【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

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『 中国の変化とビジネス 』

2008年06月27日 23時02分17秒 | Weblog
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 No109 )『 中国の変化とビジネス 』
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 ■ 中国の話題の最後として、今回の訪問で感じた


   中国の変化と今後の中国ビジネスに関して、


   お話ししてみたいと思います。




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■ 目 次:第五話

  【中国の変化とビジネス】

【1】中国の変化
【2】今までのビジネス
【3】今後のビジネス
 ★ ご案内
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【1】中国の変化
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 ■ 今回中国に行った理由の一つに、中国市場の


   変化を確認したいと言う思いが有りました。


   日本の人口が1億2千万人に対して、中国は


   13億人です。


   規模が10倍です!


   市場も10倍ある筈ですが、今までは中国が


   物価が安く、市場として見る事は余りされて
   いなかったです。



 ■ 中国の通貨である元は、中国政府が操作をして


   ドルとの換金率を非常に低く抑えています。


   だから、海外からの投資がしやすく、ドンドン
   外資が中国に進出できるように成っています。


   また、物価も安く抑えられていますので、当然
   給与も安い!


   それによって安価な労働力を求める外資が、
   中国の豊富な労働力を活用できると言うシナリオ
   が存在していた訳です。



 ■ 今年、2008年はオリンピック開催、そして、


   万博が2010年に開かれます。


   私が中国にいる時から、ドンドン物価と紙幣価値は
   上がるだろうと言われていました。


   あれから2年どのようにし行が変化したのか?


   これを自分の目で確かめたかったのです。



 ■ 変わったもの


   洋服の値段が上がっていました。


   昔は、ある程度良いものが、100元しないで買えました。


   ところが、300元近くにまで値上がりしていました。


   同じ店です。


   そして、買う人がたくさん居るのです。


   マンションの値段が上がって来ています。


   これは、口コミでしか聞けませんでしたが、倍近くに
   成っていると言う話でした。


   でも不思議なことに家賃は、上がっていないようです。


   買う値段は上がっても、貸す値段は昔のままのようです。


   何か矛盾を感じますが、そのようです。


   賃金が、上がって来ています。


   何人かに聞きましたが、2年で30%以上は上がっていました。


   徐々に物価が上がって来ているという印象を受けました。



 ■ でも、飲食関係は余り上がっていませんでした。


   店にもよりますが、高い店は値上げをして、安い店は
   変わっていないそんな感じを受けました。


   スーパーで売っている食材も、値上がりはしていますが、


   ビックリするほどの値上げはされていません。


   微妙に上がっていると言う感じです。


   タクシーの値段は、昔と一緒でした。


   他の交通機関も余り値段は変わっていないようです。


   ただ、知り合いの公安が言っていましたが、ガソリンが
   今までは政府が上がらないように抑えていたのが、遂に
   値上げしたので、暴動が起きないように見張っていたと
   言う話をしてくれました。


   日本のガソリンの値段の話をしたら、そんなに値段が
   コロコロ変わったら、中国なら絶対に暴動が起きてるよ!


   日本人は、政府に対して頭に来ないのか?


   と言われて、反省させられました。




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【2】今までのビジネス
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 ■ 中国を活用したビジネスの中心は、“価格の安さ”


   の活用です。


   日本で製品を作れば人件費が高くて、同じ製品でも
   人件費分で喧嘩が高騰してしまいます。


   ところが、中国の単純労働者の賃金は、日本円で
   15,000円~30,000円の間でしょう。


   日本では、アルバイトや派遣社員でも10倍はかか
   ります。


   つまり、日本の2倍の人員を使っても人件費を
   8割カット出来ます。



 ■ ただし、中国人はと言うよりも、日本人が細か過ぎる
   ような感じがしますが、日本人のように繊細な人種は
   世界でも日本だけのような気がします。


   ですから日本製品は、非常に質が高いです。


   それに比べて、中国では、大雑把なので、品質は非常
   に低いです。


   中国で、製品のチェックを専門にされる会社の社長と
   お話しをしたことが有ります。


   日本企業ですが、だいたい日本に輸出する、衣類の
   チェックをすることが多いそうです。


   どの程度不良品が混ざってますか?


   とお聞きしましたら、90%~100%です!


   と真顔で言われていました。


   ビックリですね!!



