乙女の祈りと子猫のワルツ(PART 1)
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デンマンさん。。。、乙女の祈りと子猫のワルツというタイトルに、どういうわけでオイラをお呼びになったのですかァ~?
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上のタイトルを見て、オマエは何か思い出すことはないのォ~。。。
ええとォ~。。。 何か思い出さないとまずいのですかァ~?
そうだよ。。。 80歳を越えたので、オマエの記憶力が かなり弱ってきたのだと思うよ。。。
ちょっと待ってください。。。 思い出させてください。。。
(太田将宏が目をつぶって、しきりに思い出そうとしているけれど、一向に思い出したという風ではない。。。)
時間切れだよ!。。。 無理して思い出さなくてもいいよ。。。 ここに、オマエが僕の記事に書き込んだコメントを貼り出すから、じっくりと読んでみたらいいよ。。。
Identity theft をした
デンマンこと加藤明へ (Ⅵ)
コメント記入者: V. T.
2015-11-12 05:11:58 その四:
以上の加藤氏の狼藉にも拘らず、
心優しい私たち貴族の夫婦は、
彼と一緒にスキーをした事もあった、
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彼が私たちをアルゴンキン パークに
ドライヴしてくれたこともあった、
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とか、まがりなりにも、私を一晩、彼の部屋に泊めて、
ヴァンクーヴァを案内してくれた事もあった、
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とか良かったことだけを憶えていて、嫌な事は最近まで忘れていたので、
私は、ついつい、彼に出来立ての私の本を送ってしまった、という次第だったのです。
デンマン注:
太田将宏がここで言っている「本」とは、謄写版印刷したような個人的な草稿をまとめたもので私家版です。
本屋さんで売っている本ではありません!
この草稿を引用してデンマンが書いているのが“クラシック鑑賞”シリーズです。。。
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■『クラシック鑑賞 17』
読めばわかりますが、どの出版社からも拒絶された草稿です!
でも、太田本人は「本」だと信じ込んでいます!
笑わせるのですよ!
きゃははははは。。。
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聞くも涙の物語でしょう(満場、シーンとして声もなし)。
加藤氏(デンマン)は、その私の本の最初の反応として、私への断りも無しに、
私の文を、一部ではありますが、このBBSに転載して、
さらに彼の<乙女の祈り>にまつわるsentimentalな駄文を付け加えて、
彼の言う仮想の<世界>、つまり仲良しクラブに発表したのです。
それでも、心優しい私は、事後処置でありますが、私の作品を引用してもいいよ、と言ってやった次第でした(失笑)。
あの、加藤氏(デンマン)の<乙女の祈り>についての文章は、
そんな事は、自分だけの胸だけに秘めておけばいい、
という以外の何ものでもないではないですか。
読んでいる方が恥ずかしくなるような駄文ですねぇ(失笑)。
それと、あそこで引き合いにだされた女性、恵美子さんという方は、気の毒ですねぇ。
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戸惑いを通り越して迷惑に思っているのではないか、と同情いたしました(ため息、そして失笑)。
彼を、無神経と言わなければ、無神経な人などは、世界中を捜してもいませんよねぇ(ため息、そして、失笑、又、ため息)。
その加藤さんが、自分史を書いているとか、書くとか、といっているのですよ。<世界>の皆様、身震いしませんか(ついに爆笑)。
それらを思いつつ、私は、また、新たに確認しました。
加藤氏は、無礼とか何とか言う以前の、まだ乳離れの出来ていない幼児が、際限なくダダをこね続けている様なものなのではないか、と。
『親愛なる将宏ちゃんへ』のコメント欄より
(2006年12月28日)
あれっ。。。 オイラは、このようなコメントを書いていたのですか?
そうだよ。。。 思い出しただろう!
思い出しましたよ。。。 デンマンさんが 読者が読んで恥ずかしくなるような駄文を書いていたのですよ。。。
オマエは、そう言うけれど、恵美子さんのエピソードに感銘を受けたネット市民もいたのだよ。。。
マジで。。。?
ちょっと読んでごらんよ。。。
ん? クラシックで片思い?
