Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 「苦渋…」妊婦死産 搬送の救急隊員語る
この記事の方は、結果として病院に着くまでに一時間かかって切迫流産されてしまったようですが、その一時間の間にどれだけ恐かったんだろうとお気の毒に思います。
私は次男を妊娠中に切迫流産気味になって、一週間点滴を受け続けて持ち直した経験があります。
仕事もしていたし長男も居たし、てんわやんやになったのですが、入院する際に痛みも何もなくて自分で車を運転して病院へ行ったので、皆に呆れられたものでした。でも、よく考えれば幸運だったのですよね。私は古いたちなので、”歩いて通える距離”というのが産婦人科を選ぶ第一条件で、歩いても20分くらいの場所に、かかりつけの産婦人科があったんです。
今は、そう望んでも”産科医さん”が本当に少なくなってしまって、遠い場所へ通っておいでの妊婦さんが多いでしょう。状態にもよりますが、激しい痛みや出血があれば、やはり救急車を呼ぶしかないと思います。
自分だけなら痛みや出血があっても我慢する時があります。でも「自分の体の中にある命」に危険が伴う妊婦さんなら、どんな些細な事でも不安だし、恐いし、大事を取って病院で診てもらいたいと思うはずです。そんな時に、どこへも受け入れて貰えなかったら、あるいは何時間も待たされたら、どれだけ辛いか想像出来ますよね。例え大事に至らなくとも、その不安定な気持ちは赤ちゃんにも伝わっていくんですよ。それがどんな結果に繋がるかは、予想出来ないんです。
行政には、何よりも産婦人科医さんを増やして欲しいし、リスクを恐がって辞めて行く方を引き止める方法を、早く実施して欲しいと切に願います。
入院して点滴を受けている間、ずっと”こうなった理由”を考えていました。
痛みを我慢していた訳じゃないし、長男に困らされた訳じゃない・・・ずーっと色々考えて、自分が”こうなるまで疲れていた事”に思い当って驚いて、それを受け入れる事にしました。仕事への意欲が、もう自分の子供へ向ける愛情よりも劣って来た事。主人との小さいすれ違い。長男の扱いの、義父母と私の考え方の違いの軋轢。具合が悪くて不安定で、充分に長男をかまってやれていないという罪悪感。そんなモノが積み重なって、自分では大丈夫だと思っていたのに、体が先に音を上げたんですね。あるいは、お腹の中の次男が危機を教えてくれたのかも・・・と今は思っています。”お母さんとお腹の赤ちゃんとの繋がり”は、人間の持つ不思議の最たるものだと思います。
ちなみにその後、出産し退院して一週間後の乳児検診の時から、自分で車を運転して行くという、相変わらずの学習能力の無さから体の治りが遅くなってしまい、一ヵ月後にはまた病院のやっかいになったりして、ほとほと気持ちでどう思おうと、体は正直だという事を身に沁みて理解しました(笑)
この記事の方は、結果として病院に着くまでに一時間かかって切迫流産されてしまったようですが、その一時間の間にどれだけ恐かったんだろうとお気の毒に思います。
私は次男を妊娠中に切迫流産気味になって、一週間点滴を受け続けて持ち直した経験があります。
仕事もしていたし長男も居たし、てんわやんやになったのですが、入院する際に痛みも何もなくて自分で車を運転して病院へ行ったので、皆に呆れられたものでした。でも、よく考えれば幸運だったのですよね。私は古いたちなので、”歩いて通える距離”というのが産婦人科を選ぶ第一条件で、歩いても20分くらいの場所に、かかりつけの産婦人科があったんです。
今は、そう望んでも”産科医さん”が本当に少なくなってしまって、遠い場所へ通っておいでの妊婦さんが多いでしょう。状態にもよりますが、激しい痛みや出血があれば、やはり救急車を呼ぶしかないと思います。
自分だけなら痛みや出血があっても我慢する時があります。でも「自分の体の中にある命」に危険が伴う妊婦さんなら、どんな些細な事でも不安だし、恐いし、大事を取って病院で診てもらいたいと思うはずです。そんな時に、どこへも受け入れて貰えなかったら、あるいは何時間も待たされたら、どれだけ辛いか想像出来ますよね。例え大事に至らなくとも、その不安定な気持ちは赤ちゃんにも伝わっていくんですよ。それがどんな結果に繋がるかは、予想出来ないんです。
行政には、何よりも産婦人科医さんを増やして欲しいし、リスクを恐がって辞めて行く方を引き止める方法を、早く実施して欲しいと切に願います。
入院して点滴を受けている間、ずっと”こうなった理由”を考えていました。
痛みを我慢していた訳じゃないし、長男に困らされた訳じゃない・・・ずーっと色々考えて、自分が”こうなるまで疲れていた事”に思い当って驚いて、それを受け入れる事にしました。仕事への意欲が、もう自分の子供へ向ける愛情よりも劣って来た事。主人との小さいすれ違い。長男の扱いの、義父母と私の考え方の違いの軋轢。具合が悪くて不安定で、充分に長男をかまってやれていないという罪悪感。そんなモノが積み重なって、自分では大丈夫だと思っていたのに、体が先に音を上げたんですね。あるいは、お腹の中の次男が危機を教えてくれたのかも・・・と今は思っています。”お母さんとお腹の赤ちゃんとの繋がり”は、人間の持つ不思議の最たるものだと思います。
ちなみにその後、出産し退院して一週間後の乳児検診の時から、自分で車を運転して行くという、相変わらずの学習能力の無さから体の治りが遅くなってしまい、一ヵ月後にはまた病院のやっかいになったりして、ほとほと気持ちでどう思おうと、体は正直だという事を身に沁みて理解しました(笑)