 ■ つまり、質の確保に金がかかるのですが、そこを


   クリアできたら、安く製品を仕入れて日本で販売できます。


   ユニクロや100円ショップ、通販企業の多くがそのビジネス
   モデルで成功を収めています。


   まあ、物価の差を使うと言う非常に単純なビジネスモデルです。



 ■ 早くから、中国市場を制覇しようと目論んだ企業もあります。


   TOTOとかは、中国でもブランドを築いています。


   大連にもTOTOがあるのですが、ある日本人の会合で、


   ウォッシュレットの開発をしたと言う方に、お会いしました。


   開発の苦労などを話されていました。


   TOTOは高級なお店や、ホテルのトイレではほとんど使われ
   高級ブランドが定着出来ています。


   資生堂もブランドを築きつつあります。


   中国人も愛用者が、徐々に増えて来ているようです。


   ワコールなどもブランドを形成しつつある感じがします。


   自動車では、ホンダが上手く行っているような印象を
   受けます。


   街中で、FITとCR-Vは良く見かけます。


   ただ、フォルクスワーゲンが非常に多いです。タクシー会社
   に提供しているせいか、街中で多く見ます。


   最近は、トヨタも増えて来ました。



 ■ このように、今までの中国ビジネスの基本は、安く製造して


   日本で販売することを成功モデルにして来ました。


   つまりお金を払うのは日本です。日本市場での販売を有利に
   進める為の道具と言う感じです。


   そして、徐々に市場としての中国に目が向けられて来ました。


   成功している企業もあれば、苦戦している企業もあります。




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【3】今後のビジネス
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 ■ みんなが狙っている現実が意外と早く来るかもしれません!


   日本の市場の10倍の市場が、徐々に動き始めた!


   そんな気がします。


   中国にも佐川急便が有ります。


   大連の社長とは、良く一緒にゴルフに行っていました。


   実は中国市場の問題点の一つが流通です。


   日本のように高速道路が完備されていません。


   そして、モラルが低く、商品をどんどん投げて
   積み込みます。


   届いた荷物の段ボールが、どこかが壊れているのが
   普通です。

 
   中の商品は、一部が凹んだり壊れたりが当たり前!


   大連佐川の社長も頭を抱えられていました。


   また、宅配をする考え方が無いのです。


   郵送されたものは、近くの郵便局留めに成って、お客さんが
   取りに行きます。

   
   これから、流通が形成されて行くのでしょう。



 ■ また、企業を登記するのも、地域地域での許認可が必要です。


   全土で一気にと言うのが難しいと言うのも難点です。


   ですが、そんな中で、TVのCMを活用したりして、ドンドン
   沢山の企業が、中国市場を狙っています。


   全世界が狙っているのが中国市場です!



 ■ 皆さんは、中国人の給料が安いから、市場を狙っても
   仕方ないと思ってませんか?


   こんな話をご存知ですか?


   中国の人口の10%は大金持ち。


   と言う話です。


   億万長者が居ると言われています。


   10%かと軽く見てませんか?


   13億人の10%は、1億3千人です!


   日本の人口以上が、億万長者と言うことに成ります。



 ■ この話は、本当かどうかは不明です。


   ですが、中国の成功者は、日本の成功者とレベルが
   違います。


   運転手や家政婦が当たり前にいます。


   マンションや外車をいくつも持っています。


   日本人の発想では、金を儲けても、贅沢は敵だ!


   と言うような感覚が有りますが、中国人はドンドン
   使いますし、ドンドン稼ぎます。



 ■ 上海で、高級ブランドの販売展開が行われたそうです。


   総額数10億円の商品が、2日で完売したそうです!


   恐るべし中国です!!


   金持ちも沢山居ます。


   でも金持ちでなくても、ケンタッキーやマクドナルドは
   いつも満席です。


   彼らの給料からしたら、明らかに高い筈です。


   ではなぜ、そんな商品を彼等は買えるのでしょうか?



 ■ それは、家族が一緒に住む人が多いと言うのと、


   部屋をシェアすると言う考え方にあります。


   生まれ故郷に暮らしていれば、当たり前に、お祖父ちゃん
   お祖母ちゃんそして、両親と一緒に暮らしています。


   食事の時には、親戚も集まって来て一緒に食べます。


   非常に基礎生活にお金をかけません。


   また都会で暮らす人も、部屋を借りる時に、ベットを半分だけ
   借りるとかします。


   後の半分を友達が借りる!って言うような、部屋のシャアや
   ベットのシェアまで当たり前に行います。


   また、高い食品は上がって来たと書きましたが、安いものは
   安いですから、1日50円で生活できます。


   炊事すればもっと安く切り詰められます!


   この基礎生活費の低さが、購買力を支えているのです。


   ですから、マクドナルドやケンタッキーは非常に成功してます。


   また最近、スターバックスも見かけるように成りました。


   価格は日本と変わりませんが、非常に混んでいます!



 ■ あなたは、いつ中国市場に出ますか?


   指をくわえて待っていても始まりません。


   まずは、一度その眼で見てみて下さい。


   日本人観光客の目では無く、経営者の目で見て下さい。


   騙されたと思って、2回は行ってみましょう。


   そうするとノンビリしていられなく成る筈です!


 参考にしてみて下さい!


 明日、明後日は出張でブログはお休みします。


 来週は、営業の話に戻ります。


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