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そうなんですよね。
僕は多分、恵美子さんに片思いしていたと思うんですよ。
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中学校に入学して間もなくだった頃だと思いますが、
全校生徒が体育館に集まった時に
同学年の恵美子さんが“乙女の祈り”をピアノで独奏したのです。
僕はその時初めてこの曲を聴いたのですが、すばらしいと思いました。
感動しました。
曲も良かったけれど、あの恵美子さんが弾いたのだという事も感動的でした。
この恵美子さんは小学校のとき6年間隣のクラスに居た可愛い女の子だったのです。
よく目にした事はあっても口をきいたことが一度もなかったのです。
初恋の人ではなかったのですが、僕の気に入った女の子でした。
遠くから見ていて、可愛い女の子だなぁ~と思っていたのです。
小学校ではクラス替えがなくて6年間同じメンバーだったのですが、
中学校では学年毎にクラス替えがあったので、この恵美子さんと同じクラスになる事を期待していたのです。
しかし、とうとう同じクラスになる事はありませんでした。
(こういう思い通りにならない事って、人生にはずいぶんとあるものですよね?)
とにかく、僕が気に入っていた“乙女”が弾いた“乙女の祈り”が忘れられなくて、僕はどうしてもこの曲が弾きたくなった。
大学に入学して下宿から通うようになった頃、下宿にピアノがあったので楽譜を買ってきて、独習で弾き始めたのです。
とにかく、一生懸命に独習したので、何とか全曲を弾けるようになったのです。
自分では結構マシに弾けると思ったので、ぜひ恵美子さんに聞いてもらいたいなぁ~と思い始めたんですよ。
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そう思ったら、何が何でも恵美子さんに聞いてもらいたいと思うようになった。
それで、夏休みに帰省した時に思いきって恵美子さんに電話したのです。
当時、恵美子さんは音楽大学に通っていました。
恵美子さんはビックリするだろうと思ったのですが、極めて落ち着いて冷静に受け答えしていたので僕のほうがその落ち着き方に内心ビックリしたほどでした。
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これまでに一度も言葉を交わしたことのない女性に初めて電話して僕のピアノの演奏を聞いて欲しいと言ったのですからね。
もちろん、どうしてそういう気持ちになったのか、かいつまんで説明しましたが、
今から思うと“すっご~い心臓”を持っていたものだと、自分ながら呆れる思いです。
その後、恵美子さんがコンサートピアニストになったのかどうか、僕は、もうぷっつり連絡していないから全く分からないのです。
僕は社会人になると間もなく海外へ出てゆきましたから。。。
当時、彼女の家にはグランドピアノがあって、その頃でもピアノ教室が別棟にあって、そこで子供たちに教えていました。
とにかく、恵美子さんに会ったのは前にも後にもそれっきりなんですよね。
電話した事もなければ、手紙を書いたこともない。
本当にその時会ったのが初めで最後!
まず、このように書いても誰も信用してくれないと思いますが、これは実話です。
恵美子さんの名前は本名です。
僕の生まれは行田市です。
もしかして、この記事を恵美子さんが読む事があれば、すぐに僕が誰かと言う事が分かるはずです。
もちろん、僕は恵美子さんにまた会いたくなったから、と言うのでこの記事を書いているわけではありませんよ。
小学生のときに芽生えた“乙女”に対する思いが僕の“乙女の祈り”の演奏を聴いてもらう事によって完結した。
言ってみれば、そのような儚(はかな)くも淡い“恋”ではなかったのか?
もちろん、それは“片思い”にすぎなかったのだけれども、僕はその片思いをあのような形で完結したのだと。。。
今から思い返すと、そう思えるのです。
しかし、ずいぶんと下手くそで間違った演奏を聞かせたものだと、気恥ずかしくなりますよ。
この記事を恵美子さんがもし読む事があったら、夢のような馬鹿ばかしい思い出として、苦笑しながら思い出すことでしょう?
お恥ずかしい事ですが、クラシックだと言われている“乙女の祈り”を誰が作曲したのか?
この記事を書くまで知らなかったという“おまけ”までがついていますよ。うへへへへ。。。。
ついさっき調べたら次のような事が分かりました。
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1856年作曲
乙女の祈り (La prière d'une vierge)
テクラ・バダルジェフスカ (Tekla Badarzewska)
(1834年1月1日~1861年9月29日)
生誕地:ワルシャワ、 ポーランド
なんと、この人物は27歳で亡くなっているんですよね。
冥福を祈りたいですね。
とにかく、この人物が“乙女の祈り”を作らなかったら、僕は恵美子さんに会うことはなかったんですよ。
小学生の時に、恵美子さんのことを可愛い女の子だなぁ~と思っていただけで、一生会って言葉を交わす事はなかったはずです。
クラシックの“威力”なのでしょうか???
