いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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成長なくして増税なし、改革なくして増税なし

2012年06月05日 15時15分26秒 | 政治って?
谷垣自民は、またとない絶好のチャンスを迎えているというのに、何故攻めを続けないのか。


まず、野田のどじょうは、解散なんかできやしない。

違憲状態を意図的に続けているのは、不信任案提出を最も恐れているからだ。いつでも解散してやるぞ、という脅しが通用するのは、それが実行可能な時だけ。本気の人間は、こけ脅しを使わない。いつでも使えるように、態勢を整えておくだけ。すると、必然的に「0増5減」だろうと何だろうと、当座の解散権行使が可能な状況を作り出しておくはずだ。

つまりは、違憲状態の解消をしないのは、野田にとって都合がよいから、だ。


小沢グループが不信任案に賛成票を投じれば、簡単に勝てる。3分の2枠も残ってないわけだし、野田の勝ち目は全くない。

だが、谷垣さんは、わざわざ敵に塩を送ろう、というのだから、これはどうしたことかと思うはず。


野田民主に、反増税と脱原発を叩きつけたら、雪崩をうつが如く勝つことになるだろう。


これを阻止したいのは、霞が関と財界や特定マスコミなどの「旧権力階層」の連中というだけだ。
多数派の意見を尊重され、これを通されてしまうと非常に困る連中だけが、操り人形の野田と民主党政権を必死で支えているのだぞ。


次のカードが輿石切り、と取り沙汰されてきているとなれば、小沢グループが不信任案に賛成票を投じて輿石さんを守った方がいいに決まっている。
自民は、公明の反対を押し切ってまで、選挙協力を投げ捨ててまで、民主党と組むことになるわけで、その際には「増税民主」だけが残されるだけだから、カスばっか、ということなのだぞ(笑)。

増税民主に付くより、自民が反増税の中心となって、タイトルのようなスローガンを掲げれば、経済成長ができて改革した暁には、お願いしますね、という約束になるのだから、何ら問題なんぞなかろうて。

頭を使え。


今、野田に付いたら、大敗を喫するぞ。



大飯原発再稼働の障壁

2012年06月05日 11時16分40秒 | 社会全般
ねっ?だから言ったでしょう?(笑)
再稼働が決まったわけじゃないって。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8a868c21349bad3eecc65ffdb0b4d9c1


「夏限定の再稼働」なんてものを認められると思いますか?
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120605-00000302-fukui-l18



マスコミとか原発賛成派には、橋下市長が負けたと言ったということで、まるで明日にでも再稼働と決まったかのように喧伝しておった連中がいませんでしたか?
既に勝利したかのようにぬか喜びしていたのは、愚か者の証しということなのかもしれませんね。


政府側には、再稼働の理由付けというものが、「全く示されていない」と言ったじゃないですか。野田政権は、墓穴を掘ったんですよ(笑)。
バカだから、夏限定稼働はしない、と言ってしまっていたわけで。藤村官房長官も枝野大臣もそう言ってしまったんだよ。だから、撤回はできんわな。


それに、立地自治体の福井県知事としては、限定稼働なんて到底許せるものではない、と言うに決まっているではありませんか。


再稼働に突き進む野田政権は、まんまと罠に嵌ったんですよ(笑)。
どうしてかって?
需給を理由に稼働するとしたら、関西広域連合の言うような「夏限定稼働にしろ」と言われたら、反論できないでしょう?
もっと困るのは、福井県の立場が完璧に失われてしまった、ということなんだよ。


目先の勝利だけしか考えないバカどもは気付かないだろうが、福井県には大飯3号・4号以外にも原発がある、ということなんだよ。電力需給がキツいから稼働するんだ、という言い分を受け入れてしまえば、この2つ以外は「決して動かせない」ということになってしまうんだろうに。
他は動かせない、ということに変わりはない、という福井県の苦境は続く、ということですわ。


墓穴を掘ってくれました、と言ったでしょう?
もうね、完璧なんですよ。
彼らは、大飯3号と4号を稼働させると、夏の電力需給は「0%」まで回復する、と報告してくれたんですよ。

これは、裏を返せば、2つ以外の原発は稼働させずとも「需給はクリアできる」と断言したに等しいんですわ(笑)。

そうするとですね、福井県としては、他の原発稼働の可能性はほぼ潰された、と受け止める以外にはないんですよ。だから、福井県知事さんが怒るのも無理はない、ってことなんですわ。

