最近話題の事業仕分けですけれども、自分がブログを書き始めた頃の原点に戻ってきているように思う。
04年11月>介護保険の厚労省案
ちょっと恥ずかしい感じの記事ではある(笑)。この中で、
『何度も言うようですが、年金制度だけ考えて改革してみても財源的に無理があり、今後増加する医療関係費(医療+介護)は急速に増加していきますから、全体で考えることが必要です。若者が多い地域は収入増に直結しますが、過疎地域とかの若者が少ない地域では収入はそれ程増えないため1人当たり保険料の地域格差は拡大する可能性が大きいでしょう。』
『負担増を打ち出す前に、まず無駄の削減を考える――― これを実践したら国民理解も得られるはずです。おかしな公益法人とかに無駄な補助金出すのは止めよう!丸投げみたいな随意契約で不適切な支出も止めよう!
本当にお願いします。』
と書いていた。
この後にも、記事を書き続けた。
05年1月>公益法人の意義
05年4月>行政の闇は深い
05年6月>不正と不公平と「小さな政府」
読んでみたら、自分が主張していた方向に段々進んできているような感じがしたよ。ようやく、ここに至ったんだな、と。
だけど本当は、賢い人たちの多くは、みんな気付いていたんでしょ?
国会議員さんたちだって、無能やバカばっかじゃないんだから、知っていたでしょう。官僚出身の議員(近年「過去官僚」という呼び名だ)なんて多くいたんだろうし、長年国会議員とかやってて知らないなんてことがあるわけがないでしょう?
要するに、みんな知っててやってきたんだよ。官僚も議員も結託して、一緒にやってきた結果なんでしょう?それを、さも「たった今知りました」みたいに言うのは、そもそもオカシイんだって。一体、これまで何をやってきたのさ、って話ですよ。私みたいな行政には全く疎かった人間でさえ、僅かな時間でカラクリに気付けるんだから、知らないなんてことがあるはずがない。自民党だけじゃなく、旧社会党にとっても、公務員の恩典を守り続けることが大事だったんだってことなんでしょ?共産党だって、そういう意味においては、違わないかもしれないよね。「共産主義」なんだし。
なので、仕分け人の中の学識者たちとか、長年の国会議員とか、そういう人たちにも過去の責任はあるんだよ。もし知らなかったとしたら、そういう役割を負う立場の人間たちの、努力が足りなかったってことなんでしょ。マスコミだって、同じく責任はあるでしょ。企業人だって、役所とうまくやって、補助金だの研究費だの減税だの、様々な優遇措置だのの恩恵を受けてきたのだから、知らなかったじゃ済まされない部分はあるでしょう。常に「誰かは一緒に恩恵にあやかってきた」ってことなはずなんだよ。そういうのの判りやすい典型例は、土建とかのゼネコン関係とかだったわけでしょ?
今になって、現職の人たちだけに責任を負わせても、加担してきた人たちは過去に官僚以外にも大勢いたことなんですから、しょうがないんですよ。
そうじゃなくて、こういうシステムとか、巨大な組織化していることが悪いんだとして、止めるなら止めさせるでいいと思うよ。だけど、無くなる代りに、もっと別な制度を考えておく必要があると思うけど。
いずれは退職して、天下りをやって老後資金を、と思って頑張ってきた官僚諸君だって大勢いたはずで(笑)、今更になって「やっぱりそういう道は閉ざされました、成績のはるかに悪かった同級生よりも生涯獲得賃金は低いですが、よろしいか」とか言われても、困るわな。
こんなことになるなら、銀行とか大企業とかに就職しとけばよかった、ってな後悔があるわけで、人生設計が大きく狂いました、というような悲劇に見舞われておる、ということでしょう。
なくす、というなら、「オレの後からにしてくれ」みたいな。
一方的になくせ、というのは、性急には難しい面もあると。残念ながら、天下れなくなった人たちには、収入のある仕事の道を用意するとか、霞が関を辞める時には少し色を付けるとか、そういう手立てを考えた方がいいと思うよ。
つまり、公務員制度改革と並行してやっていくべき、ということだね。
爆勝した小泉政権下でも簡単には手をつけられなかった問題なので、一筋縄ではいかない大きなテーマということなんです。
これについては、改めて別な記事に書くことにするよ。
04年11月>介護保険の厚労省案
ちょっと恥ずかしい感じの記事ではある(笑)。この中で、
『何度も言うようですが、年金制度だけ考えて改革してみても財源的に無理があり、今後増加する医療関係費(医療+介護)は急速に増加していきますから、全体で考えることが必要です。若者が多い地域は収入増に直結しますが、過疎地域とかの若者が少ない地域では収入はそれ程増えないため1人当たり保険料の地域格差は拡大する可能性が大きいでしょう。』
『負担増を打ち出す前に、まず無駄の削減を考える――― これを実践したら国民理解も得られるはずです。おかしな公益法人とかに無駄な補助金出すのは止めよう!丸投げみたいな随意契約で不適切な支出も止めよう!
