【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

「営業紙芝居×顧客LTV最大化」実践講座 
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『上司VS部下』

2013年09月09日 13時44分50秒 | Weblog
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 No1084) 『上司VS部下』
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■ 今も昔も、職場内の人間関係での
  悩みは多いようです。

  私に寄せられる相談の中に、
  上司のせいで仕事が手に付かないどころか、
  働く気力すら薄れてしまった人がいます。

  どうも、上司は彼に対して、昇進というニンジンをぶら下げ、
  頑張って達成したのに、ニンジンは与えなかったようです。


■ 私も新卒で入社した会社で、
  似たような事件がありました。
  まあ、もっとひどい話です。

  当時のF社は数字が全てでした。
  数字を達成すると、形ばかりの試験を受けると昇進できました。
  私も、主任、係長と順調に昇進しました。

  係長の次が課長補佐です。
  課長補佐からは幹部という位置づけで、
  総会にも礼服での参加が義務付けられていました。

  昇進も3ヶ月の数字ではなく、6ヶ月の数字の達成なので、
  結構厳しくなります。


■ 私は係長に昇進し、次の半年で、課長補佐の数字を達成しました。
  その時の支社長が丁度転勤になり、次の支社長はいい加減で、
  昇進の手続きをしないまま2ヶ月ほどでまた転勤しました。
  次の支社長が酷かったです。

  私と同期の人ですが、向こうは中途採用なので、年齢的には
  彼が上でした。
  彼は、課長補佐に昇進したばかりでした。

  私は、数字を達成していたので、昇進の手続きをお願いしました。

  すると、

  「おめでとう!良かったね。」と言って、すぐに手続きをするふりをしました。
  そして、しばらくして、

  「残念ダメだった、もう少し様子を見るということで、あと半年頑張れ!」と
  言われました。

  「そうか、仕方ないな~」と思い、半年頑張りました。

  そして、課長補佐の数字を達成し、再度昇進の手続きをお願いしました。

  「よく頑張ったね~」と言いながら、手続きをするふりをまたしました。

  そして、今度もまたダメでした。


■ さすがに、「おかしいな~」と思い、部長に相談に行きました。
  すると、

  「エッ?昇進の稟議なんてあがってないよ。」

  なんと、支社長が握りつぶしていたのです!!
  同期の人間が、自分と同じ役職になるのが嫌だったようで、
  手続きをするふりをして実際には手続きしないで、
  私に嘘をついていたようです。

  今なら上司にも、部長にも噛み付いて、昇進を認めさせますが、
  当時の私はそれができませんでした。

  1人で「すねていました」!

  実は、部長に掛け合ったのも私ではなく、もう一人昇進が認められなかった人でした。
  私より年下で後輩でしたが、「おかしい!」と言って、掛け合ってくれました。

  僕は、こういうことは苦手でした。
  1人でくさってしまいました。


■ それから、その会社を退社するまでの3年間は、半分遊んでいました。
  真剣に働くのがバカらしくなっていました。
  支社長のいうことは完全に無視していました。
  ただ、責任数字だけはやっていました。

  係長の予算は完璧にやっていました。

  まあ、評価は低かったです!
  いうことを聞かない部下で、好き勝手やっていました。

  徐々に、居場所もなくなってきましたが、
  課員たちは、私がまとめ上げていたので、
  裏番みたいな存在でした。

  麻雀ばっかりやっていました。


■ 今思うと、なぜ?支社長と話し合ったり、部長に相談したりしなかったのか?
  不思議でなりません。

  あんなに好きな会社だったのに、たったそんなことで嫌いになるなんて、
  勿体無いです。

  しかも、腐って働くのって、非常に馬鹿げたことです。
  自分の為にもならないし、周りにもいい影響はまるで与えません。
  にもかかわらず、僕は腐ってしまった!

  営業人生の中で、この3年が非常に勿体無いです。
  適当にやって、適当に契約取っていたのが、
  情けなく成って来ます。

  折角、その前の3年間死ぬほど必死で築き上げたものが、
  音を立てて崩れて行った感じでした。
  まあ、3年間の蓄えだけで契約は遊んでいても取れましたが、
  仕事の充実感はまるでなかったです。


■ 結局、僕はこんな状況の自分が嫌で嫌で仕方なく、
  会社を辞めました。
  そして、先輩の会社で、取締役営業課長として、
  また、必死で働きはじめ、やりがいを取り戻しました。

  田舎者の私には、平気で人を騙す人がいることは理解できませんでしたし、
  そのことがわかっても、ウジウジすることしか当時はできませんでした。

  今、思うと非常に情けない話です!
  「やられたらやり返す!倍返しだ!」です。
  間違ったことをしていなければ、上司であろうがなんであろうが、
  いうべきことを言う、ダメなら、その上の上司に掛け合う。
  それでもダメなら、別の会社を探せばいいのです。


■ 25年も昔の話なので、今なら簡単にそういえますが、
  当時は本当に悩みました!

  特に上司との関係は難しいです。
  部下の立場では言い難いです。
  でも、上司になってみると、言ってくれる部下がありがたいです。

  上司とか部下とか言いますが、
  単なる役割です。

  人間の上下ではないのです。

  社長が偉いわけでも、一般社員が格下なわけでもないのです。
  すべては、会社という組織をうまく運営するために、
  役割を振り分けただけなのです。

  人間に上下は無いです!
  大統領も、天皇も、王様もただの人です!
  みなさんの人生の主役は自分自身です。

  それは忘れないで欲しい。

  ただ、我儘でいいという意味ではないです。
  無礼であってはいけません。

  役職や肩書で、威張ったり、変に気をつかったり、
  そんな必要はないということです。





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