もう需給云々で他の原発稼働を正当化できる根拠は失われた、ということです。


奴らはバカだから、自ら潰したということですわ(笑)。


知事さんの言う、「総理が納得できる理由を国民に示してくれ、説明してくれ」(心の内なる声…大飯以外の原発はどうすんだこの野郎、福井には他にもいっぱい原発があるんだぞ、それが動かせなくなっちまったじゃねーか、この大バカ野郎のオタンコナス…)、ということの意味は、「私の責任で稼働させます」とかいう寝言じゃなく、その他の原発も含めた原発再稼働の大義名分を示せ、ということだろうに。
野田政権は愚かなので、目先のとりあえず「大飯を動かせばいい」という局地戦に拘り、大局を見失ったが故に陥った大失敗ということなんですわ。



予言通り、だったわ。マジで。

4/14>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/412568f396c84f60c1e3b7fb681f6f2b

電力供給量が少ないことを理由として原発再稼動というのは疑問が残る、ということになるかと思います。別に極端な節電を要求せずとも、達成可能な水準ではないですか、ということですね。
まあ、ゴミだかクズどもだかが、自分で墓穴を掘るの図、というのが本当に目に浮かびますわな(笑)。腐敗した下衆どもってのは、やることなすこと、本当にアレですな。



5/21>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/78632648a5ad162fa69bdb4f35b66af6

霞が関のゴミどもは、目的を持ってウソを言うんだよ。
そして、それを隠そうとしたり、誤魔化そうとしたり、正当化しようとしたり、小細工を弄したりしようとすると、自らが墓穴を掘る、ということになるんだよ。ウソがなけりゃ、素人につけ入る隙なぞあるわけがないから。正真正銘の専門家に対峙すると、素人は勝ち目がないに決まってるんだよ。



もの凄くおっきな墓穴、アリガトさんです。
しかも、自ら掘ってくれて、サンキューです。


大笑い。



関電・エネ庁・経産省のウソに騙されてはいけない

2012年06月05日 02時00分10秒 | 社会全般
関電の奴らはウソをついている。

エネ庁&経産省もそういう背景を十分知っているはずだ。その上で、意図的にウソを続けさせているのだ。関電が折れるのを妨げ、むしろ「人々を脅し騙し続けろ」と強要しているのかもしれんな。
関電にしてみれば、経産省に逆らうと「お宅が経営危機に陥っても救済しませんよ」くらいの脅し文句を言われようものなら、企業側としてはひとたまりもないだろうから。関電もある種の被害者、ということなのかもしれんね。

ネット上では、これまで割と名の知られた言論人などであってでさえ、「関西電力管内は電力が足りない」と本気で信じているくらいですから、いかに関電やエネ庁の脅し効果が高かったのか、ということがあるわな。

そういうブラフにまんまと引っ掛かる人たちが出るのは、しょうがないということですな。拙ブログでは、全然そうは思わなかったわけですが。


そのワケを書く前に、またいつもの如く喩え話におつきあい下さいね。


あなたが電力供給の最高責任者であるとします。
今は5月です。あと2~3週間もすると、電力需給が逼迫し予備率がマイナスになってしまうかもしれません。実際、事前予測数値ではマイナスになっています。
このような場合、どういう行動をとるでしょうか?
供給力を増やせる設備は、今すぐには自社で持っていないとします。
普通は、
・管内の節電要請
・他管内の電力を融通してもらえるよう手配
・それでも足りなければ計画停電を実施する
といったことを対策としてやるのではありませんか?
たった今、保有する原発を動かし始めたとしても、2~3週間後までに間に合うかどうかも定かではないのです。今すぐ起動したとしても、供給力が間に合わないという恐れを抱いたなら、我武者羅に「節電要請」などを行うのではありませんか?
本当に「供給力が厳しい」と分かっている人間ならば、その対策をしないわけがない、と言っているのです。


ところが、関電は違いました。
節電は7月に入ってからでいいそうです。計画停電の要領なんかも、周知徹底されてもいません。これでは「無計画停電」になってしまいますね。


問題は既に始まっていたのですよ。
関電の言う供給力であるなら、6月には計画停電の実施が起こり得る、ということを言っているのです。そういうことを、一般の人々は知るはずもないし、広域連合の首長さんたちにも分かるはずがないのです。知っているのは、当事者である関電やエネ庁の人間だけ、ということです。

けれども、彼らがそんなに大慌てになっている様子は全くありませんでした。本気で停電を心配しているようなことは、一切見られませんでした。どうして、慌てなくても済むのでしょうか?何故、いつブラックアウトが来るか心配で心配でなりません、ということを言う人間が一人もいなかったのでしょうか?
それは、そんなことは起こらない、ということを知っているからです。正真正銘の電力供給が切迫した状態になるということは当面は起こらない、という確信を抱いている人間だから、です。

そりゃそうですわな。現実に使える供給力とか、真実の供給体制とか、そういう仕組みを熟知している人間であれば、「まだ起こらない」という予測は立つわけですから。だから余裕綽々だったというわけです。節電要請は6月には「必要なかった」ということが、まさしく事実を示しているということなのですよ。


