ふるさとのロマン (PART 1 OF 3)
デンマンさんへ
3月のホワイトデー前頃に買って1ヶ月が経ってしまいます。
どこで買ってもチョコなのですが
ちょうどこのホテルのチョコを見つけたので送ります。
もしかすると日本の郵便局で暖められたり、
機内で冷やされたり
表面が白くなってたらすいません。
その他、いろいろと雑に入れましたが。。。
マメ、ガム、Pinky は 最近気に入って、
カバンに入れて持ち歩いてます。
デンマンさんの迷惑そうな顔が思い浮かびますが、
たまには女の子の気分になってみてくださいね。
うららかな春のバンクーバーの街を歩きながら。。。
フードストアに向かう買いものついでにかんでください。
きっと、いい短歌が作れるでしょう。
小百合より
2008年4月1日
『広い愛と狭い愛 (2009年3月31日)』より
この上の小百合さんのお手紙は去年の4月に書かれたものでござ~♪~ますわ。
そうですよう。
どうしてデンマンさんは、また持ち出してきたのでござ~♪~ますか?
小百合さんは僕とめれんげさんが短歌の交換をしていたのを知っていたのですよう。
それで、万葉集の和歌が2首、包み紙の裏に書いてあった白羊羹を小百合さんが小包の中に入れたとデンマンさんは思い込んでいるのですわね?
それ以外には考えられないでしょう!
でも、偶然ということもありますわ。
偶然ではありません。
どうして、そのように断定するのでござ~♪~ますか?
その2首の和歌を読んでみてくださいよう。
下野(しもつけ)・佐野
下毛野(しもつけの)
みかもの山の
小楢(こなら)如(の)す
目細(まぐは)し児(こ)ろは
誰(た)が笥(け)か持たむ
by 詠み人知らず
万葉集 巻第十四 3424
【現代語訳】 下野(しもつけ)のみかも山に生える小楢のように美しいあの娘は、誰の家の食器を持つ妻になるのだろう。
【解説】 「みかもの山」は栃木県佐野市街の東にある山です。
下毛野(しもつけの)
安蘇(あそ)の河原よ
石踏まず
空ゆと来(き)ぬよ
汝(な)が心告(の)れ
by 詠み人知らず
万葉集 巻第十四 3425
【現代語訳】 安蘇の河原を、石を踏まず空を飛ぶようにしてやって来たんだ。さあ、きみの本心を聞かせてくれ。
【解説】 「安蘇」は、栃木県安蘇郡と佐野市あたり。
すでに、あたくしは読ませていただきましたわ。どちらの歌も、あたくしのように美しい女性のことを想いながら詠んだのでござ~♪~ますわね。おほほほほ。。。都から遠く離れた田舎に、この上のような歌を詠む男が居たなんて信じられない思いがいたしますわ。
そうでしょう?。。。僕も歌の意味を調べたら、おや、おや。。。意外や。。。意外!。。。という感に打たれたのですよう。
この万葉集の二首が、どうして羊羹の包み紙の裏に書いてあるのでござ~♪~ますか?
店主が次のように書いているのですよう。
金禄の郷土色豊かで
気品に富んだお菓子は、
必ず受ける方に心から喜ばれ、
贈る方の奥床しさが通じ
心と心がつながります。
店主敬白
有限会社金禄(きんろく)
佐野市江戸街道
つまり、万葉集から下野(しもつけ)にちなんだ歌を二首選んで羊羹の包み紙の裏に書いた和菓子屋の店主は、「風流」と言うか「奥床しさ」をちゃんと理解しているのですよう。
そうでしょうか?
