レンゲさんと和子さんは
境界性人格障害に悩んでいます。
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「ヤダあああ~!はなせよゥ~!
ぎゃあああ~ 殺されるゥ~
助けてぇ~~!」
叫び声をあげ、すさまじい力で振り切ろうとする21才の娘(和子)を山形早苗(仮名・45才)さんは羽交い絞めにしながら涙が止まらない。
このようなことは1度や2度ではない。
もう何度となく繰り返されてきたのだ。
「山形ですけど、娘が暴れて死ぬと言っています!
早く来て!」
度重なる110番通報で事情はくどくどと説明する必要はなかった。
パトカーのサイレンがそのうち聞こえてくるだろう。
お巡りさんが助けに来てくれるはずだ。
8畳のリビングはテレビが倒れ、本棚から本が落ちて部屋中に散乱していた。
知らない人が見れば、親子で死に物狂いの大喧嘩をしているように見えるに違いない。
娘の和子さんの病名は境界性人格障害。
これは神経症、精神病、うつ病、そして健康の4つの部分の“境界”に居る人が患う病気です。
症状は、不登校、引きこもり、家庭内暴力、拒食症、リストカットを含む自殺未遂など、多岐にわたっている。
男性よりも女性に患者が多く、たいてい20代前半までに発病します。しかし、30代で発病するケースもある。
この障害に陥ると自分の衝動や欲求をコントロールするのが難しくなります。
また、愛されたい気持ちが人一倍強くなります。
家族や治療者などを、自分を理解してくれると理想化し、思い通りの行動や発言をしないと裏切られた、捨てられたと感じて自傷行為に走ったり、攻撃に転じることもある。
山形早苗さんは当時9歳の和子さんを連れて12年前に離婚しました。
保険の外交員として働き始め、シングルマザーとして生活をやりくりし、やっと一息ついたところで中学生になった和子さんの不登校が始まったのです。
和子さんの成績がよかったので、早苗さんはそれほど心配しませんでした。
学校に行きたくないのなら行かなくっても良いと気楽に考えていたのです。
それでも何とか中学を卒業し、高校も無事におえて大学に入学しました。
しかし、大学一年生のときに調子が悪いといって和子さんは自ら心療内科に通い始めたのです。
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その2ヵ月後早苗さんが仕事から帰ると、担当の医師から処方された薬を全部飲んで和子さんが居間で倒れていたのです。
救急車で病院に運ばれた和子さんは、病院に到着したとたん医師と看護師に殴りかかったため、手足をベッドに縛られ投薬のあと紙おむつをあてがわれて監視カメラの下で見守られる事になったのです。
1ヶ月の入院でした。
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それから3年間で5回の入退院を繰り返しました。
退院してくると、調子の良い時にはバイトをしたり、家事も手伝うのです。
調子が悪かったり、早苗さんが和子さんの気に触る事を言うと、クルッと振り向いた瞬間に目が釣りあがり、上の写真のような般若(はんにゃ)の顔になって部屋の中のものを手当たりしだいに取っては投げて、部屋中のものを破壊しつくすのでした。
気持ちが落ち着くと、今度は態度がコロッと豹変して、
“ママ、抱っこして~”
と赤ちゃん言葉(子供返り)で甘えるのでした。
早苗さんが今日は大丈夫かと事務所に出社しても、仕事している最中に
“もう死にます。マジだよ”
とメールが入る。
最初の頃はそのたびに早苗さんは仕事を切り上げて帰宅していました。
しかし度重なるにつれて、
“そんなに死にたいなら死ね!”
と思う事もありました。
娘の死は悲しい。でもそこで終わる。
“もう死にます”と脅かされながら仕事をすることに早苗さんは限界を感じてきました。
仕事を止め、娘に付きっきりになったら、親子ともども破滅だと思う今日この頃なのです。
デンマンさん、また和子さんのことですかァ?
違いますよ。レンゲさんの心の問題について語り合いましょう、と思っているんですよ。
でも、これだけ大きく和子さんの記事を引用しているんですよ。
だから、和子さんのケースとあなたのケースを比較するためですよ。
つまり、あたしを晒し者にするわけですわね。
レンゲさんはまたその話を蒸し返すのですか?その事では、これまでにレンゲさんと何度も話し合ったではないですかあああ。。。僕はレンゲさんを晒し者にしていませんよ。確かにそのように感じる人は居るかもしれませんよね。でも、レンゲさんは次のように書いていたんですからね。
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投稿日時: 2004-8-30 4:54
レンゲ本人です(´▽`)ノ
denmanさん、
わたしの事をアナウンスして下さって、
とてもうれしく思っています。
感謝!です。
blooでは、わたしひとりが
「愛~」「愛~」と言ってるだけで、
真正面から、わたしと「愛についての
ディスカッション」をしてくださる方は、
なかなか現れてくれません。
BLOGの方も(こっちを恋愛専科にしようかなと思ってます)
なんせ、レスがつかないんですよ・・・
しょぼん・・・
では、ワタクシから・・・
『愛を探して。。。』に、
遊びに来てくださいね!
みなさんと愛について考えたいと思い、
立ち上げました。
心の中が温かくなるような交流の場にしましょう。
by レンゲ
『心も寒い、「妄想部屋」もさむい、HPも寒い、というレンゲさんへの返信』より
レンゲさん、思い当たるでしょう?このように書いていたんですよ。境界性人格障害は“愛”と深くかかわっている。レンゲさん自身がそのことに気づいて、ネットで“愛”について考えたいと言っていたんですよ。
そうですけれど。。。
だから、僕はレンゲさんを晒しているわけじゃない。このブログでレンゲさんと愛について、それと境界性人格障害について考えたいわけですよ。
分かっています。でも、デンマンさんはクドクドと和子さんのことを持ち出します。あたしは和子さんとは違いますよ。一緒にしないでくださいな。
確かにね、表面的には違っていますよ。でも本質的には同じですよ。
どのようなところが同じなのですか?
家庭崩壊ということですよ。和子さんのお母さんの早苗さんは当時9歳の和子さんを連れて12年前に離婚しました。保険の外交員として働き始め、シングルマザーとして生活をやりくりし、やっと一息ついたところで中学生になった和子さんの不登校が始まったのです。
つまり、早苗さんが離婚したという事が家庭崩壊ということですか?
僕は“離婚”が“家庭崩壊”だと決め付けるつもりはありません。離婚した家庭の子供がすべて境界性人格障害者になるわけではありませんからね。
では、何が家庭崩壊なのですか?
要するに、両親の“離婚”という過程を通して和子さんが明らかにトラウマを受けてしまっているんですよ。だから、早苗さんの離婚が和子さんにとって“家庭崩壊”だったんですよ。
和子さんは両親の離婚にショックを受けたわけなのですか?
それは充分に考えられることですよ。離婚した母親に育てられた人もかなりの数居ますからね。そのような人すべてが問題を起こして居るわけではありません。だから、人によって両親の離婚に対する反応はさまざまですよ。和子さんの場合には、それをトラウマとして受け取ってしまったところに問題があるんですよ。
具体的にはどういうことですか?
僕は早苗さんの離婚は和子さんの境界性人格障害の引き金になったに過ぎないと恩っています。つまりね、それ以前に和子さんは“愛”を感じて居なかったのだと思いますよ。つまりね、両親は和子さんのことをかまっているどころではなかったんでしょうね。
要するに、和子さんもあたしのように母親から愛を感じ取っていなかったとおっしゃるのですか?
そうですよ。上の引用からだけでは正確な事は分かりませんが、僕はそう思いますよ。