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毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

図書館で借りた本

2008年09月18日 09時57分36秒 | 図書館で借りた本
  半年前に発行された本の感想かよ~と思われた方はすみません。図書館で本を借りて読むってのは、流行に関係ないってことでよろしく(笑)

○「妖怪変化 京極堂トリビュート」(講談社)

扉絵 石黒亜矢子「京極堂 中禅寺秋彦」
    小畑健 「榎木津礼二郎」

あさのあつこ 「鬼娘」
西尾維新 「そっくり」
原田眞人 『「魍魎の匣」変化抄。』
牧野修 「朦朧記録」
柳家喬太郎「粗忽の死神」

フジワラ ヨウコウ「或ル挿絵画家ノ所有スル魍魎ノ函」
松苗あけみ 「薔薇十字猫探偵社」
諸星大二郎 「百鬼夜行イン」

 しかし面白かったです。特に牧野さんのお話は圧巻でした。私は牧野さんの作品がゲログロ過ぎて読まないだけで、その筆力は素晴らしいと思ってます。なので、今作もやはり他の作家さんを圧倒する構想に大満足でした。

虹捜索では、主要キャラ三人の死亡ネタは結構ありますが、こうやって公に発表された作品で、思い切っちゃうのは凄いなと思います。たぶん本編でも読めないでしょうね(笑)三人の関係が味わい深くてニヤリとさせられる部分があり、牧野さんの京極堂シリーズの思い入れを感じられて、同好の志の作品を読んだー!という気持ちになります。

○「桜庭一樹読書日記 少年になり本を買うのだ」(東京創元社)

 web公開していたものが本になったんですが、なんだかとても読み辛い・・・単に横書きが縦書きになったからでしょうか?

たぶん私と年齢が近いのだろうなァという桜庭さん(恩田陸さんも同じくらいなはず)の既読本ラインナップを見ていて、でも私より桜庭さんの方が遥かにハイソだ!と思いました(笑)きっと*「今日の早川さん」(早川書房)みたいな会話を日常べらべらしているんだろうなァ。

ここで引き合いに出される小説や漫画を読んでみようと思っても、いまだと探すのが大変だろうなという作品があって、本を読んだ記憶って無形の財産だなと思います。

*webで読める「今日の早川さん」( http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/ )

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