赤ちゃんが日々育つように、彼女もお母さんとして日々育っていきます。
一人目の場合「こうなったらこうなる」というマニュアルが書かれた本や雑誌を、必死で読まれると思うんですが、それはそれ。自分があてはまらない事に多々ぶつかります。当然なんです、当然なんですが、当人は不安で怖くて堪らなくなります。新採で働き始めた頃や、新入生で授業が始まったばかりの頃と同じです。
彼女は、ほぼ10ヶ月かかって妊婦さんはどんなもんかという事を学んで行きます。妊娠初期は、まったくの初心者です。どうぞ、暖かい目で見守ってあげて下さい。
2.妊娠初期で「つわり」が酷い人もいれば、けろりんとしている人もいます。
一人身で我慢出来た事でも、今度は赤ちゃんと自分の二人に影響します。気持ちは頑張れても身体の方が正直で、具合が悪くなってから「あァ自分はこんなに無理していたんだ」とびっくりする事があります。これも人それぞれなんですが、安定期に入ると、俄然食欲が旺盛になる場合もありますし、へんてこりんなモノが食べたくなったりします。その兼ね合いが付くまで、助けてあげて下さい。
*漫画「美味しんぼ」の中で、主人公の奥さんがおめでたの頃のお話を読まれた事ないですか?前後して、職場の女性やなにかもおめでた続出するんですが、つわりで食事が出来ない人の為のお話や周囲の気配りなど、読まれると参考になりますよ。
*ちなみに「つわりが酷い人は安産で、つわりが軽い人は難産」と言われています。私は後者で大難産!三人生んでそれぞれ違う人も居れば、初産で安産な人も二人生んでもやっぱり難産な人もおります。
3.彼女は、旦那さんや義理のご両親との関係、自分の両親や兄弟との関係、そして自分自身を見つめ直しています。
妊娠をきっかけに、新しい関係が生まれます。両親と、それまで話した事もなかった自分が生まれた時の事や兄弟の反応を聞いたり、母子手帳をみせて貰ったり。同居している、いないに関わらず、その土地のしきたりやなんかを義理のご両親と話したりもするでしょう(ちなみに私は、腹帯を神社でお払いして貰って安産を願うというのをホントにするとは思っていませんでした・笑)お祝いやお返し、産着の準備など、新しく知る事も沢山あると思います。それで良い方へ関係が進めば願ったりです。(逆の場合もあるんですが)
よく「親になって初めて親のありがたみが判る」と言いますが、まったくです。でも、やっぱり逆もあるんですよ(笑)
以前にも書きましたが、私が虫歯で苦労したのは、小さい頃から小学校の頃まで、両親がさっぱり歯磨きをしつけなかったのと、夕飯に炭酸飲料を欠かさず飲んでいたからなんです。社会性が未熟だったというのも、今となっては想像なんですが、他県から嫁いできた母は、同年代の子供を持つ身近なお友達が、たぶん居なかったんですね。しかも昭和一ケタ生まれの内気な人なので、積極的に幼稚園の役員になるとか子育てサークルに入るなんて、思いもしなかったはずです。当時は祖父母や父の兄弟姉妹も一緒に同居していましたから、精神的に余裕もなかったでしょうしね・・・。
という風に、自分の両親を、今の自分と比べて考えるようになったりするのも大切だと思います。自分がどんな風に子育てしたいのかとか、どんなお母さんになりたいのかと考える時の土台になるでしょう?
旦那さんも日々「お父さん」として育っています。それまで恋人としか見ていなかった人が、子供を一緒に育てる人としての部分が見えて来ます。良い部分も悪い部分もあるでしょうし、嬉しく思う事もがっかりする事もあるでしょう。でも自分と同じで急にお父さんにはなれないと思うんです。相手にばかり要求しないで「一緒に」という気持ちで行きましょうよ。
という訳で、彼女は日々めまぐるしく変化して行きます。「あんな人じゃなかったのに」とか「こんなミスするなんて」とか「理由もなく突然休む」等々色んな事が起きるかも知れません。でも、赤ちゃんが居るんですもの、仕方ないと思ってあげて下さい。彼女は、往生するまでの長い時間、休みもなく代わる人もいない「親」という存在になる為に、足を突っ込んだばかりです、大目に見てあげて下さい。いつか貴方にも、そんな時がくるかもしれないじゃないですか。
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以上、あたりきな事を書いてみましたが、見聞きして来た色んな事情を抱えた妊婦さんのお話は、要望があれば書きます(笑)いやまったく「母は強し」と言われるのは、こんな修羅場をくぐるからだと思った出来事や、しんどいと思う出来事があれこれあるんですが、怖がらせてしまうと何ですからね。
やっぱり赤ちゃんが生まれるのは、何よりも幸せな出来事だと思います。どうぞご無事に十月十日過ごされて、母子共に元気な出産を迎えられますように!
