SEE IT! OR LIVE TO REGRET IT.
↑はマシュースワンレイクのThe Independent紙の評でキャッチコピーにもなってるものですが、舞台好き人間には究極の殺し文句ですよね・・・・・。
ありふれた定型文句に聞こえないのよ、舞台好きには・・・。
そして我慢など到底できずにポチっちゃうのよ・・・。
時には期待外れなものももちろんあるけれど。
時には「観なかったら一生後悔するところだった(>_<)!神様ありがとう!」なものもあったりするから、もうね・・・・・お金がね・・・・・・・・・・・。
最初から良し悪しがわかっていたら、もっと節約できるのになぁ。自分で観るまでわからないからなぁ、こればかりは。。
さて、話は変わりまして、今月の歌舞伎美人の勘九郎のインタビュー(伊勢音頭について)。
――お父様の教えで印象に残ることをお教えください。
たとえば今回の貢なら、「あまり神経質にならないほうがいいよ」と言われると思います。貢は、受けの役なので、神経質になりがちです。「歌舞伎なんだから、もうちょっとオブラートに包んで」と助言されただろうと思います。ですから、そこに気を付けながら勤めたいと思います。
父は歌舞伎の場合は、「役が6割の役者4割ぐらいで演じたほうがいい」と言っていました。「勘太郎が出てきましたというように、ぱっとやったほうがいいんだよ」とよく注意されました。僕はどちらかというと、役のことを考え、その役になりきろうとするタイプの役者です。そうではない部分を出したほうがいいということですね。
「役が6割、役者が4割」、歌舞伎の魅力ってまさにそういうところにありますねぇ。
個人的には「役が7割、役者が3割」くらいの方が好みですけど、いずれにしても現代劇のように「役が10割、役者が0割(あるいは9割、1割)」が理想でないことは確かですよね。
この役者部分が4割も占めることに抵抗がある人は、歌舞伎は×なのでしょうねぇ。漱石などはそういうタイプ笑。
そういう人は多分大向うも苦手だろうなぁ。せっかく話が盛り上がって感情移入しかけてるところで現実に引き戻されるわけですから^^;
好きな人にはたまらないのですけどね。
うー、玉さまの万野観たいなぁ。夜の部の鰯売も観たいよぉ。