理由
2007-10-14 | えび
今日は少し真面目な話。これからの方向性についてだが、ここまで“エビ”というアクアが確立した今日、個人的なコダワリなども必要なのだがそんなチッポケな事ではなくエビ全体の品質の向上を目的とした中での行動が必要となっている。品質・・・それは色々な意味を持つがあえて今日は説明をしない。
少し話は反れるが私は今、2人のブリーダーとの交流を大切にしている。それは、僕も実際の飼育してるえびや考え方などで信頼できるメンバーと言える。ここで勘違いして欲しくないのが、この僕を含め3人が安易な“仲良しこよし”の集まりではない事を伝えたい。それはこの文章では説明しきれないが今後の僕らを見て頂ければ理解してもらえると思う。ご存知だと思うが2人共、極上のエビを飼育・選別し今や本舗を超える実力の持ち主である。トップブリーダーに愛想振りまき着いて来るヤカラとは違うのでね^^(あ、偉そうに!所詮、本舗!って思った?それは言わないでよ^^)
この反れた話は最初に書いた事ととても関連性がある問題なのだ。僕一人では解決できない、しかも中途半端なメンバーでは意味が無い。来週にも3人集まり、これからの方向性や公開法などを検討し説明していくつもりである。
さて、話のついでに“血統”について。
3人のメンバーの一人でもある“博多エビ”の菊ちゃん。ここも知る人ぞ知る本舗血統である。しかし、一緒ではない。
例えば、本舗血統が欲しい人が、そのコダワリが好きで入手したいとする。そこでタイミングよく博多エビが出品し「あ、本舗血統だから落札しよう」と購入。それは何えび??
答えは“博多えび”でしょ!
そもそも、“本舗血統”という言葉自体がおかしいのだよ。それは僕の責任だよ^^菊ちゃんの責任でもある。僕は今までオリジナリティーを出す為に“血統”などと能書きを言ってきた。それが強すぎたが為の現在である。厳しく言うと菊ちゃんも遠まわしだが“本舗”をにじませながらのブリードで甘んじており“博多えびブランド”を強調せずに来た様に感じる。今は博多えびも独自の品質で愛好者が急激に増えている。何が言いたい?
それは、博多えびと本舗は違うえびである。えびの杜もそうである。今思えば、「本舗」と「杜」での“本舗血統”を公表がキッカケかも知れない。僕の安易な考えが現在の混乱でもある。もちろん「杜」のスタートは「本舗」である。しかし、兄貴と僕のブリーディング法や選別などが違うので数ヶ月すればオリジナルとなる。それは実際に購入された人なら違いを理解できるはず。博多えびも同じことが言える。どちらのエビの良し悪しを言ってるワケじゃないので勘違いしないでね。
数ヶ月前からの“白エビ”騒動でも感じたが、ブリーダー自身が公開しなければいけないであろう事がアヤフヤになってる。突然変異とは、そう容易く出現する物ではないと考えてる僕には現在の混乱は人為的な混乱と思ってる。だから“本舗からは出ませんよ”と言える。しかし、本舗の購入者から出現しても“本舗だけで飼育してる”という確信がないので何とも説明がつかないのだ。まぁ、ここでは100%とは言えません!と書くべきなのだろうか・・・
「本舗」「杜」「博多」全部、個々の良さを持った“違う”えびである事を理解して欲しい。それらを入手し飼育しても飼育者のオリジナルである事を理解して欲しい。なぜ今、そんな説明をするのかは後日、解かって頂けると思います。
話がチグハグだね・・・・これからの方向性は
それぞれ、違うエビだからこそ出来る事があるのです。誰かがやらなければならない事があるのです。僕らはそれらを考慮し取り組んでいます。