そうですよう。。。だって、小百合さんの心のこもった贈り物の一つとして、僕はこうして金禄の白羊羹を記事で取り上げているのですよう。卑弥子さんだって、これまでの記事を読めば、小百合さんが贈ってくれた心のこもった品物を通して僕と小百合さんの心と心がつながったのが理解できるでしょう?。。。うしししし。。。
そのような事は、デンマンさんご自身が言うべき事ではないのですわよう。
分かってますよう。でもねぇ、卑弥子さんが言ってくれそうも無いので、僕は自分で言う事にしたのですよう。うへへへへ。。。
そうゆうのって、「奥床しい」とは言わないのでござ~♪~ますわ。
。。。で、何と言うのですか?
「あつかましい」と言うのでござ~♪~ますわ。おほほほほ。。。
でもねぇ、小百合さんは僕が歴史が好きだという事を知っている。しかも僕がめれんげさんと短歌の交換をしていると言うことも知っている。
。。。んで、小百合さんは上の和歌の意味を理解していたのでござ~♪~ましょうか?
下野(しもつけ)の国、今の栃木県にちなんだ和歌であることぐらいは知っていたはずですよう。
それで、なぜ、この和歌をデンマンさんに読んでもらおうとしたのでござ~♪~ましょうか?
卑弥子さんは、もう忘れているかもしれないけれど、僕は軽井沢にちなんだ和歌を今でもはっきりと覚えているのですよう。小百合さんも良く覚えているはずですよう。
なぜ、小百合さんが覚えているとデンマンさんには分かるのでござ~♪~ますか?
小百合さんは次のような事をメールに書いて寄越した事があるのです。卑弥子さんも、じっくりと読んでみてね。
投稿日時: 2008/09/22 03:58 (ロンドン時間)
日本時間: 9月22日 午前11時58分
バンクーバー時間: 9月21日 午後7時58分
はい ただいま。
軽井沢ではいろいろとやる事があって、
ネットカフェでゆっくりとデンマンさんのブログを見ている時間が取れませんでした。
あとで ゆっくりと 見てみますね。
ブログを読んでもらえば分かるけれど、
小百合さんとのメールの交換がブランク(空白)の期間があったので、
歴史編になっていますよ。
万葉集のこと
柿本人麻呂のこと。。。
そう言う事に、かなりハマッて『小百合物語』を書いていますよう。
しばらく歴史編が続きそうですゥ。
もちろん、小百合さんからのメールを冒頭に書きますが。。。
歴史編になっても『小百合物語』に変わりがありません。
夕べも今朝も
ビーバーランド e-XOOPSの調子が悪かったのですよう。
最近、マジで Lycos UK のサーバの具合が悪いのですよう。
ムカつきました!
先ほどクリックしたら、やっとジューンさんが現れて、
小百合さんが1時間前にログアウトした事が記録に出ていました。
23日の秋分の日までいるつもりだったのですが、
台風が去ったのに 低気圧で雨、
戻ってきました。
うん、うん、うん。。。
10日間ほど軽井沢にいると言っていたから早いなあああぁ~、と思ってちょっと意外でした。
でも、うれしい喜びですよう。
それだけ小百合さんと多くメールの交換ができますからね。
今回は 風邪もひいたけど その分 ゆっくり、
気がついたら 10時まで寝てました。
寝過ぎです。
本当に小百合さんは“風邪っ子”ですよね。
その事が僕のオツムに始終あって、その事が僕に『ロマンポルノ』を書かせたのですよう。
半分マジで。。。
つまり、小百合さんの“愛とロマンの体質改善”があの『ロマンポルノ』のテーマなのですよう。
小百合さんは分かってくれただろうか?
防人(さきもり)の歌碑のところまで行って、
新しい道を探して 見つかった時の 新鮮さ。
長男や次男のこと、デンマンさんのことも
忘れて 自分だけのことで 走り回ってました。
■ 『ビバ!白鳥の湖 (2008年6月15日)』
(防人の歌碑については上の記事を読んでみてね。)
“防人の歌”。。。懐かしいですねぇ~。
そうです。そうです。
あの防人の歌の歌碑も、小百合さんと一緒に見たいものですね。
(すぐ下のページへ続く)