いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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小沢一郎の支持率は菅総理より本当に低いのか?

2010年08月31日 19時14分46秒 | おかしいぞ
よくワケの分からん展開となってきております。
が、大手マスコミ各社が出す世論調査というものが、どうにも信憑性に欠けているのではないだろうか、という疑念があるわけでございます。


よくまとまっている記事がこちら。

H-Yamaguchi.net: 民主党代表選に関する世論調査について


そうなのかー。
自分は、たまたまロイターの投票結果を知って、そうだったんだ、と思って、他のネット上の投票結果を知りたいなと思ってググったら、このまとめ記事に遭遇。


しかも、肝は山口先生のご専門であるところの「予測市場」ってやつでして、小沢優勢というのは、ネット上では複数でそうなっているようだ。


大手マスコミの「作られた世論」というものは、かつての自民党政権時代にもあったと匂わされるわけで、どの筋が動いてそうなっているのか、というのが気になるところではある。
本当に、マスコミの言うような数字ほど大きな開きがあるものなんだろうか?
小沢批判というのは、例の政治資金の件でもそうだったが、ヒステリックに作りだされたものという印象がぬぐい切れないんだよね。

麻生討ちの時だって、そういうようなヘンな動きがあったわけでしょう?
今のマスコミが信じられるのか、というと、かなり揺らぐよね。


小沢憎し、の勢力というのは、確かに多くいるのだろう。メリケンあたりも、煙たがっているから工作に手を貸す、というのはあるかもしれんし。


だが、劇薬であるからこそ、これを選ぶという政治的決断はあり得るということなのかもしれない。



せめてFTの記事を理解できる程度にはなってほしい

2010年08月31日 15時30分32秒 | 経済関連
「ペテン師扱い」とか言われると悲しいけど、日本のトンデモ学者風情とかじゃなくて、世界の標準的な考え方や見方というものも知ってもらえればな、と。

その好例として、こちらのFT記事を紹介したい。

FRBの双肩にかかる景気てこ入れ策  JBpress(日本ビジネスプレス)

(以下に一部引用)

 これが追加的な金融緩和策の必要性を指し示していると述べたマグナス氏の意見は、確かに正しい。だが、筆者の見るところ、「時代錯誤のマネタリストたちは説得されないだろう」と述べたくだりは、間違っている。

 マネタリストは、政策金利がゼロで、銀行がFRBに巨額の準備金を預けている状況を見て、金融は既に過度に緩和されていると結論づける、というのがマグナス氏の言おうとする要点だった。

 だが、金融経済学者のスコット・サムナー氏が指摘しているように、ミルトン・フリードマン氏(彼以上に時代に適応しないマネタリストがいれば挙げてみてほしい)は「金融引き締めを高金利で、金融緩和を低金利で判断する誤謬」について論じている。

 長期の名目金利が非常に低く、それゆえインフレ予想も非常に低い時、重要な意味において金融は引き締められている。一方、金融が緩和されている時は、インフレ予想が高まり、長期金利も上昇する。このため、時代錯誤のマネタリストたちは、「今の状況下では、構わずお金を印刷した方がいい」というマグナス氏の主な論点に同意すべきなのである。

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インフレ期待が非常に低下している状況下でなら、「お金を印刷した方がいい」という考え方を知るべきなのです。まして、日本では(長期にわたる)「デフレ」という、異常とも呼ぶべきマイナスのインフレ期待なのですから。




大石英司こそが松尾匡・著『不況は人災です』を読むべき

2010年08月31日 12時23分16秒 | 経済関連
んー、●ビーあたりの毒気にでも、かなりやられているのだろうかね。

円高対策という愚策: 大石英司の代替空港

『私は最近、円高是正とか安易に口にする人間は、一切信用しないことにしています。インタゲと円高対策とか口にする人間は、私の中では単なるペテン師扱いです。』

ってなことをおっしゃる。

まさに、こういう発想の人々がいるからこそ、日本の低迷が継続される原動力になってしまったのではないか、と思えるわけです。
しかも、当人には「インフレーション・ターゲティング」というものがどういうものなのか、正しく理解できているのでしょうか。

なるほど、サンプルとしては分かりやすいかもしれませんね。このような方々を説得するとなると、これはもう並大抵のことではありませんから。


経済学の理論とか、そういう部分でなく、単に「自分は到底信じられない」という印象によって評価されてしまう、ということなのですからね。

そのような印象を支えるのは、当然ながら「根拠を与える権威」というべきものが存在しているはずであり、そうした権威を叩き潰さねばいつまで経ってもペテン師扱いからは逃れられないでしょう。


たとえて言えば、「僅か数メートルの長さしかない魚雷で、その20倍も長い大型艦船を撃沈できる」と説明しても、「そんなことを言う人間はペテン師」と決めつけられるようなものです。当人がよく知らないとしても、「そんな小さな体積の武器で、何十倍か何百倍もの大きな体積の船を撃沈できるはずがない、常識で考えれば分かること」とか、断言されるようなものなのです。


ああっと、書き忘れたけれど、私は早速買って読んでみましたよ。
非常にコンパクトにまとまっていて、読みやすいです。経済学とかを殆ど知らない人が読んで理解できるように書かれていると思うので、堅苦しくなくていいですね。ネット上の資料も豊富に紹介されていますので、便利です。

因みに、書店の本棚では、探すのに苦労した。
大型店であったせいか、他の経済本が嵐のように氾濫していて、しかも内容の乏しいテレビ著名人とかが幅を利かせていたりとか、昔からよくあるような所謂「破綻がやってくる本」なんかがまだ懲りずに出されているのであった。

そういうのから比べると、全然目立たない。
表紙の絵は、何となくナンなんですが。



失望売り~日銀の一日天下?

2010年08月31日 10時49分41秒 | 経済関連
東京市場は、さっそく反落。
しかも、かなりの下げ。

緩和策を出しても出さなくても、ほぼ関係なく、元に戻ったというだけ。
非常に弱い市場期待は、たった1日で剥落。その結果がコレ。


またしてもアホな日銀、というのを示す結果となってしまった。

しかも、愚かな菅政権は代表選絡みでの「何でもよいから手柄を挙げたい」という功名心だけから、日銀サイドに「急いで何かの策を出してくれ」とお願いし、批判の矢面に晒される日銀にとっては風当たりを避けたいということから「何かやったフリ」だけでもいいというアリバイ作りをしたいという思惑が、双方ともに一致して出したものだった。


ま、今の菅政権と日銀に期待するのは、かなり困難だろう。
無為無策の無能政権では、当然そうなる。