廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

埋もれた名城

2009-08-18 22:22:22 | Weblog
 今日は不意に気が向いて隣町の廿日市市に行った。 今回の目的はこの町にある桜尾城跡(桂公園)に行って見る事だった。 我が家の墓がこの近くの廿日市天満宮のある小山にあり、ここも戦国時代は桜尾城を守る砦があったらしくて墓参りの帰りにこの公園を見て一度行ってみたいと思っていたところだったもので。 山の上から見た時は分かり易かったのですけど実際に行って見るとどこから入って良いのか分からず、スクーターで走っていて入り口を発見したけど他に進入口が見付からずにスクーターから降りて押して歩いて先程の狭い道まで戻ったりして大汗をかいてしまった...

                         

 この城は元々は厳島神社神主家の一族が代々居城として来たのですが、戦国時代に入ると山口の大内氏がこの辺りまで進出して来て桜尾城も占領されて大内氏の城となります。 その大内氏も内部対立から重臣の陶晴賢のクーデターが発生して乗っ取られ、当初は陶を支持していた毛利元就は今が勝負どころと陶と手を切って今の広島市や廿日市市辺りを一挙に制圧して陶との決戦に備える。 その最前線基地となったのが桜尾城です。 元就はここを拠点として陶の大軍と戦い、そして厳島の戦いへと続く...

                         

 来て見ると何と言って良いか、ハッキリ言ってタダの公園である。 江戸時代の一国一城令で壊されたからだと思いますけど城跡らしい石垣なども残っていないし、当然ながら建物も全くありません。 せめてトイレだけがあえて古風な外観に造ってあるのが救いでしょうか... 公園の中にあるのはそのトイレ、石碑、屋根付き休憩所とベンチ、そして子供向けの遊具くらいですね。 ただ、地形は海沿い(昔はここのすぐ南が海岸線だった)の狭い平地の中に独立した小さな丘になっていて上は平坦だから何千人単位の軍勢を常駐出来る施設は造れたでしょうね...と、想像力を働かせながら戦国時代に思いを馳せますが。

                         

 公園内にある石碑に近付いて見た。 桂公園の名の由来は厳島合戦の時にこの城の城主だった毛利氏の重臣・桂元澄みたいですね。 厳島合戦の時、陶晴賢が彼を寝返らせようと仕掛けて来たのを逆手に取り、元就は桂元澄に「元就の主力を引きつけてくれればこちらも呼応して寝返り、元就の背後を突いてやります。」みたいな密書を送らせて計略の成功に喜んだ陶晴賢は元就が安心して宮島に主力全てをを送り込んでくれる様に自分も全軍で宮島に渡ったのだと思いますけど。 先日の番組『EYES 名将の采配』(NHK総合)ではそこまでは描かれていませんでしたが、狭い宮島に大軍で乗り込む必要は無いはずですし、何か理由があったからこそそんな”愚か”な事をやったのだと考えますので...

 ところでこの公園の石碑には桂太郎の名がありますね、明治時代の首相の名前ですが。 戦国時代から毛利氏の重臣だった桂氏も江戸時代、関が原の戦いに敗れて領地を大幅に減らされた毛利氏に付いて広島を離れて長州藩に移ったのですね。 その子孫が幕末に維新の志士として討幕運動で活躍し、一族から首相まで出したのだと思いますと歴史の面白さを感じますが...



 大河ドラマ『毛利元就』懐かしいです。 広島の念願だったこのドラマに合わせて広島城も原爆で失われていた二の丸を再建したりしたと思いますが、今みたいな武将ブームの時代では無く、登場人物が当時は全国的に知られていないキャラクターが多くて視聴率的には今一つだったと記憶しています。 今だったらどうなのか気になりますね。 ”戦国の謀略王”の元就に加えて尼子経久宇喜田直家らの”悪の美学”の共演で受けていたかも。 ちょっと勿体無いですね、深夜とかBSとかで再放送してくれてもありがたいのですけど...

 勿体無いと言えば、前にも書きましたが戦国時代の有名な合戦の舞台であるこの城が何も無いタダの公園になっているのは惜しいです。 私は前に松山に旅行して道後温泉の近くにある湯築城が戦国時代の城を再現しているのを見て感動した事がありましたが、廿日市市もこの桜尾城を再建して宮島とセットの戦国時代の遺跡として全国にPRしたらいいのにと思ってしまいますが。 桜尾城だけでなく宮島の宮尾城も城跡らしく手直ししてもいいですし。 最後に桜尾城への最寄り駅は広電山陽女子大前駅なのですが結構歩きますし、ここで書いた通りタダの公園なのでわざわざ行く程のものではないかも...



ロッテ 解説者付きシートを試験導入(スポーツニッポン) - goo ニュース

 このアイデアは私も似た様な事を思い付いた事があります。 私の考えたのは内野席に選手出身の球団職員を配置して内野席を巡回させ、ファンにプレーなどの事について聞かれたら教えてあげて、また自分の現役時代の思い出を語ったりして触れ合うと言う企画だったのですけど今回のマリーンズの方が面白そうですね。 ファイターズの婚活シートが話題になり、他球団でも導入しようかとか言われている中でまた新しいファンサービスは是非ともやってもらいたいですし、他球団がこれを真似してもいいですね、これは引退選手の”再就職”にも繋がりますから。 テレビなどの解説者になれるのは一握りの元スターだけですし...

                                  

父親は完全否定…ゴジラ“長男誕生”報道のナゾ(夕刊フジ) - goo ニュース

 怪獣の方のゴジラには”息子”(ミニラ)が居る事と、記事にもある通り同僚の王建民投手に息子が誕生したと言うニュースがごちゃ混ぜになってこんな意味不明な誤報が湧いて出たのだと思われますけど、松井選手自身にとっては本当に子供が欲しい気持ちが強いのではと思いますけど。 年齢的に子供に自分の現役時代の姿を見せられるのはギリギリ可能かどうかのところに来ているのだと思いますし、息子であれ娘であれそろそろ出来て欲しいところでしょうね。 まあ、でも松井選手が大リーガーとしての姿を見せられるのは今季限り、来年から日本で一塁手にコンバートする事によって引退までプレーしてもらえると期待していますけど。 ハードな大リーグより日本の方が選手寿命も延びるでしょうし...

                         

 今日からカープはホームのマツダスタジアムでドラゴンズと三連戦だ。 ドラゴンズには私も球場まで見に行った試合も含めて11連敗しているのだし、今回は何としても勝たないといけない。 試合はカープが前田(健)投手、ドラゴンズが左腕・チェン投手で始まった。 前田投手は2回に藤井選手のタイムリーで1点、4回に李選手のソロホームラン、7回に井端選手のタイムリーで1点...と7回を投げて合計3失点、先発投手としては特に悪く無い投球内容だったのだが、投げ合ったチェン投手が良かった為に負けが付いてしまった。 これで12敗目か...援護さえあればこれほど負ける投手では無いと思うのだが。 カープは9回にも1点を失い、最終回に代打・緒方選手のタイムリーで2点を返したものの最後はドラゴンズに逃げ切られてしまった。 反撃が遅過ぎたのだ、中盤のチャンスに点を取っていれば展開も変わっただろうし、若干はやっていた様だがバント攻撃など足技でドラゴンズの内野陣、特に一塁のブランコ選手を攪乱するなどして好投手を打ち破る手を考えないとプレーオフに仮に行けても惨敗するだけ、”参加する事に意義がある”では洒落にもならないでしょう。 そのプレーオフに行く為にも今度こそドラゴンズ戦の連敗を止めなくては...

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 ...以上です。
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