廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

三本の矢と三つの城

2009-08-25 22:22:22 | Weblog
 昨日、健康診断に行った後で久しぶりに旧広島市民球場へ行ってみた。 今でも中に入って見学が出来る様になっている。 もっとも見られるのは内野席だけだが。 ちょっとだけ二階席も見られる様になっているけど。 出入り口は一箇所しか外に行けないので来たゲートを忘れない様にしないと... 正面入り口と二階の旧会議室では平和公園の原爆の子の像に捧げられた折鶴が展示してある。 球場の解体工事が始まるまで見学が出来るみたいだが、跡地利用も明確に決まっていないのだからそれまで取り壊さずに維持しておいた方が良いのでは? さて、私は客席にやって来た。 球場の椅子はまだそのままになっている。 前から書いている通り、この球場跡地はサンフレッチェの為のサッカー専用スタジアム、いや”専用劇場”にした方が良いのだ。 その事を考えていてふと思い付いたのだが、ここにある市民球場時代の内野席の椅子、まだ十分使える物は捨てずに残しておいて紫色に塗り、新サッカー場の安いサポーター席の椅子として再利用すれば建設費も少し浮かせられるのでは。 一方で高い座席は今のマツダスタジアムみたいに家族でテーブルを囲みながらサッカーを見られる席だとか、焼き肉をしながら見られる席など快適でアイデア一杯の多様な座席を用意すればいい...

                       

 私は二階席に上がって見た。 かなり高さがあってグラウンドが小さく見えますが、サッカーだとピッチの中の全選手の動きが見渡せるので結構いい感じではないかと思う。 サイドスタンドもバックスタンドも二階席まで設ければ収容人員も4万人くらいの規模で造れるかも知れない。 後はサンフレッチェのクラブ自身が”企業努力”で日本では中の上くらいの規模のスタジアムを満員にして行けばクラブの収入も上がってそれが戦力補強などにも投資されてクラブが更に強くなり、それがまた集客を呼んで...の好循環に繋がるかと。 スタジアムをクラブ側が経営出来れば売店やグッズショップなどからの収入も得られますし。 今の”陸上競技場”(広島ビッグアーチの事)ではサービスを強化するにも限界が... それに今の街外れの立地では平日の集客も容易ではありませんし。 旧市民球場の二階席からフィールドを見下ろしながら考えたのですが、今のマツダスタジアムみたいにスタジアム全体を渡り廊下で一周出来る様にすれば北に広島城、西に太田川、南に原爆ドームと平和公園...と、広島らしい風景をまとめて見られてサポーターが広島を意識するのに良いのではないかと思います。 だからこの球場跡地にはサンフレッチェの”専用劇場”を造って欲しいです、この立地なら便利な上に敵サポーターがほぼ100%平和公園に立ち寄ってくれそうですから...

                       

 旧市民球場を出た後、私は広島城へと向かった。 現在こちらでは特別企画展『三本の矢物語』をやっている。 戦国時代の毛利氏からサンフレッチェ広島まで”三本の矢”にちなんだ特集です。 まず最初に何でサンフレッチェと言う名になったのか、これは日本語の”3”にイタリア語で”矢”を意味するフレッチェを合わせた造語なのはご存知の方もおられると思いますが、何でそうなったかと言えば英語で”スリーアローズ”は既に別の企業が商標登録をやっていて使えなかったのだそうです。 ”スリーアローズ”と名乗ったとしてもグッズ販売などに支障が出るそうです。 このパターンは今J2の熊本もJリーグ昇格の時に元のニックネーム”ロッソ”(イタリア語で”赤”)は他社が既に商標登録していた為に”ロアッソ”とニックネームを変えたそうです。 同じ事は現在JFLニューウェーブ北九州もそうで、Jリーグ昇格した時には既に他社が商標登録済みのニックネームは変えるのだそうです...

