風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

アムステルダム1日目

2018-09-12 00:47:29 | 旅・散歩

すっかり季節は秋になってしまいましたが、夏の旅行記の続きを。



4時過ぎに起床。ねむい。。。
飛行機は7:20発でシェンゲン内の移動だけど、やっぱり2時間前には行っておいた方がいいよね。


短い間ですがお世話になりました~


ホテルから空港までは徒歩10秒なので、5時過ぎには空港に到着。
ポーランド航空のカウンターには既に行列が。
保安検査もちっとも列が進まないし、2時間前で全然早すぎではなかった。


一国の空の玄関口とは思えぬ非常にコンパクトなワルシャワ・ショパン国際空港。エンターテインメントな楽しみは皆無だけど、利用しやすいサイズの空港でした。
保安検査後の売店で、Tシャツやらwawelの袋詰めチョコレートやら買い残しのお土産を購入し、ズロチを使い切る。帰りにまたワルシャワを経由するので、チョコレートが美味しかったらそのときに買い足そう♪と思っていたのに・・・・・よもやこの空港に再び戻ることはないとはこのときは露知らず。


30分ほどの遅延で、離陸。アムステルダムまでは2時間15分のフライトです
機内で配られたのは、ポーランドの国民的お菓子プリンスポロ。チョコレートのウエハースだけど、これが美味しい♪ポーランドはチョコレートが本当に美味しくて、プラムが丸ごとチョココーティングされたものや、砕いたナッツが練り込まれたものや、どれも絶品でした。帰りに買い足したかったのになぁ・・・。

ポーランド航空の機内は相変わらずで、キャビンアテンダントの制服がぼろぼろに破れていたり(でも笑顔が可愛らしい女の子だった^^)、プレミアムエコノミーとの仕切りのカーテンが壊れてたり、前の座席の背もたれのバッグに飴のようなのがベッタリついてたり。スキポール空港に着いて、煌びやかに整然と物が溢れかえっている様子がひどく新鮮で、西側だ!と感じてしまった。でもポーランドという国の素朴さも好きですけどね



というわけで写真は一気にアムステルダムに。
空港では強い雨だったけど、バスで市内に向かう間にやんでくれました。
写真は、宿の裏手の道。アムステルダムの滞在目的はコンセルトヘボウなので、宿もミュージアムクォーターにとりました。


家族経営の小さなホテル。tripadvisorの評価が高かったのでここにしたのだけど、とてもいい宿だった。宿泊費が異常に高いアムステルダムの中では良心的だし、部屋も清潔で、朝食も美味しく、なによりスタッフが素晴らしかった。日本からのメールの質問にすぐに丁寧な返事をくれて、オーナー親子も他のスタッフもとても感じがよく。またアムステルダムに行くことがあったら泊まりたいです。唯一の欠点はエアコンがないことか(クラクフのホテルもなかった)。
建物は1902年築。ちょうど漱石がロンドンにいた頃ですねー。ちなみにコンセルトヘボウは1886年築。

今夜はコンセルトヘボウでのコンサートで、この旅のメインなので、それまではムリをせず近くをお散歩しましょう


ゴッホミュージアムのチケットはオンラインでのみ購入可で、日中の分は殆どソールドアウト。
10年前は、ここもアンネもその場でふらっとチケットを買えたものだったがなあ。


コンセルトヘボウ。ちょうどこの時期に開催されていたHolland Festivalのカラフルな幟がオランダらしくて可愛い

しかし・・・アムステルダムってこんなに人が多くてゴミゴミとした街だったけ
このミュージアムクォーターはまだマシだけど、翌日行った運河の中心地域は汚いと言ってもいいレベルであった。10年前も特に整然とした街ではなかったけど(SEXショップが普通にあったり)、もう少し空気が落ち着いていた気がするのだけどなぁ。この雑然具合、ロンドンよりもひどいのではなかろうか。夏のせいかしら。


I amsterdamのオブジェクトと国立美術館。
ゴッホミュージアムは明日行く予定なので、今日はこちらに入場しましょう。











これらのお部屋、
みんなドールハウスなんですよ~


ね?


夜になるとアリエッティが出てきそうですよね!


ここは図書室も素敵なんです
写真を撮り忘れたので、この写真のみネットから拝借。




つきあたりはオランダの至宝、レンブラントの『夜警』


この絵は10年前にも見てるけど、そのときこの建物は工事中だったので、この場所で見るのは初めて。
閉館近い時間に行ったので割と混むことなく見られましたが、それでもやっぱり美術館の一番人気。






レンブラントの部屋


レンブラント作品の充実度はさすがアムステルダム。
展示数が多いため、夜警以外は人も少なくゆったり見られます。レンブラント好きには至福
レンブラントは夜警よりも他の絵の方が私は好きだな。


















レンブラント部屋その2
閉館間際の美術館のこの静けさが好き。






レンブラントがめっちゃこっちを見ている・・・
しかし写真に撮ると実際の絵の美しさや魅力が全く伝わらず残念


日中は大人気なフェルメールコーナーも(それでもこの程度の混み具合ですが)、


閉館時間が近づくとこのとおり、ゆったり見放題。
この美術館には計4点のフェルメールがあって、中央の絵は来月日本にくる『牛乳を注ぐ女』と『恋文』。


この絵はラピスラズリの青色が鮮やかで美しいので未見の方はぜひ~。








「お前さんも一杯どうだい?
「楽しそうだけど、私は外界に戻らないといけない時間なんで」
「そうかい?残念だねえ。またな~」
最後はフランス・ハルスの陽気なおっちゃんに見送られて、ご機嫌にさよなら~~~




閉館と同時に外に出て~


一旦宿に帰ります。
広場から一本奥に入っただけでこの静けさ。落ち着く。


そしてまた夜警と牛乳を注ぐ女に迎えられるという笑

軽く食事をとって、夜はコンセルトヘボウへGo~
演奏会のことは、既にこちらに書いたとおり。


コンサートが終わり、22時過ぎのミュージアム広場。


まだまだ明るいし人もいるけど、奇声をあげる若者たちがいたり、決して治安が超いい!とは言い難い雰囲気な夜のアムステルダム。
オランダは大麻と売春が合法な国ですしね。


宿のオーナーは「この辺は夜でも全然安全」と言ってましたけど。
一本奥に入ると人も少ないし、コンサートがなかったらやっぱり22時過ぎに女一人で歩くのはあんまりよろしくないように感じたのでありました。


つづく。


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