いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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高まる自由民主党の存在感??

2010年04月17日 14時03分21秒 | 政治って?
といっても、日本ではない。
勿論、今の自民党にありえるわけがない(笑)。

イギリスの話である。
日本で流行りの「第三極」という、自由民主党がどうやら勢いがあって躍進しているようなのである。

英 党首討論は第3党に軍配 NHKニュース

記事中では、

『自由民主党のクレッグ党首は「戦後65年間、交代で同じ誤りを繰り返してきた二大政党から離れ、本当の変革を実現する」と訴え、既存の政治を変える意気込みを示しました。テレビ討論直後に行われた世論調査では、クレッグ党首がいちばんよかったと答えた人が51%、キャメロン党首が29%、ブラウン首相が19%と、議会第3党のクレッグ党首が最も高い評価を得て、二大政党のリーダーを抑え、存在感を強めたと受け止められています。』

と述べられています。

 裏山鹿~by 谷垣総裁

ですな。

ブラウン首相の19%というのは、笑えるけど。つーか、ヨソの国のことを言える立場にはないんだけどな>日本(シクシク)

それにしても、大躍進の過半数超え51%とは、クレッグ党首はお見事ですな。
議会制民主主義の大先輩である英国も、大変そうではあります。

鳩山政権が事あるごとに取りあげてきた「エゲレスでは…」という出羽守っぽい大臣が多かったと思うが、今となっては彼らが何というのかうかがってみたいね。自由民主党に変わってもらうとは言わないでしょうけど(笑)。




枝野大臣は、まず与党を仕分けせよ

2010年04月17日 12時06分01秒 | 政治って?
政治家が「このような政策を」と主張する時には、もっと知恵を結集して、準備万端整えてから、こうすべきだ、というようなこと言っているのかと思っていた。だが、日本という国では、どうやらそうではないようだ。多くは、場当たり的な、長期的展望のない、短絡的な意見というものが通用してしまう、ということなのかもしれない。そういうカメレオンみたいな政治であっても、本人たちがそれで当然という認識なのであろう。酷い話である。


民主党がどうこうという以前に、日本の政治の基礎そのものが、あまりに杜撰であるとしか思えなくなった。これは政治の退化といっていい現象なのかもしれない。普通の人であれば、たとえば昨日までは阪神虎キチだったものが、急に巨人命とかに転向することって、あんまりないでしょう?それまでは、散々「いかに阪神は素晴らしいか」ということを力説していたのに、突然ある時から「やっぱり虎キチはダメだ、巨人が一番」とか言い出すのって、どう考えたってヘンではありませんか?

ところが、日本の政治家の少なからずが、まるで熱病のように往ったり来たりするだけで、物事を落ち着いて考えたり議論したりということが、極めて弱くなっているのだ。以前には、「~~審議会の答申」といえば、それなりの重みがあるものであり、専門家が議論を重ね英知と良識に基づいて国の方向性を打ち出すという意義があったように思う(個人的印象に過ぎないのかもしれないが)。現在では、御用学者が跋扈するようになり、都合のよい振付と結論ありきの形式的な権威付け機関へと成り下がり、アリバイ作りと既存権力構造の追認装置としての役割しか果たせなくなってしまった。

これは、参議院の議論でも似たような傾向が見られる。参院が否決するというのは滅多になかったが故に重みのあったものであり、裁判でいえば「上級審から差し戻し」みたいに、「もっと議論を尽くしなさい」という部分はあったろう。
今の日本の国会には、既に格式というようなものは存在しない。以前には残されていた「紳士的ルール」というものが完全に崩壊し、「禁じ手」のような心理的障壁もなくなってしまったようなものだ。何でもアリ、ということである。文章(具体的には法律)に書いてない、ということで、平たくいえば「条文に書いてなけば、何をやってもいい」というような、安易な場になってしまったのだ。本音を言えば「勝てばいい、勝つ為なら何をやってもいい」という、荒んだ心性が現れる場になってしまったということだ。そこには、政治的な良心なぞ存在しない。

勝つためなら、昨日まで阪神の良さを散々喧伝していた人間が、今日になったら突如巨人が一番と言い募る人間に変わっても平然としている、ということである。そんな政治家をどうやって信じることができるのか?


さて、本題に戻ろう。
枝野大臣は、以前には何と言っていたか?
郵政職員を8万人リストラしろ、と言っていたわけですよ。もうお忘れですか?
民主党もリストラ推進派へ

国家公務員の新規採用を半分にしろ、というのも枝野議員の念願だったわけですね。わかります。
今の日本郵政の問題については、どう考えるのかきちんとケジメというものをつけるべきなのではありませんか?たったの4、5年くらいで、こんなに豹変できるものなんですか?(笑)こういう時だけ、都合よく「君子豹変」なんて言い出すのかもしれませんがね。


じゃあ、菅財務大臣は、何と言っていたか?
郵貯と簡保をなくす、と言っていたでしょう。それも覚えていられないほどなんでしょうか?まるで、少し前の自分の発言を忘れる鳩山総理みたいですね。
参院採決は否決(解散閣議決定だ!)

しかも上限は「300万円」ですよ?その掛け声は、どこにいった? 
それなのに、何で今になって「倍額の2000万円に」とか言い出すわけ?

当時の岡田代表だって、上限を引き下げと言っていましたよね?
民主党の郵政改革プラン

直ちに700万円に引き下げという意見はどうなったんですか?


これが、でたらめ政治、場当たり政権の実態だ。
民主党の政策には、しっかりと考えられた形跡のないものが非常に多いのである。それは議論がないからだ。厳しい反対意見や批判に、全て目を瞑って知らないふりをするからだ。全然違う反論―たとえば自民党が悪い、悪い政治家がいた、官業との癒着がある等―だけに終始してしまうからだ。

だから、政策がよくなる、何かが改善される、といったことがないのである。

そうして、突拍子もないことを言い出したり、手のひらをコロッと返したり、両極端に豹変したりと、支離滅裂な政治状況を生み出すということになるわけである。

因みに、以前舛添さんは、確か次のように言っていた。
「民主党政権の大臣の方が優秀なので、欲しい人が多い」
自民党議員の閣僚候補よりも、人材の揃っている民主党が羨ましい、ということなのだそうですよ。そういう政治家を揃えていながらにして、この有様、この体たらくということは、絶望あるのみ、ということになるのですよ。