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1.お腹の赤ちゃんが日々育つように、彼女もお母さんとして日々育っていきます。
一人目の場合「こうなったらこうなる」というマニュアルが書かれた本や雑誌を、必死で読まれると思うんですが、それはそれ。自分があてはまらない事に多々ぶつかります。当然なんです、当然なんですが、当人は不安で怖くて堪らなくなります。新採で働き始めた頃や、新入生で授業が始まったばかりの頃と同じです。
彼女は、ほぼ10ヶ月かかって妊婦さんはどんなもんかという事を学んで行きます。妊娠初期は、まったくの初心者です。どうぞ、暖かい目で見守ってあげて下さい。
2.妊娠初期で「つわり」が酷い人もいれば、けろりんとしている人もいます。
一人身で我慢出来た事でも、今度は赤ちゃんと自分の二人に影響します。気持ちは頑張れても身体の方が正直で、具合が悪くなってから「あァ自分はこんなに無理していたんだ」とびっくりする事があります。これも人それぞれなんですが、安定期に入ると、俄然食欲が旺盛になる場合もありますし、へんてこりんなモノが食べたくなったりします。その兼ね合いが付くまで、助けてあげて下さい。
*漫画「美味しんぼ」の中で、主人公の奥さんがおめでたの頃のお話を読まれた事ないですか?前後して、職場の女性やなにかもおめでた続出するんですが、つわりで食事が出来ない人の為のお話や周囲の気配りなど、読まれると参考になりますよ。
*ちなみに「つわりが酷い人は安産で、つわりが軽い人は難産」と言われています。私は後者で大難産!三人生んでそれぞれ違う人も居れば、初産で安産な人も二人生んでもやっぱり難産な人もおります。
3.彼女は、旦那さんや義理のご両親との関係、自分の両親や兄弟との関係、そして自分自身を見つめ直しています。
妊娠をきっかけに、新しい関係が生まれます。両親と、それまで話した事もなかった自分が生まれた時の事や兄弟の反応を聞いたり、母子手帳をみせて貰ったり。同居している、いないに関わらず、その土地のしきたりやなんかを義理のご両親と話したりもするでしょう(ちなみに私は、腹帯を神社でお払いして貰って安産を願うというのをホントにするとは思っていませんでした・笑)お祝いやお返し、産着の準備など、新しく知る事も沢山あると思います。それで良い方へ関係が進めば願ったりです。(逆の場合もあるんですが)
よく「親になって初めて親のありがたみが判る」と言いますが、まったくです。でも、やっぱり逆もあるんですよ(笑)
以前にも書きましたが、私が虫歯で苦労したのは、小さい頃から小学校の頃まで、両親がさっぱり歯磨きをしつけなかったのと、夕飯に炭酸飲料を欠かさず飲んでいたからなんです。社会性が未熟だったというのも、今となっては想像なんですが、他県から嫁いできた母は、同年代の子供を持つ身近なお友達が、たぶん居なかったんですね。しかも昭和一ケタ生まれの内気な人なので、積極的に幼稚園の役員になるとか子育てサークルに入るなんて、思いもしなかったはずです。当時は祖父母や父の兄弟姉妹も一緒に同居していましたから、精神的に余裕もなかったでしょうしね・・・。
という風に、自分の両親を、今の自分と比べて考えるようになったりするのも大切だと思います。自分がどんな風に子育てしたいのかとか、どんなお母さんになりたいのかと考える時の土台になるでしょう?
旦那さんも日々「お父さん」として育っています。それまで恋人としか見ていなかった人が、子供を一緒に育てる人としての部分が見えて来ます。良い部分も悪い部分もあるでしょうし、嬉しく思う事もがっかりする事もあるでしょう。でも自分と同じで急にお父さんにはなれないと思うんです。相手にばかり要求しないで「一緒に」という気持ちで行きましょうよ。
という訳で、彼女は日々めまぐるしく変化して行きます。「あんな人じゃなかったのに」とか「こんなミスするなんて」とか「理由もなく突然休む」等々色んな事が起きるかも知れません。でも、赤ちゃんが居るんですもの、仕方ないと思ってあげて下さい。彼女は、往生するまでの長い時間、休みもなく代わる人もいない「親」という存在になる為に、足を突っ込んだばかりです、大目に見てあげて下さい。いつか貴方にも、そんな時がくるかもしれないじゃないですか。
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以上、あたりきな事を書いてみましたが、見聞きして来た色んな事情を抱えた妊婦さんのお話は、要望があれば書きます(笑)いやまったく「母は強し」と言われるのは、こんな修羅場をくぐるからだと思った出来事や、しんどいと思う出来事があれこれあるんですが、怖がらせてしまうと何ですからね。
やっぱり赤ちゃんが生まれるのは、何よりも幸せな出来事だと思います。どうぞご無事に十月十日過ごされて、母子共に元気な出産を迎えられますように!