愛と性の秘められた歴史
萌えた恋の悲しい結末
当子(まさこ)内親王は
長保3年(1001年)に
生まれました。
なんと、治安3年(1023年)に
22才の若さで亡くなっているのです。
しかし、短い命でしたが
波乱に満ちた愛と性の
悦びと苦悩に、その人生は
彩(いろど)られているのでした。
内親王は第67代三条天皇の
第一皇女でした。
寛弘8年(1011年)に
父親の三条天皇が即位すると、
翌年、内親王が11才の時に
斎宮(いつきのみや)に選ばれたのです。
満11才とはいえ、
既に匂いたつような美貌でした。
父・三条帝は当子内親王を
こよなく愛していたのでした。
それだけに、まだ幼い
内親王との別れが
死別するようにつらい。
三条帝は自らの手で
内親王の前髪に
『別れの小櫛』を挿したのでした。
しかし、帝は内親王との別れに
耐え切れず、
別れの儀式には
決して振り返ってはならない
という禁忌を破って、
振り向いて、内親王の姿を
もう一度見てしまったのです。
それ程別れがつらかったのでした。
このようにして、内親王は
13才で伊勢に旅立ちました。
しかし、彼女が15才の時に
三条天皇は譲位します。
そのため、内親王も慣例によって
斎宮の勤めを辞めて
1016年9月に帰京しました。
三条帝が目に入れても
痛くないほどの可愛い乙女でしたから、
何も無くそのまま平凡な余生が
待っているとも思えません。
やがて京の街に噂が
流れ始めたのです。
藤原道雅(ふじわらのみちまさ)が
前の斎宮・当子内親王と通じている。
人々は口伝に、
そのようにウワサし合ったのです。
道雅は道長の政敵だった
藤原伊周(ふじわらのこれちか)の息子です。
伊周は道長の兄・道隆の息子です。
今は失脚したとはいえ、
常に道長のキャリアを
脅かしてきた相手でした。
伊周の妹・定子は道長の娘・彰子と
一条帝の寵を争った“恋敵”です。
当代一の権力者・藤原道長の
目を恐れるならば、
藤原道雅は内親王にとって
最もふさわしくない相手でした。
運命は当子内親王に不幸の種を
宿したのかもしれません。
噂を聞いて父の三条院は激怒しました。
手引をした内親王の乳母(めのと)は
放逐され、
彼女の身辺の監視は厳しくなりました。
三条院は皇后や親王らの
とりなしも聞きいれずに
内親王を厳しく罰しようとしたのです。
しかし、憎しみは道雅に向かいました。
そのような訳で道雅には天皇から
勅勘が下りました。
つまり、天皇より勘当のお達しが
あったわけです。
すべての縁を切ると。。。
世間では
「伊勢物語の斎宮であればともかく、
この内親王は既に斎宮を
下りているのだから」
と同情する声もありました。
しかし、三条院は内親王を
目に入れても痛くないほど
可愛がっていただけに、
道雅を許す事が出来なかったのです。
内親王と道雅はその仲を
裂かれてしまったのでした。
心頼りにする道雅とは
もはや会う事も
文を通わす術もなく、
内親王はあれこれと心悩ませ
涙で袖を濡らす夜々を過ごしたのでした。
道長との関係も思わしくなく、
心痛が重なり健康が損なわれ、
眼病にも悩み、
やがて三条院は崩御しました。
内親王は16才の若さで
手ずから髪を下ろし、
出家したのです。
父を失い、
二度と道雅に会う事のないまま、
内親王は6年後の22才で
花の命を閉じたのでした。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デンマンさん、今日はずいぶんと悲しいお話をなさるのですわねぇ~?
やっぱり、レンゲさんも悲しいと思いますか?
もちろんですわぁ。悲しすぎますわぁ~。
ほおゥ~。。。レンゲさんが涙ぐむなんて珍しいですねぇ~。。。鬼に涙。。。
んも~。。。デンマンさんは、あたしが血も涙も無い女だとおっしゃるのですかぁ~?
ち。。。ち。。。ちがいますよゥ~。。。決してそのような。。。タダねぇ~。。。レンゲさんが白いハンカチを取り出して目頭を押さえているところを見ると。。。ちょっとねぇ~。。。
ちょっと。。。なんですのォ~?
ちょっと芝居がかっていますよゥ。。。いつものレンゲさんならば、ここで、ガハハハハアぁ~~と笑うんですよゥ。
ど。。。どう。。。どうして。。。あたしが、一体どうして、このようにメチャ悲しいお話を聞いて笑うのですかぁ~?
