1965年8月3日に発生した無感地震から始まった地震が、1970年まで5年間に62,821回にも及ぶ有感地震となった松代群発地震から44年が経過した。
最大震度は5を記録し、各地に地滑り災害が発生し、負傷者15名、家屋全壊10棟の被害が生じた。この地震を礎にその後の国の地震予知対策が本格化し、地震予知が可能との前提で東海地震対策である大規模地震対策特別措置法の制定、地震予知連絡会の設置が行われたとされる。
長野県の地震・噴火災害の主なものは、1783年の浅間山大噴火、1847年善光寺大地震、1984年長野県西部地震である。
今後の地震対策において長野県では5地震を想定している。そのうち、活断層地震である糸魚川・静岡線の巨大地震(M8)により、最大震度は7、死者3.4千人、建物全壊106千棟、建物焼失12千棟の被害が生じるとされる。
<長野県 地域防災計画 被害想定>
http://www.pref.nagano.jp/kikikan/bosai/keikaku/shinsai/shinsai1.pdf
<長野県 自然災害の記録>
http://www.pref.nagano.jp/kikikan/bosai/bhbook/pdf/038-39.pdf