いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

民自公の談合政治

2012年06月07日 19時16分34秒 | 政治って?
今日になって、谷垣さんが協議に応じると態度を明らかにし、自公の足並みも揃える、ということになったようだ。

さてさて、この進展には一体何があったのだろう?


自民党時代の弱味でも突っつかれたのか?

それとも、総裁選での再選とか次期総理のイス狙いの裏取引でも確約されたか?


「野田くんの次は、キミ~、誰だと思う?そりゃあ、谷垣さん、あなたしかいないんですよ。だからねえ、次の政権運営をやり易くする為にも、ここで消費税増税をやってしまった方がいい。そうすれば次はね、財界も全力で、谷垣さん、あなたをねえ、応援してくれるってことになるんですよ。
ここはひとつ、野田くんに力を貸してあげてねえ、困難を一つ、乗り越えていかなけりゃあねえ。どうだい?谷垣くん。
政治の責任を果たす、これが大事なんじゃないのかい?
その為に総裁なんだ。これができるのは、谷垣くん、君しかいないんだよ。これをだねえ、実現できれば歴史に名を残せるんだ。困難に立ち向かった名政治家として、後世まで名が残せるんだ。それが本当の政治家なんじゃあ、ないのかい?」


とか何とか、言いくるめられて、あっさり陥落しそう(笑)。


自公が揃って、というのは、どういう取引があったのか、と訝るわな。

言えることは、国民不在の、談合、ということだな。


野田増税政権の策に乗るなら、谷垣自民も共に沈むがいい。



小川元法相更迭の裏にある検察の闇

2012年06月07日 13時13分58秒 | おかしいぞ
検察は、不祥事を受けて出直すとか反省するとか言っていたのではなかったか?
ところがどっこい、反省など微塵もない、ということなのでは。

これまでの小沢事件を通じて判ったことは、真の巨悪は検察・法務及び最高裁という司法の頂点にこそ、存在する、ということだ。そして、腐敗司法の牙城は何人たりとも糺すことを許さない、絶対不可侵領域となっている、ということである。

小川法務大臣の実質的更迭というのは、早い話が、こうした闇に手を突っ込もうとしたら、首を切られたということだ。

>http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32737

柳田元法務大臣にしても、検察改革の旗振りをやろうとして千葉元法相を据えた会議をつくったわけだ。その後に、どうだっていいような発言を殊更バッシングされて、辞任に追い込まれた。

10年11月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/9b7b9c0ad36280172b71d9585a5a487c

当時に警告したことが、再び起こったということの重大性に気付くべきだ。

小川大臣は野田総理に面会し、「指揮権発動」について相談をしたのが5月11日だったそうだ。その日の夜、母校の立教大で行われたシンポジウムに出席していたのである。時間は、大体18時半~20時半だった。
すると、その翌日の朝には、問題発言を報じられることとなった。第一報は、読売新聞の配信だったと思われる。5月12日 7時37分の記事があった。
その後には、他社の記事も出されるようになったようである。拙ブログでも記事を書いていた。

5月13日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/723630e699f076a58f0639cf3f2f462e

拙ブログの見解は、大きな間違いだった。「アリバイ作り」なんかじゃなかった。
小川大臣の手が及びそうになってきたことへの、即座の反撃として行われたものだった。何と素早い反応なのだと驚きませんか?

11日 野田総理に面会し、指揮権について相談
   夜、シンポジウムに出席、「退屈発言」
12日 朝7時半過ぎには、読売新聞記事

シンポジウムが終わってから記事が出るまで、ざっと10時間くらいしかないわけですよ。

検察が大ピンチです、すわ一大事、というご注進が行ってから、24時間以内には反撃が行われる、ということです。
大臣の弱味とか使えそうな攻撃材料を探すのに数時間、そこで目ぼしい手がなければ「当日夜」には早速攻撃材料をみつくろう、という、驚くべき早技なんですよ。工作員どもの、馬車馬のような働きには感心しますわ。

これと似たようなことがあったことを思い出しませんか?
そう、拙ブログでは幾度か取り上げた、辻恵議員の一件ですよ。

>http://d.hatena.ne.jp/trapds/20111010/1318218827

この時にも警告しましたね?
どうして、こんなことが素早く分かるんですか、って。

10年5月26日  辻議員が第一検察審査会事務局に電話
    27日  読売新聞記者が辻議員に取材       
    30日  辻議員が電話したという読売新聞記事公表
       

同じではありませんか?

辻議員が疑惑の検察審査会に説明を求める電話した、というだけで、翌日には読売新聞がその事実を知っていて、取材の電話がかかってくる、と。
だから言ったでしょう?
ご注進が行く、というシステムになっているのはどうしてなのかな、って。

小川大臣の場合もほぼ同じ。
恐らく、シンポジウムでの発言内容を録音されており、「あらさがし」が夜を徹して行われたであろう、ということだな。シンポジウムの発言内容を正確に知ることのできる人間なんて、非常に限られているから。法務省の人間とか、秘書官とか、そういう人間でなければ、発言を記録→読売新聞記者に知らせる、ということができないはずだもんねえ。


検察審査会事務局に介入だとか言うが、小沢事件の審査は既に全て完了しているわけだから、もう極秘にしておく必要性はないだろう?
ならば、議員会館に呼ぶのが問題だ、というのなら、国会の場に呼べばいいだけ。事務局の人間とかは、審査員じゃないし、全然問題ないでしょう?完全公開で、疑惑の解明を厳しく行えばいいだけ。


東京地検特捜部も、検察審査会も、このまま「何のお咎めなし」で幕引きを図れば、腐敗司法はいつまで経っても続くだけだろう。

マスコミの共犯関係も、これまで同様続けられる、ということなのですよ。

これほど検察批判が出た後でさえ、小川法相への攻撃と更迭というのは「現実に行われた」ということなのですから。その手段は、未だ温存されている、ということです。