だからぁ~、レンゲさんならばきっと言うと思いましたよォ~
言うって。。。何をですかぁ~?
だからねぇ~、今更、平安時代のそんな話を持ち出してきたところで、まともに涙など流す女など、今どき居ませんわぁ~。。。とねっ。。。レンゲさんならば、きっと、このように言うだろうと僕は思っていましたよゥ。
つまり、あたしには平安時代の奥ゆかしい愛など分からないと。。。デンマンさんは、そう思っていたのですか?
もちろん、レンゲさんならば理解できると思いますよゥ。タダ。。。ただ、僕が平安時代の話を持ち出すことに対して、レンゲさんは僕に激しい突込みを入れてくるだろうと思ったわけですよ。
あたしがどうして。。。どうして激しいツッコミを入れるのですかああぁ~?
だから、いつだってレンゲさんは言うじゃないですかぁ~。。。時代錯誤だってぇ~。。。
あたしが。。。あたしが、そのような事を言いましたぁ~?
ホラぁ~。。。また、そうやって都合が悪くなると忘れてしまうでしょう?。。。やだなあああ。。。
あたしはマジですわぁ~。本当にそのような事を言った覚えがありませんわ。
分かりましたよ。無駄な詮索はやめましょう。この記事が長くなるだけだからねぇ。。。それで、一体どういうところがレンゲさんの涙腺を緩(ゆる)ませてしまったのですか?
だから、22才の若い身空で花の命を散らしてしまったところですわぁ~。しかも。。。しかも、愛(いと)しい人と2度と会えないままで逝ってしまったなんてぇ~。。。なんだか、とっても悲しいですわぁ~
ところでねぇ~。。。レンゲさん。。。
何ですのォ~?
そのハンカチねぇ~
このハンカチがどうかしましたかぁ~?
ちょっと大きすぎるでしょう。。。? しかも、それって、さっきまで。。。ホラぁ~。。。そこの。。。そこのテーブルの上に敷いてあったテーブルクロスでしょう。。。?レースが多すぎますよゥ。僕はさっきから、このウェブカムを通して見ていたんですよ。
デンマンさん。。。んも~~。。。なんだっていいじゃありませんかぁ~?そのような事をこの場で言わなくってもいいじゃありませんかぁ~?デンマンさんは、あたしを世界のネット市民の皆様の前で、またコケにしたいのですかぁ?
とにかくねぇ~、こういう時には、花模様の可愛らしいハンカチで目頭をぬぐって欲しいのですよ。風呂敷のような大きなものを持ち出してきたら、誰だって気になりますよゥ~。
デンマンさんは。。。デンマンさんは。。。ハンカチのことを話したいのですか?それとも当子内親王の愛と性の秘められた歴史的事件を話したいのですか?どちらなのですかぁ~?
分かりました。。。分かりましたよ。。。また、記事が長くなると言いたいのでしょう?
分かっているのならば、どうでもいいハンカチの事など持ち出さないで下さいなぁ~。
うん、うん、うん。。。その通りですよ。それでねぇ、レンゲさんは22才の内親王が愛(いと)しい人と2度と会えないままで逝ってしまったぁ。。。と言ったけれど、レンゲさんも死にたい、死にたいと何度と無く言いましたよね?
それがどうだとおっしゃるのですか?
だから、確認したいのですよ。
不安と焦燥感と寂しさ
2004/10/03 18:28
もう、このままで生きてるんなら、
命いりません。
ドナーカード持ってるから、
心臓でも角膜でも、
なんでも持っていって下さい。
家族はいません。
承諾とらなきゃいけない人は
誰もいません。
by レンゲ
『事故死するみたいなことが書いてあって。。。』より
レンゲさんは、こうして何度も死にたいと思った。実際、こうして日記やブログに何度も同じ事を書きました。そうでしたよね?
デ。。。デン。。。デンマンさんは。。。、またこうしてあたしに悲しい時の事を思い出させるのですか?
違いますよ。僕はレンゲさんに悲しい時の事を思い出させるのではなくて、こうして命をもてあそぶ時の事を思い出して欲しいのですよ。
あたしが。。。あたしが。。。命を弄(もてあそ)んでいるとおっしゃるのですか?
そうですよ。境界性人格障害者は、よくこうして死にたいと言うのですよ。
デンマンさんは、死を弄ぶのが“ボダ”の特徴だとおっしゃるのですか?
そこまで断定するわけではないけれど、心に問題を抱えている人は、そうやって死を弄びながら同情を誘うような所がありますよ。例えばね、我が子の諒介ちゃんを殺してしまった美香さんも、そのようなところがあった。