前フリが長くなってすみません。
では、どうして6月を心配するのか、ということを説明しましょう。
6月と7月を比べると、基本的に最大電力量、最大供給力、月間発電量のいずれでも7月の方が多い、という傾向があるのです。今年の夏の需給が心配されていますのは、7月と8月の供給力が限られているのに、需要が多くなると大変だ、ということでした。でも6月は全く無視されているかのようですよね?それはどうしてかというと、供給力が足りている、ということがあるはずだから、です。

原発を動かさないと7月8月の電力が足りなくなるぞ、というのが脅し文句だったわけですからね。6月は大丈夫なんだと、皆さんも思っていたのではありませんか?
これが落とし穴なのです。

前記で無駄な喩え話をしましたね。あれは6月の需給逼迫を想定したものであるということなのです。

以前にも書いた、
4月17日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b6388c2b6fe7b07c454d67f43d74ae95

(再掲)

えー、ご説明資料によれば、原発なし時のざっとの供給力2500万kWで賄えるのは、6月半ばくらいまでしかないんじゃないですか?(笑)
それとも、出鱈目資料を出したとでも言いますかね?
そうすると、対策を講じるとしても、時期を逆算して取りかからねば到底間に合いませんよ。制限令の発動水準は何万kWなのか、需要家の制限はどう実施するのか、そういうのを決めなくて、どうするんですか?6月実施となれば、もう決めておかないと対策が間に合わないものも出てくるんじゃないですか?
例えば、各発電施設の定期点検時期は、全部把握してますかね?
前倒しで実施できるものは、5月中に全部終わらせておいて、6~9月に予定される点検は回避するとかしなくていいんですか?

そういう対策を一切持ってない、公表もされてない、というのは、明らかにおかしいんですよ。



この当時には、正確な数字で説明してなかったから、きっと説得力に欠けたんだろうと思う。自分の中では理解できても、知らない人には何を言っているのかがさっぱり分からないのかもしれない。そこで、もっと丁寧に書いてみようと思ったわけです。


過去8年間における6月の最大電力量の平均は2634万kW、最大値は2826万kW、最も小さかった年(08年)でも2436万kWでした。
また、関電やエネ庁が説明する際に言う、過去5年の最大値を指標数値とするべき、というご意見に従うと、最大は昨年度の2716万kWということになります。この需要量をまかなえる供給力はあるのですか、という話なんですよ。

関電は3月時点で最大供給力は2353万kWだと言ったわけだ。その後に上積みしたけれども、5月の政府の需給検証委員会時点でさえ、2535~2545万kWだ、となっていたわけでしょう?
こいつらは、数字の大小さえ分からないんですかね?
誰がどう見たって、最大供給力の2545万kWをはるかに超えるのが平均値の2634万kWであり、過去5年最大値2716万kWなんじゃないですかね?(笑)小学生以下の能力ってことなんでしょうか?


仮に、2716万kWを需要量の基準とするなら、これに予備率5%を乗せると考えると、2852万kWの供給力が必要ということです。そんなに供給力があったのですか?
最小値だった2436万kWであってでさえ、2436/2545≒0.957となって、予備率が5%を切る4.3%くらいになってしまうのです。彼らのいうギリギリの水準ではないですか。


それなのに、やけに「余裕~~」だったのはどうしてでしょう?
本当は、供給力の上げ方とかやりくりの仕方を知っているからでしょう?
6月に2800万kW以上の供給力を確保できるという自信がないと、過去5年最大値が気になってしょうがないはずですもんねえ。2852万kWの供給力があってはじめて予備率5%が確保できるんですから。


関電が言い訳するとして、6月は7月よりも多い供給力がある、ということを立証できる、ということになります。まあ、揚水発電が夜間逼迫は少ないから達成できるんだ、水力も多いんだ、とか誤魔化す積りなのかもしれません。
でもねえ、彼らが7月や8月の需給逼迫を言う時と同じ理屈を6月にも適用していないことは、明らかにヘンですよねえ。過去8年最小値の2436万kWであってでさえ、かなり逼迫することになるはずですからね。2535万kWくらいの供給力で、どうしてそんなにのんびりしてられるのかなあ~?
6月中旬以降には、いつマイナスになってもおかしくない状況のはずだよね?


本当に供給力を心配するなら、6月後半には既に「マイナス」になるんだろうが。お前らの理屈を正確に適用すれば、どこからどう見たってマイナスじゃないの。それを心配してない時点で、ウソはバレバレということなんだわ。
1~3月期のマイナス10%予測と同じで、ウソを重ねるだけ、ってことだろ?


節電意識を緩めていいとは言わんよ。できるだけ危機感を持って節電の取り組むべきだ。しかし、説明にウソをついていいはずがないだろうよ。そういう出鱈目を繰り返すからこそ、更なる窮地に追い込まれることになるんだろうに。愚かというのは、救い難いな。