いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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『財務省が変わるための50の提言』~公務員制度改革をどうするか

2010年08月06日 17時14分01秒 | 行政制度
労務屋さん経由で発見したので、読んでみた。
中々良いまとめになっている。

http://www.mof.go.jp/singikai/mofpt/220419/all.pdf

悪名高き(笑)mofが、新たなMOFを当てているとは。

提言をまとめた人たちの中には、デートができないと困っていた官僚が多かったのだろうか。本文中に、何度となく「平日のデート」が登場するのが面白い。これは冗談だけれども、本題はそちらではなく、今後の公務員制度改革と併せて、「どういう職場を作ってゆくか」ということである。


これまで読んだ中では、かなり本音に近い部分が表現・記述されており、興味深かった。国民の多くは、幻想の「悪徳官僚像」のようなイメージを抱いているので、もっと国民にも広く知ってもらうといいのではないか。

自分の甥っ子に今年入ったばかりの、新人官僚とかがいるようなつもりで読むと、殆どの国民は「自分だったら、どう考えるだろうか」というふうな見方になるんじゃないのかな、と思った。



強迫観念の極みか?~楽天・三木谷の行き過ぎた英語信奉

2010年08月06日 16時31分02秒 | 社会全般
笑った。
早速効果が出たみたいで、面白いですね。

はてなブックマーク - 暇人\(^o^)/速報 : 楽天・三木谷社長、都内の決算発表会での説明は全て英語  - ライブドアブログ


日本人プレスを前に、同時通訳の日本語を流したんですかね?
とても不思議なことをする会社ですね、楽天って。今までよく知らん会社だったけど、尚一層ワケの分からん方向に行っていますな。


先日、英語を「公用語とする」とか豪語しているらしい楽天のことを取り上げたんですよ。
「サムスンを見習え」から何を学ぶか

この中で、次のように書いていた。

『ああ、そういえば、楽天の三木谷とか、さっさと日本を出ていけばいいのにね。会社は日本に置く必要性なんてないのに。どうして日本なんかにいるんだろう。IT時代なんだから(笑)、法人税の安い国でも探して行けばいいだろ。楽天球団もやめてくれ。日本のプロチームじゃないですか。身売りでもするなり、大リーグに行くなりして下さい。未だに球団HPが日本語表記って、信じられない(笑)。英語はどうした?英語は。楽天は、一切日本語を使うべきでない。英語にしなさい。』


そうしたら、何と記者発表を英語でやったんですと。大爆笑。

目的は英語で話すことではないだろ。
そういう人材を受け入れる会社の姿勢、態勢、そういったものの重要性なんじゃないのか。


こういうのと全く違う場面を先日目にしました。
羽田の新国際ターミナルのお披露目とかで、報道陣に公開されたんですね。その時に、外国人のコンサルの人が熱心に説明をしてくれていたニュースがあったんですが、何とも流暢な日本語で熱く語っていたんですよ。

そういうのを見た時、彼がどれくらいこのプロジェクトを真剣にやっていたか、みたいなことがよく伝わってくるんですよ。チャンネルを色々と替えている時で、途中の映像をたまたま見ただけだったんですが、英語を話せないような人では決してなかったように思う。見た目では、英語圏の人っぽかった。

もしも、英語はグローバルな言語だから、というだけの理由で、彼が日本語でインタビューに答えず、英語で対応だったとしたら、これほど印象になんて残っていなかったろう。彼の口から紡ぎだされる日本語が、あまりに「日本人っぽい語り口だったから」ということが、情熱や深い印象を与えるんだと思ったよ。


英語は出来た方がいいに決まっているよ。
勿論、会話だってそうだ。だけど、それは英語で喋るから評価されるわけじゃない。

だったら、英語圏の会社や従業員は、みんな世界トップ級じゃなきゃオカシイじゃないか(笑)。生み出すもの、語る中身、伝えたい情熱、思い、そういうのが大事なんであって、何の言語で喋るかじゃない。

ぼくのアイデンティティは、日本語圏の中にある。
それを変えるつもりはない。その表現を超える言語を持っていない、ということもある。


ま、楽天が見ものだ。