2005年8月16日午前11時46分、宮城県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生した。最大震度6弱を記録し、重軽傷者79名、住宅一部破損383棟、経済被害額9億5千万円の被害が生じたとされる。
宮城県では、1978年の宮城県沖地震以降、震度5以上の大きな被害をともなう地震もなく地震活動の平穏期に入ったが、2002年11月3日の宮城県沖地震(M6.4、最大震度5弱)、2003年5月26日の宮城県沖地震(M7.1、最大震度6弱、経済被害額54億円)、2003年7月26日の宮城県北部連続地震(M5.5~M6.4、最大震度6強、経済被害額320億円)、そして2005年8月16日の地震、さらに2008年6月14日の2008年岩手・宮城内陸地震(M7.2、最大震度6強、経済被害額1,094億円)、2008年10月30日の宮城県沖地震(M5.1)【最大震度4であったが重傷者2名】と続いている。
また2008年7月24日の岩手県沿岸北部地震(M)でも宮城県内は最大震度5強となり3億円の経済被害が生じた。
本番の想定宮城県沖地震がいつ来てもおかしくない状況であり、不断の備えが必要だ。
<宮城県 「8・16宮城地震」の被害及び県の対応について」)>
http://www.pref.miyagi.jp/kikitaisaku/saigai/h17/0816/index.htm
<宮城県 過去の災害>
浜岡原発 再開めど立たず 電力供給に懸念も(産経新聞) - goo ニュース
東名高速が全線開通=応急工事終え-通行止め5日、路肩崩落(時事通信) - goo ニュース
駿河湾地震で被害が生じ通行止めとなっていた東名高速が仮復旧した。一方、浜岡原子力発電所は停止のまま、再開のめどが立っていない。
キャンセル次々、観光の目玉損壊も=旅館など影響懸念-静岡地震(時事通信) - goo ニュース
地震により観光のキャンセルも相次いでいるようだ。風評被害といわれるが、むやみに安全宣言をせず、各観光施設、宿泊施設の被災状況をはじめ、地震対策の内容を分かりやすく公開し、万一、地震が発生しても安全であることをアピールすることが重要だ。
この点を疎かにしている観光施設、宿泊施設には、やはり安全が確認できないので観光や宿泊しにはいけない。
今回の地震で静岡県の観光施設、宿泊施設ではホームページで被害状況を開示しているところもあれば、ないところも多い。各観光協会ホームページでは地震による影響等の情報開示が行われていない。非常に残念だ。