シューベルトのソナタを録音していないんですね。即興曲はありますけど。
ツィメさんにはツィメさんのこだわりがあるのだとは思うけれど、あの20番と21番を形として残さないのは人類の損失だと思うなぁ。もちろん生演奏で聴くのが一番としても。
ところで人類の損失とか書いておきながらなんですが(いや、ツィメさんのは本気でそう思っておりますが)、昨年秋のロンドン響来日をきっかけにクラシック音楽にはまっているワタクシですが、今もって全く慣れないモノがあるのです。
それは、クラシックの演奏会に付けられる大仰な宣伝コピー。。。
あれ、、、ダサくないですか・・・?
どうしてあんなに大袈裟で陳腐なのでしょう。。。
「究極の〇〇!」とか「怒涛の〇〇!」とか「世界を震撼させる驚愕の響き!」とか「奇跡の〇〇!」とか、あるいは読むのが恥ずかしくなるようなクサすぎるコピーだったり。。
これ、悲恋映画の「世界が号泣!」と同じレベルの日本語センスだと思うのよね。。
そして私が驚愕するかどうかは主催側が決めることじゃないし、そもそもまだ演奏聴いてないし(^_^;)、と。
良い演奏なら煽られなくても泣くし。驚愕も震撼も号泣もしなくても、じわじわくる感動もあるし。年に何度もある奇跡ならそれはもう奇跡じゃない気がするし。
前もって大袈裟に感動を強いられるとかえって醒めた気分になってしまうのよね。。。
クラシックファンって男性が多いですけど、そういうのも関係あるのかなぁ。海外ではどうなのだろうか。
これならいっそシンプルにコピーなしの方が洗練されてて素敵な気がするのですけど。すべては演奏で勝負、なんて最高にクールじゃないの。
さて、来月からは再び歌舞伎&バレエワールドへ。
吉右衛門さん&菊ちゃんの籠釣瓶!ハンブルクバレエの真夏の夜の夢!
その前に今週末からロパ様の映画~~~
・・・のつもりが2月のバレンボイム×ベルリン国立歌劇場管弦楽団のチケットを思わず買ってしまった
昨年のロンドン響のブルックナーの感動がどうしても忘れられず。。
しかし最安席とはいえチケット代、高すぎだわ。。