What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「いただいた しえんぶっしの ランドセル なつやすみです いつもありがとう」

2013年01月24日 11時13分39秒 | 日常
 第8回 しきなみ子供短歌コンクール」で特選に選ばれた、北村小一年生の遠藤 則晴君の歌。

 「いただいた しえんぶっしの ランドセル なつやすみです いつもありがとう」

☆河北新報より引用

 遠藤君は、東日本大震災の支援物資としてプレゼントされた文房具一式と新品のランドセルを背負い、元気に登校している。「ありがとうの感謝の気持ちを伝えたかった」といい、特選の知らせには「最初先生に聞いた時、びっくりしたけど嬉しかった」と笑顔を見せていた。


佳作だったけど、東浜小一年生の阿部 莉莉さんの歌もとても好いです。

 「海を見て もう大丈夫?およげるの? みんなで泳ぐ 家の前の海」

いまでも、自分の家に帰れない、目の前の海に入れない、採った魚や貝を食べれない、そういう哀しさ辛さを抱えている人たちにも、この子のようにあたりまえの幸せを感じられる日がきっとくると、励まされる歌です。
コメント (2)
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「大惨事」は、我が家だけじゃなかった。

2013年01月24日 09時49分01秒 | 日常
 我が家の「大惨事」ですが、あれから被害はありませんし、例の「見えない場所にあるだろう、たぶん死んだやつの臭い」も随分ましになりました。でも雨や雪が降って、地面が湿ると臭いが強くなるんで、憂鬱は続いています。

やっぱり粘着シートを選択するべきだった。

うちでの分析では、寒さが厳しくなったから家に出たんじゃないかと言っていたんですが、記事を読むとそうでもないのか?とがっかりしました。この問題を取り上げていた地元のTVニュースで映像を観たんですが、粘着シートにねっぱっていたのは、ちっさいやつなんです。私は一度も実物には遭遇しなかったのですが、出入口にしていたであろう壁の穴のサイズから想像すると、やっぱりちっさいやつみたいでした。とすると、大昔に物置で死んでいた、私の足のサイズくらいの茶色いやつとは、違う種類なんですよ。どこかから、流れ流れて来たんでしょうねぇ。


★「河北新報 / ネズミ急増、仮設荒らす 被災者新たなストレス 山元」
( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130124-00000003-khks-l04 )より引用

 東日本大震災の津波で町面積の約4割が浸水した宮城県山元町で、昨年秋からネズミが多数出没している。仮設住宅の住民からは「天井裏を走り回ってうるさい」「電気コードをかじられた」といった苦情が町などに寄せられている。今のところ原因は不明で、町の対策は注意喚起や駆除用粘着シートの配布にとどまる。町民は「今は寒さでおとなしいが、春にはさらに増殖するのでは」と心配している。

ネズミが急増した原因は、はっきりとは分かっていない。町民の間では「震災がれきの山で繁殖したネズミが、がれき撤去に伴い、民家に流入しているのではないか」(坂野住職)と指摘する声が多い。これに対し、町は「農地の除塩作業で掘り返された土から出てきた可能性がある」(町民生活課)との見方だ。町は広報などで食べ物の管理の徹底や侵入経路をふさぐなどの対策を呼び掛ける一方、仮設住宅の約1000戸に粘着シートを配布した。

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「付録ガンダムトランプ」 私も持ってます(汗)

2013年01月24日 09時32分46秒 | アニメ
 ごめん、私も持ってます(汗)箱の底に「Animage‘85 4月号ふろく」ってあります・・・28年前だわ。

カミーユが居るし、ファーストのみんなが大人になってるから『Z』が放映された時の付録なんだよね~。実家の「雑貨いれもの」の中身を、そのまま箱に詰めてこっちに持ってきたので、当時のアニメの付録やらなんやら(雑誌の切り抜きとか下敷きとかレターセットとか)が底に沈んでます(苦笑)



★「アルファルファモザイク / 【画像】懐かしすぎワロタwwwww昔の雑誌の「付録ガンダムトランプ」」
( http://alfalfalfa.com/archives/6217483.html#top )

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デイヴィッド・ゴードン 『二流小説家』 日本で映画化。

2013年01月24日 09時27分02秒 | 
 これはちょっと意外というか、実力派の上川さんが主演されるのは全然なんとも思わないんですが、日本で製作されるとは思いませんでした。アメリカが舞台の原作を、日本の常識にOK!にするには、ヤバイ部分をだいぶ削ぎ落とすんだろうな~と思うんですが、そのアレンジが悪い方向へいかないように願うばかりです。特に後半のクライマックスへむかうあたり・・・どうするんだろうか?

上川隆也、映画初主演!海外ミステリー初の三冠「二流小説家」が待望の映画化(クランクイン!) - goo ニュースより引用

 ドラマ「功名が辻」や「遺留捜査」などで知られる実力派俳優・上川隆也の映画初主演が決定した。主演する作品は「このミステリーがすごい!」2012年版海外編(宝島社)第1位、「ミステリーベスト10」2011年海外部門(週刊文春)第1位、「ミステリが読みたい!」2012年版海外編(早川書房)第1位など、史上初の三冠を達成したデイヴィッド・ゴードン原作のベストセラーミステリー「二流小説家(原題「The Serialist」)」の映画版。

上川隆也が演じる役は二流の連載小説家・赤羽一兵。ある日、12年前に凶悪な連続殺人を起こし、死刑囚として刑務所で刑の執行を待つ呉井大悟から“ある取引”が持ち掛けられる――「暴露本を出版する権利と引き換えに、俺のためだけに官能小説を書け」。全く接点の無かった2人だったが、エロ本の連載を細々と続ける売れない小説家・赤羽はその取引に応じることになる。その後、赤羽は12年前の連続殺人事件と同様の手口にかかった死体を見つけたことで、警察に容疑者として追われながら犯人を追うことに…。

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☆私が「二流小説家」を読んだときの感想
(2011年9月27日「あさのあつこのマンガ大好き!」ほか)

○ デイヴィッド・ゴードン 『二流小説家』(早川書房)

 海外翻訳作品の紹介するコーナーの、書籍でもネットでも絶賛されていたので、読みたかった一冊。なるほどな面白さでした。「主人公が作家」で、ごく普通の(しかも冴えない!)男性という設定が、まず巧い。作中に登場する二流小説たちも、犯人の思惑も上手くて、繰り返し読まされます。登場する女性達の、個性豊かで輝いている(違う意味でも)こと!一冊で、何冊分も読んだ気がする濃厚さでした。

このお話、随所に名文があるのですが、なかでも心に響いた一文。(本文P449より引用)

>きみがどうかは知らないが、ぼくは推理小説が結末に近づくのが嫌いだ。

>推理小説を書くにあたっていちばん厄介なのは、虚構の世界が現実ほどの謎に満ちてはいないという点にある。人生は文学がさしだした形式を打ち破る。

>真の不安と危機感とは、次に何が起こるかをいっさい知らないことから、先の見えない”いま”を生きているからこそ生じるものなのだ。

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私は小説が「終わる」から好きです。現実は「終わらない」でしょう?だから、繰り返し「終わり」を読んで、「終わらない」毎日の励みにします。主人公たちの行く末がどんなに困難でも、苦しみが続くだろうとも小説は「終わる」。私もそうだと好いなと願って、私は小説を読みます。  

『骨』も『二流作家』も、暴力や困難に晒された人間が、その後どうやって折り合いをつけていくか、それが深く描かれていて、今の私には癒しになりました。
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