いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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やっぱり「水もの」ですから・・・

2007年03月02日 19時46分08秒 | 政治って?
民主党が候補者選定でゴタゴタしているうちに、浅野氏が出る意向を固めた様子らしい、と。つまらん都知事選になりそうだったが、これで俄然面白くなってまいりました(笑)。

Yahooニュース - 毎日新聞 - 都知事選 浅野氏出馬の意思固める 朝のテレビ番組で表明

誰がどうやって口説き落としたのか知りませんが、「バックアップしましょう」みたいな話でもあったのかもしれませんね(笑)。まさか「竹槍」だけでは戦えないですもんね。

石原都知事側はと言いますと、年初あたりでは保守層のバックアップが確実で、自民党からも「お約束」の支援は決まりきっていたので、当面「敵なし」状態だろうな、と楽観視していたでしょう。反石原勢力の醜聞キャンペーン(笑)にも、せせら笑って無視していたようですし。しかし、どうやら「ひょっとして、浅野氏が来る」のか?という不安に戦き始め、それは強敵、一大事、と石原陣営は色めき立ったことでありましょう。そこで、「何か大衆人気を集める策はないか」と下問したところ、次のような答えが返ってきたのだろうと思いますね(笑)。

勿論ございますとも、それは「金」にござりまする。
大衆に人気が高いのは、分配でございます。即ち、減税にございます。

ってな。
で、浅野氏出るか否か?にぶつけたのが都民税減税のニュースだった、と。

Yahooニュース - 時事通信 - 都民税免除は「一種の福祉」=知事選後に条例改正-石原知事

(記事から一部引用)

同知事は「国から地方への税源移譲に伴い、生活保護基準程度の収入しかない人に新たに税負担が発生するのは気の毒で不公平。現行税制のゆがみを是正する」と語った上で、「国がかなり乱暴な(住民税の)一律にしたので、ずいぶん困る人が出てくる。一種の福祉だ」と目的を述べた。
 石原知事は、都税条例の改正案を知事選後の6月定例都議会に提出する方針も明らかにした。また、今回の措置が都知事選向けの選挙対策ではないかとの質問に対し、「どう解釈されようと結構だが、底辺の人たちが要らざる支出を強いられるのは不公平だ」と述べた。



なるほどニャー(爆)。大変判りやすい反応。石原陣営。隠し球が好きなのね。しかも総額50億円規模程度なので、楽勝水準(都予算では0.1%以下の大きさでしかない)。実際誰が減税対象となっているのか、具体的には知らない都民は多いだろう、という読みもある。

即ち、
「今度、都民税減税なんだってよ」
「えーっ、ホントけい?そいつはいいや」
「石原さんが都知事になれば、って話なんだがねえ」
みたいなもんだ。目を引きやすい部分だけがクローズアップされる。

「都民税減税」
「福祉の一種」

あの石原さんが?「福祉」だって?笑える。彼の口からそういう言葉を聞くとはね。

「現行税制のゆがみを是正」って、自民党はこういう発言をするヤツでも支援を約束するんかいな。所得税と住民税の比率変更にどれ程苦労して決めたのか、もう一度思い出してみてはいかがか(笑)。実際どうだったのか知らないケド。でもねー、歪んでるんだってさ、政府与党が決めた三位一体の改革に伴う、税源移譲は。

確かに住民税額が増加するのだが、その分は所得税が軽減されているので、現実には同じ所得額の人が払う「所得税+住民税」の総額は変わらないように財務省が4段階に区分けして考えていたハズ(ですよね?うろ覚えですけど)。従って、税負担額が増額になっている訳ではないのである。比率が変わったに過ぎないのである。にも関わらず、石原氏は知っていて「国がかなり乱暴な一律にしたので、ずいぶん困る人が出てくる」という強弁をして、自分が”負担の増えた”低所得者たちの減税をしてあげるんだ、という印象付けを行っているのである。それか、「実際には税額が変わらない」ということを知らないで発言しているかのどちらかであろう。


