今日15日は終戦記念日。
太平洋戦争末期の1944年12月に発生した昭和東南海地震(M7.9)は、戦時中の報道管制により被害記録がほとんど残っていないとされる。
今年5月、米国国立公文書館で米軍が撮影した昭和東南海地震の航空写真が見つかった。航空写真は津波被害の様子がわかる。
<47NEWS 2009年5月29日共同通信記事>
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051901000591.html
当時の震害と震度分布を愛知県、岐阜県で公表している。また、政府広報ぼうさい2008年3月号に興味深い記事が掲載されている。南海トラフ巨大地震の前後にM6級の地震が起きるということで、1944年昭和東南海地震の翌年1945年に三河地震(M6.8)が発生し死者2,306名、家屋全壊16千棟の被害が生じたということだ。
記事のとおり、先日の駿河湾地震は南海トラフ巨大地震の前の地震ということができるだろう。
<愛知県 過去の災害情報>
http://www.pref.aichi.jp/0000013241.html
<岐阜県防災局 東南海地震>
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11117/saigai_siryo/1944tounannkai/s19tounannkai.html
<広報ぼうさい 2008年3月号>
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/kyoukun/rep/kouhou044_20-21.pdf