とこしえの愛を求めて。。。
本当の愛があることをレンゲさんは信じている。信じきれないまでも信じようとしているレンゲさんが居る。しかし信じたいにもかかわらず、レンゲさんの目の前に現れる愛は、理想とする「愛の形」からはあまりにもかけ離れている。それでレンゲさんは絶望を感じないわけには行かない。これ以上どうにも出来ない愛に無力感を覚える。
デンマンさんは、どうしてまたこの詩を持ち出してきたんですの?
僕は、いつかレンゲさんも“とこしえの愛”をつかむ事を願っているからですよ。
。。。つうことわあああ。。。デンマンさんは、とこしえの愛を見つけたということですか?
もちろんですよ。
(レンゲさん、半ば呆れながらデンマンを無言で見つめる。)
どうしたんですか?。。。お口をぱっくりと開けて、僕を尊敬のまなざしで見つめていますねぇ?
それ。。。それって。。。マジですか?
もちろんですよ。僕はいつだってマジですよ。レンゲさんが真剣な気持ちで書いた詩を前にして冗談なんて言えませんよ。
あたし、そう言ってもらえるとうれしいです。あたしの書いた詩をデンマンさんほど理解してくださる方は他におりません。
でしょう?。。。。でしょう?。。。。
どうして、そうやって強調なさるのですかあああ?
だから言ったでしょう。。。。僕は“とこしえの愛”を見つけたんですよ。
どこで。。。? いつ。。。?
どこで? いつ?。。。というような確定できるものじゃないんですよ。“とこしえの愛”というモノは、ちょうどぶどう酒が熟成するように、いつだか分からない、。。。どこで?。。。そんな事は問題じゃない。しかし、確実に僕のこれまでの人生の中でかもし出された愛なんですよ。
デンマンさんは、いつでもそうやって屁理屈をこねて、あたしを丸め込もうとするのですわああああ。。。洗脳しようとなさるんです。
そうじゃありませんよ。
そうですってばあああああ。。。。
分かりましたよ。そうやって、あまり“あ”を延ばさないようにしてくださいよ。
それで、。。。あのォ~。。。とこしえの愛で。。。一体、。。。いったい、どなたを愛されているのですかァ~?
特定したいのですか?
聞いてはいけませんの?
いや、別にかまいませんよ。
だったら、そうやってじらさないで、ハッキリとおっしゃってくださいな。んも~~~
その、“んも~~~”と言うのもどうにかなりませんか?
デンマンさん、いい加減にしてくださいよ! デンマンさんだって“んも~~~”と言いますやんかあああ。。。!
分かりましたよ。
デンマンさんの記事は、だから長くなるんですよ!こうして余計な事を書くからなんですよ!
でもね、堅苦しい事ばかり書いても面白くないんですよ。そう思いませんか?それに、真面目な事ばかり書いていてもつまらないでしょう?
そうかもしれません。でも、こういう時にそのような余計な事を言わないでくださいな。あたしが聞きたいことにすぐに答えてくださいな。
でもねぇ~。。。。
デモも機動隊も居ませんわァ~~
それは僕が言うセリフですよ。。。ったくうゥ~~。 僕が言うセリフを横取りしないでくださいよォ。
デンマンさんが、余計な事ばかり言ってすぐに答えてくださらないからですわ。。。言いたくないんですのね?
そう言う訳じゃありませんよ!
だったら、すぐに答えてくれればいいですやんかあああああ。。。。
また、“あ”を延ばし始めましたよ!
んも~~~。。。いい加減にしてくださいな。“とこしえの愛”で愛している女性の事を言いたくないのでしょう?どうなんですの?あたしをヤキモチさせて。。。そうやって眺めているのが面白いのですかああああ?
レンゲさん、。。。そうムキになって、キンキンがなり立てないでくださいよ。耳が痛くなりますよォ~。まるで、ヒステリックなオバタリアンと変わりがないじゃありませんか?
今すぐに、言うのですかあ?それとも言わないのですかあ?どっちなんですの?
分かりましたよ。言いますよ。。。僕にだって、言いにくい事があるんですよ。
そんな事信じられませんわァ。 早くおっしゃってくださいな。
僕が“とこしえの愛”で愛しているのはこの人ですよ。

この人って。。。これは、あたしが高校1年生の時の。。。
そうですよ。。。レンゲさんが16才のみぎり、坂田さんの腕に抱かれながら、ハラハラ。。。ワクワク。。。乙女の胸をドキドキさせつつ、サクラの花びらを散らしたんですよ。。。へへへ。。。
デンマンさんは、絶対にロリコンですわああああ。
そうやって、“あ”を延ばして強調しないでくださいよ。んも~~
とにかく、デンマンさんはあたしが16才で桜の花びらを散らしたことに、こだわりすぎますわあああ~~。
いけませんか?
今のあたしの事はどうでもよいのですわね?
そう言う訳ではありませんよ。
だって、デンマンさんが想い描いているのは16才の頃のあたしなんでしょう?
その頃のレンゲさんは確かに舐めてしまいたいほど可愛くって。。。いいですよねぇ~~。
。。。つうことわわああああ、今のあたしはダメダと言う事ですわね。
そう言う訳ではありませんよ。ただ、最近のレンゲさんは清水君にべったりですからね。
だって、デンマンさんも言っていたではないですかアアア。。。熟女になって愛したらどうかと。。。
確かに、そう言いましたよ。
だからあたし、。。。
私は深海魚になって。。。 2006.02.15
持続力のない多幸感のあと 地面をなめる様な気分が いつだってついてまわっていた でも今の私はあなたの全てがいとおしい あなたに抱かれて知った歓び 私は深海魚になって 深い快楽の中で燐光を放つ あなたの唇で愛撫され 熱い波がひろがっていく 全身にしびれるような幸福感があふれ 私の身も心も泡になる あなたと私を包むやすらぎの燐光 おだやかな時がいつまでも流れていく 深い官能の中で ふたりは確かに結ばれて 身も心もとけあう あなた ・ ・ ・ いとしいひと ・ ・ ・ 夕べのしじまの中で あなたと交わした愛が いつまでも続くことを ・ ・ ・ 愛している あなた ・ ・ ・ いとしいひと ・ ・ ・ by レンゲ 『私は深海魚になって。。。』より |