 展示はサンフレッチェの名の由来や、毛利元就の”三矢の訓”についての紹介がされていました。 有名な昔の教科書に載っていたお話とかが紹介されています。 それと毛利氏との縁でクラブのニックネームが決まった事もあり、かつて元就の居城・吉田郡山城のあった吉田町(現・安芸高田市)がサンフレッチェのユースチームを誘致してクラブ側もそれに応えてユースチームを設置、だからサンフレッチェのユース出身選手は広島県立吉田高等学校の卒業生と言う事になっています。 特に何も無い山間部ですし、学業もやりながらサッカーに没頭する環境としてはいいのかも知れませんね。 吉田町には他にサンフレッチェの練習場などもあります...



 上の動画はNHK大河ドラマ『毛利元就』の”三本の矢”の場面です。 これを見ると元就がまだ若いのが年配の方には違和感があるかも知れませんね、今回の展示で見ましたが、戦前の教科書などでは元就が臨終の席かもしくは最晩年に息子達に兄弟の結束を訴えた事になっています。 しかし実際には長男の毛利隆元は元就よりもかなり早く亡くなっていますので晩年に兄弟が集まれる訳がありません。 ドラマでは三兄弟がまだ元服したばかりの頃となっていますね。 私は元就が兄弟の結束を説いたのは吉川元春小早川隆景がそれぞれ吉川氏小早川氏に養子に入ってそれぞれの家督を継いだ頃だと思っています。 元々両家を乗っ取る為に養子に押し込んだはずが、二人ともそれぞれの家の当主として自家の運営に必死で毛利家の事を第一に考えていないと諭したのではないかと...

 特別展示を見終わった後、私は天守閣最上階の展望室で自販機のコーラを買い、いつもの様に故郷の街の風景を見ながら野球の事やその他の事などの戦略を練っていました。 今日は夏休みだからか平日なのに妙に人が多い。 考え事に集中出来ないではないか。 そんな訳で一時間ほど考え事をしてから久しぶりに二階のコスプレコーナー(?)で甲冑を着て写真を撮ってみました。 怪我をするのを防ぐ為に兜の鍬型が外されているのは寂しい、何か代わりに兜の前立になる飾りを探してまた来たいものですね。

 広島市内には今、2つの城があります。 一つはもちろんこの広島城です、今後も例えば原爆で失われた中御門などを再建して城らしさを強化し、観光客に広島市内で宿泊してもらえる様にしたいところです。 そして二つ目はカープの”城”であるマツダスタジアム、これからも周辺開発などを含めて育てて行きたいです。 そして三つ目がサンフレッチェの”城”である新しいサッカー専用スタジアムです。 出来るだけ早く造って欲しいです。 そしてこの”三つの城”とカープ、サンフレッチェを広島の宝として大事に育てて行きたいですね...

                       

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 今日からカープはホームのマツダスタジアムでスワローズと三連戦。 今回はプレーオフ進出争いの生き残りを賭けて絶対に負けられない3試合だ。 試合はカープが”エース格”のルイス投手、スワローズは右のエース・館山投手の先発で始まった。 カープにとって今日は絶対に負けられない試合なのに、不運な打球は仕方が無いとしてもエラー続出で無用の失点を繰り返したのはどう言う事なのか。 緊張してどうするのだろうか。 カープの選手たちは長年の低迷の中で勝ちに飢えているのではないのか? プレーオフ制度に関しては順位の決め直しみたいで不満はありますけどカープにとっては”恩恵”も多い、こうして5位に居ながらでも負けられない、緊張感のある試合が出来る様になりました。 まだプレーオフに行ける可能性は残っています。 せっかく”緊張感のある負けられない試合”が出来る立場になったのだから楽しまないと損だと思います。 結局試合は野手が力投したルイス投手の足を引っ張った格好になって5-1の完敗、明日こそ気合の入った試合で絶対に勝たなくては。 スワローズも故障していた宮本選手が今日から復帰って... ホームのジャイアンツ戦に出ないでアウェーのカープ戦に出て来るとは何と言う事でしょう。 先週と今回の対戦の順序が逆だったら良かったのですけど。 とにかく、負けられない試合は明日も続く、今度こそ勝たなくては...

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 ...とりあえず以上です。
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