生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

<愛の原型>と、その意識化をしてみよう!

2010年10月22日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
どんなに誠実な愛を注がれても有難いなあ、と思わない人がいますが、その人は将来も、あまり幸福にはなれないでしょう。お金、社会的な地位、色々の趣味による生き甲斐があつても、近くの人と愛し愛されていないと、人生は空しいものです。人には愛の原型と言われるものがあります。過去の一番古い思い出の中で、ふと或場面を思い出すと、何とも言えない暖かく懐かしい母のぬくもりのような風景、この場面こそ自分が愛されていた場面なんだなあ、という思い出の場面の事を心理療法では<愛の原型>と定義しています。この種の幾つかの束を総合して愛の原型と考えて間違いないでしょう。このユングが定義する愛の原型は意識、無意識に人の生涯を支配します。大人になり人から愛を感じない理由は、この愛の原型に沿った愛され方をしていないと人は愛を感じないのです。この愛の原型を意識すると他者が別な方法で自分を愛している事実に気付き、新しい愛の原型が生まれてきます。69億の人類はみな、違った愛の原型を所持している事実に気づけば、周囲の愛の原型に気付き、新鮮な愛し愛される方法に目覚めていくでしょう。そういう現実吟味力を発揮していくと人生がどんどん豊かになりだします。:<孤独感と現実吟味力:349-3>:

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