何といいますか、石原陣営の考えそうな姑息さは手に取るように判りますね。だって、本当に非常に判りやすいんですもんね(笑)。指南役に付いてる人間がどんな人なのかは知らないが、「まだまだだね」。しかし、こうした大衆操作が通用してしまう、という部分があることは確かであるので、そういう部分にメディアとかは厳しくツッコめるようにした方がいいですよ。対抗馬の人たちにも期待している。

参考までに、能力とか実際知らないけれども、浅野氏を応援するな、個人的には。元厚生官僚らしいけど(笑、これは関係ないか)。

都知事選というのは、石原氏風な言い回しをするとすれば、「東京都民の民度」がわかろうというものだ(笑)。つまらん「釣りエサ」には引っ掛からないでね。



迷える時代?世の中?

2007年03月02日 17時12分41秒 | 社会全般
フリーター減少は経済動向によるものが効果としては寄与度が大きいのかもしれないですね、やっぱり。

asahicom:フリーター、初めて200万人下回る ニートも減少-暮らし

それと、ニートの方々も2万人減少したそうです。これはどのような要因によるのか、よく検討して頂いた方が宜しいですね。


この記事に関連して、下の方に『下流志向』とか出てたので、辿っていくとランキングに到着。

コレ>asahicom: 2月22日、日販調べ-BOOK

まあ、世の中全部の傾向ではないのかもしれないが、「よくこんな本が売れるな」と思えるものがあることは確かである。こういうのに何か文句を言ってもしょうがない面はある。負け犬の遠吠えっぽいし。別に著者たちを恨んだりしてる訳でもないです。才能の問題というか、煽動力の違いというか、そういった「モノが違う」ということなんだろう。

今でも『国家の品格』とかランキングに入ってるのは、ある意味スゴイな。一体全体誰が買っているのだろうか?(笑)

更にもっと超スゴイのは、『鏡の法則』だわな。以前finalventさんが詳しく書いていた。
finalventの日記 - 追跡「鏡の法則」 こいつらはカルト鴨

当時、私はこういったアヤスイものは知らなかったし、興味もないが、自分の記事のコメント欄に何気なく書いてしまったことがある。「鏡像」、と(判る人には判ると思います。あと、念のため言っておきますが、別に光学異性体に興味がある訳でも、黒田教授の研究とかに関心がある訳でもありません、笑)。こういうのを信奉しているとか思われたらイヤだな、とかちょっと思っていた。私の個人的趣味といいますか、傾向としては、ビジネス本みたいなのや成功・教訓本みたいなのは、まず買ったり読んだりしません。ごく稀に、昔の偉人伝ふうなものは読みますけど。野口英世以外でも(笑)。

ですので、「~~の法則」みたいな本には根本的に興味がないですね。なのに、世の中の人々はこうした「方法本」のようなものに群がる傾向が見られますね。どうしてなのかな、と思いますね。みんな、「成功する為の秘訣は何か、どうすればいいのか」というような、「一発解答」を求め過ぎなのではないでしょうか。そんなの実践してみんなうまくいくなら、誰も苦労はせんよ。それに、本当に重要な法則ならば、誰も安い金で他人には教えたりはしないって(笑)。投資勧誘とか、指南本みたいなのは、その良い例ではないですか。そんなにうまくいく商売とか投資話なら、誰も他人には教えたりしないよ。自分が着々とやるに決まってるでしょ。

普通に考えるとそういうところに行き着きそうなものなのに、何故か『カガ○の法則』のようなわけのわからん、カルトまがい?本が売れていくのですよね。こういうのはとても不健康といいますか不愉快なんですよね。しょうがないんだけど。つまりは、「占い師ブーム」とかで、「実際どうでもいいけど何かの答えを求めたい心理」のようなのと、大変似ているんですよね。誰かに「指し示してもらいたい」ということですかね。トンデモな「霊能おばはん」とか「カウンセラー」とか、ああいうのがもてはやされて蔓延るんですよね。


こんな場末ブログで文句を言っていてもしょうがないんですけど(笑)。