本当にお願いします。』
と書いていた。
この後にも、記事を書き続けた。
05年1月>公益法人の意義
05年4月>行政の闇は深い
05年6月>不正と不公平と「小さな政府」
読んでみたら、自分が主張していた方向に段々進んできているような感じがしたよ。ようやく、ここに至ったんだな、と。
だけど本当は、賢い人たちの多くは、みんな気付いていたんでしょ?
国会議員さんたちだって、無能やバカばっかじゃないんだから、知っていたでしょう。官僚出身の議員(近年「過去官僚」という呼び名だ)なんて多くいたんだろうし、長年国会議員とかやってて知らないなんてことがあるわけがないでしょう?
要するに、みんな知っててやってきたんだよ。官僚も議員も結託して、一緒にやってきた結果なんでしょう?それを、さも「たった今知りました」みたいに言うのは、そもそもオカシイんだって。一体、これまで何をやってきたのさ、って話ですよ。私みたいな行政には全く疎かった人間でさえ、僅かな時間でカラクリに気付けるんだから、知らないなんてことがあるはずがない。自民党だけじゃなく、旧社会党にとっても、公務員の恩典を守り続けることが大事だったんだってことなんでしょ?共産党だって、そういう意味においては、違わないかもしれないよね。「共産主義」なんだし。
なので、仕分け人の中の学識者たちとか、長年の国会議員とか、そういう人たちにも過去の責任はあるんだよ。もし知らなかったとしたら、そういう役割を負う立場の人間たちの、努力が足りなかったってことなんでしょ。マスコミだって、同じく責任はあるでしょ。企業人だって、役所とうまくやって、補助金だの研究費だの減税だの、様々な優遇措置だのの恩恵を受けてきたのだから、知らなかったじゃ済まされない部分はあるでしょう。常に「誰かは一緒に恩恵にあやかってきた」ってことなはずなんだよ。そういうのの判りやすい典型例は、土建とかのゼネコン関係とかだったわけでしょ?
今になって、現職の人たちだけに責任を負わせても、加担してきた人たちは過去に官僚以外にも大勢いたことなんですから、しょうがないんですよ。
そうじゃなくて、こういうシステムとか、巨大な組織化していることが悪いんだとして、止めるなら止めさせるでいいと思うよ。だけど、無くなる代りに、もっと別な制度を考えておく必要があると思うけど。
いずれは退職して、天下りをやって老後資金を、と思って頑張ってきた官僚諸君だって大勢いたはずで(笑)、今更になって「やっぱりそういう道は閉ざされました、成績のはるかに悪かった同級生よりも生涯獲得賃金は低いですが、よろしいか」とか言われても、困るわな。
こんなことになるなら、銀行とか大企業とかに就職しとけばよかった、ってな後悔があるわけで、人生設計が大きく狂いました、というような悲劇に見舞われておる、ということでしょう。
なくす、というなら、「オレの後からにしてくれ」みたいな。
一方的になくせ、というのは、性急には難しい面もあると。残念ながら、天下れなくなった人たちには、収入のある仕事の道を用意するとか、霞が関を辞める時には少し色を付けるとか、そういう手立てを考えた方がいいと思うよ。
つまり、公務員制度改革と並行してやっていくべき、ということだね。
爆勝した小泉政権下でも簡単には手をつけられなかった問題なので、一筋縄ではいかない大きなテーマということなんです。
これについては、改めて別な記事に書くことにするよ。