銚子産のヒラメさんを持って、野毛のNIKEへ。
お通しの隠元の胡麻よごしで、ウーロン茶を一杯(^^)
それはさておき、花ちゃんにヒラメを渡すときに話した薀蓄をここでも書いておきます。
「もしかしたら『夏ビラメって不味いんでしょ?猫も食わないとか』って言ってくるお客さんいるかもしんないけど、それはカクカクシカジカだからね」
と言っておきました。これ、ツリオヤジでも勘違いしている人はけっこういます。
「夏ビラメは猫も食わない」で指している夏は「旧暦の夏」、ですから。
旧暦の夏、つまり4月から6月なんですが、これはヒラメの産卵期にあたります。
ヒラメの産卵は地域によって差がありますが、銚子界隈では4月、5月と言われています。
だから、関東で一番釣期が長い銚子のヒラメも、4月、5月を禁漁期にしています。
これは産卵保護の目的と、産卵後のヒラメは食べても美味しくないためです。
いまは8月、暦の上では秋のどまん中です。
そんなわけで、旧暦でいうなら、今のヒラメは秋ビラメというわけです。
そして、このブログは新暦対応(笑)のため、8月に釣ったヒラメは夏ビラメと表記しています。
そんなわけで、8月のヒラメは美味しいのですよ。
ただし、冬のような脂肪分の多い身質ではありません、エンガワ以外は脂の乗りは控えめ。
冬ビラメが濃厚な旨みとすれば、夏ビラメは清爽な旨み、と言えます。
クーラーから発泡に移したヒラメ。
これを店先のテーブルに置いておいたんですが、それを見て「魚たべられますか?」と、入ってきた新客さんもいて、ディスプレイ効果ばっちり^^;
こんな感じで美しい盛り合わせに生まれ変わりました。
炙りサバとカツオにエスコートされて、真ん中のヒラメが偉そうです(^^)
今日明日ニケでは、ヒラメの造り、昆布締め、フライが食べられるとのことなので、お時間ある呑み助さん、行ってみてください(^^)
こちらは自宅の分、五枚おろしにしたときのお約束、透けるスケルトン。
急いで捌いたので皮の引き方がかなり雑^^;ですが、エンガワもたっぷり。
脂のってコリコリのエンガワ、透明感あふれる身と、夏ビラメを存分に味わえました(^^)
わしは早めにおいとましましたが。
それはそうと、誰がおっさんやねん!(笑)
きちんと締めて持って帰ると、透明感のある身はさっぱりして美味しいですよね(^^)
わたしもそろそろひとつテンヤ釣行狙ってます。