今シーズンは大好きなフグ釣りになかなか行く機会なし(コマセダイが忙しかった^^;)。
南房、千鯛丸のフグが白子シーズンを迎え、行きたい行きたいと思ってたんだけどなかなか週末の都合つかず、平日の休みも取れず、というんでやきもきしてたんだけど、やっと空いた日曜日、張り切って行ってきましたよ(^^)。
千鯛丸のフグは、カットウ、食わせ、どちらでもOK。
わたしは健流の胴付きカットウで狙います、カットウ餌は青柳、枝針には赤エビ。
カットウは1本のみ、東京湾でも房総でも一緒です(^^)。
竿はアルファタックルのエアボーンスティック30T-210、オモリは25号。
4:30に集合。すでに空は明るいです。
港を出るときに、大きな船とすれ違い。これ、実習船のようです。
まずはこのところ実績の高い千倉沖で開始。
朝のうちはいい感じ、良型ぽんぽーんと3尾。
ここは漁師さんが操業中で、船長思うようにポイントを流せない様子。
食いが落ちたところで、大型を求めて西沖に移動。
昨年、一昨年は白子持ちの大型フグが好調だった西沖だけど、どういうわけか今年はあまり良くないらしい。
船中、何尾が良型フグが上がったけど、普段の釣れっぷりとはほど遠く、船長は西沖に見切りをつけました。
サイドチェンジで、20分ほどかけて東沖に移動。
東沖は、秋から冬にかけての数釣りポイント。
ここでは20cmほどの中フグ(船長に言わせるとチビフグ^^;)が主役。
秋冬ならば文句はない状況なんだけど、いまは白子シーズン。
お腹でっぷりの白子フグを求めて、船長はまた場所移動。
戻ってきたのは朝のポイント、千倉の真沖。
ここは、根の間を流す操船で、良型のフグがぽつぽつと上がります。
昨日はいい時合があって、白子持ちの良型フグがゴキゲンに口を使ったとのことだけど、今日は潮の動きも鈍く、一流し数尾の拾い釣りとなりました。
そんなこんなで、22尾でフィニッシュ。竿頭だったようです。
この日の釣りは、かなり繊細。
通常なら、3-5秒のインターバルで誘いを繰り返せば、そこそこの釣果が出るのが千倉のフグ。
誘いでしゃくったときに掛かるパターン、底にオモリと付けて待っているとき出るコツッのアタリで合わせるパターン、この2つで数がまとまります。
しかし、今日はこのパターンだけだとダメ、餌も取られないです。
どうもフグの興味がが底には無いようで、底から1ヒロくらいの中層にカットウを浮かせて餌をアピール。
その後、ゆっくりと落とし込んでいくと、ここでアタリがでます。
そのままカットウを底につけて、一呼吸置いて合わせて掛けるパターン。
まるで東京湾フグのような、センシティブな釣り方しないと食ってくれなかったです。
しかし、落とし込みパターンも後半になって潮に濁りが入ると通用せず。
後半は、底での待ちを10秒くらいと長~く取って、カットウハリス分の小刻みな誘いを繰り返してアタリを待つというパターンでした。
とにかく、この日のフグさんは気難しかったです。
わたし的には、こういうシビアな釣りは好きで、今日の釣りは面白くて満足だったんですが、
南房フグに来る人が求める釣りとはちょと違ってて、船長もこの日の釣果にはすこぶる不満足のよう^^;。
「この釣果じゃ、お客さんに来てもらうわけにはいかないよ」、と言うんで翌日はお休みにしちゃったようです^^;(木金も様子見してお客さん断っていました)。
まあ、フグはたくさんいるので、潮がちょっと変わってフグの気に入る潮になってくれれば、先々週のトップ95尾のような爆発もあるでしょう(^^)
苦労した甲斐あって、パンパン白子はたっぷりゲット(^^)。
千鯛丸は現在はフグ中心に出船中。
例年だと7月半ばくらいで白子シーズンは終わります。
7月は、フグ、イサキから、マダイ、スルメイカへ切り替わる端境期。
今年はちょっと潮が遅れ気味のようですが、白子狙いの方はお早目の釣行がおすすめ。
わたしはそろそろ千倉沖のマダイに興味が向いてますが^^;
こーんな、とろーり、くりーみぃな絶品白子が食べられるのは今だけですね(^^)。
[千倉港 千鯛丸]
http://blogs.yahoo.co.jp/chidaimaru
http://www.marines-net.co.jp/cgi-bin/hp.cgi?to=chidaimaru
下記地図は集合場所&出船場所
別に“共食い”意識してるわけではなくて食感が好きになれない。^^;
フグのシラコはテエとはかなり違うのですか?
こんな日は冬の湾フグで修行した人が活躍するんでしょうね~
ちなみに胴付きのほうは効果ありましたか?
むにょんとした食感ですよね。
ショウサイフグとマダイの白子の食感は違います、上のように揚げ物にするととろりんだし、湯引きにするとつるりんです^^。
胴付きに食ったのは、2本針のうち下針に3尾きました。
でも、一荷が2回あったんで、胴付きのみに食ったのは1回だけ。
まあ、胴付きは見せ餌みたいなもんですね。
あと、カットウにフグ、胴付きにサバがきてあたふたしたのが一度ありました^^;
つり丸のレポート記事をいつも楽しみにしています。
千倉沖など南房のマダイはこれからがシーズンなのですか?
東京湾とはシーズンが違うようですが、
何か理由があるのでしょうか?
ご存知でしたらおしえていただけると助かります。
また、夏のマダイって美味しいですか?
いろいろすいません
つり丸をいつも読んでくれてありがとうございます。
千倉から布良にかけての南房のコマセダイは、7月から10月がシーズンになります。
顕著な乗っこみ傾向が見られないのと、ほかの釣りもの(ヒラメなど)との兼ね合い、布良瀬の禁漁期間(7月から解禁)などの理由です。
マダイなので、狙えば一年中釣れるとは思いますが、シーズン意外は乗合でお客さんが集まるほど数が出ないのが、他の地区と違う理由かと思います。
味ですが、マダイは他魚と比べて産卵後に味が落ちるのが少ないのはありますが、季節による差よりも、サイズ、海域による差が大きいと思います。
千倉沖の1-2kgのマダイは刺身で美味しいです。
大鯛はどの海域でもそうですが、身質が粗くなるので刺身よりも加熱調理に向くと思います。
ヨシケンさんもあちこちの釣り場に出かけられているんですね。南房の夏から秋のマダイは大型も出るし、ワラサ交じりで面白い釣りができますよ。
よろしかったら出かけてみてください。
また気が向いたらコメントしてください^^。
ありがとうございます。
ご丁寧に色々な情報をお知らせいただき、とても嬉しいです。
今年の夏は是非とも南房マダイに挑戦したいと思います。
千鯛丸にも行こうと思います。
千鯛丸船長Blogは毎日見ていますが、ポリシーが一貫してるすごい方ですね。
私はマダイ釣りには数回行ってまだ本命を釣ったことがないので、
手を変え品を変え、時と場所を変え、ついでに船宿も変えて、長期戦で望むつもりです。
ははは(^^;)
また来ます。
南房マダイは、ワラサなどの外道も豊富で面白い釣りができると思いますよ。
そういえば、この日のフグ釣りでは、20cmほどのワカシがカットウを水面まで追いかけてきてました。
夏の気配を感じる海でした。マダイシーズンインも近そうです^^。
その中での竿頭はさすがですね
その努力の甲斐あって、港前で^^;入れ食いで30-61尾のナイス釣果。
次はこういう日に当たりたいな(^^)