実は、この片思いの事は6月13日に書いた記事の一部です。全文はもっと長いのですよ。
興味があったら次のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
クラシックに限らず音楽好きの人なら面白く読めると思います。
■『ん? クラシック興味ある?』
Realogで書いた、この記事に対してRealogのメンバーの藤守美愛さんから次のようなコメントをもらいました。
ありがとね。 (デンマン注: 残念ながら、Realogは閉鎖・消滅しました。)
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初です☆
クラシック好きなので、
タイトルに釣られて来てしまいました。
コントラバスしてたんですか?
私はペットとパーカッション&ドラムしてました(^O^)
乙女の祈りはエレクトーンで弾いたので懐かしい~
独学でピアノは大変ですよね。
とても素敵な想い出だと思います=^▽^=
by 藤守美愛 2006/06/14 03:45
『ん? クラシックで片思い?』より
(2006年6月19日)
普通、クラシックに関心のある人ならば、上のエピソードを読んで、藤守美愛のような感想を持つのだよ!
いえ、それは違います。。。 普通の神経を持っている人なら、恥ずかしくって とてもデンマンさんのようには書けないものですよ。。。 うへへへへへへ。。。
あのさァ~、そうやって、無理に笑いでごまかしている場合じゃないのだよ! クラシックに造詣が深い割には、オマエはひねくれた性格で、人から嫌われるようなコメントを書く習性があるのだよ。。。
そうでしょうか?
だってぇ~、上のようなひねくれたコメントをみれば判るじゃないか! そういうエゲツナいコメントを書くと嫌われるのだよ!
分かりました。。。 でも、どういうわけで急に乙女の祈りと子猫のワルツというタイトルを書いて オイラを呼び出したのですか?
実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのだよ。。。
「乙女の祈り」の思い出
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私は小学校へ上がる前からピアノを弾いていた。
4歳年上の姉が習っているのを、見よう見真似で好き勝手に弾いていたので、さて正式に先生について稽古をはじめると、指の練習などという面白くもないものばかりやらされるのが苦痛でたまらなかった。
それで (略) ついにモノにならぬままに今の年になってしまった。 (略)
女学校時代は「乙女の祈り」のいってんばりだった。(略)
はじめから終わりまで、つまずかずに弾くことが出来る曲はこれ一曲だったので、父のところにお客が来ていたりすると、「乙女の祈り」を弾いていいところを見せようとした。
その頃、いつも学校の帰りに後ろをつけてくる中学生がいたが、私はその中学生にシャモジという渾名をつけてバカにしていた。
そのくせ私は家の中に駆け込むと、シャモジがまだ立ち去らないで家のまわりをウロウロしているのを窓の隙から見て、やおらペダルをいっぱいに踏んで「乙女の祈り」を鳴り響かせたのである。
そのあとで私は犬を連れて散歩に出た。
シャモジは近づいて来て、
「あんたはピアノ上手やなあ」
と嘆声を洩らした。
私は、「ふん」と笑い、
「上手なことあらへん!」
といい捨てて犬と一緒に走り去った。
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私とシャモジはおよそ1年も同じそういうことを繰り返していた。(略)
私は「乙女の祈り」を聞くとシャモジを思い出して胸が痛む。(略)
シャモジはその後、戦争に行って戦死してしまった。
その後私はショパンの「子犬のワルツ」というのを習った。(略)
「ええ曲ですなあ、何ちゅう曲です?」
とうちへ来る呉服屋がいった。
私は得意になっていた。
「子猫のワルツ」
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「へえ、子猫のワルツ。 なるほどなあ。 子猫が踊ってるんですな」
と呉服屋は目をつぶってそのさまを思い描く顔になった。
数ヵ月後、
「今、何をやってるの?」とある人に聞かれて、
「ショパンの子猫のワルツ」と答えたところ、その人が首をひねって、
「ショパンには『子犬のワルツ』の外に『子猫のワルツ』というのもあったかな」
というのを聞いて私が愕然とした。
私は間違いに気づいたのである。
しかしあの呉服屋はいまだにあの曲を「子猫のワルツ」だと思いこんでいるであろう。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
187-190ページ 『破れかぶれの幸福』
編者: 佐藤愛子
2017年8月15日 第3刷発行
発行所: 株式会社 青志社
要するに「乙女の祈り」というポピュラーな曲は誰でも簡単に弾けるのですよう。。。
僕は誰にも教わらずに譜面を見て独習したのだよ! それまでピアノに触ったこともないのだよ!
だから、その程度でも弾けてしまうとオイラは言っているのですよゥ!
つまり、オマエは「デンマンさんはすごいですねぇ~」と言って僕を尊敬する気持ちにはなれないんだねぇ~?
当たり前田のクラッカ~! 尊敬する気などありません!
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あのさァ~、こういう真面目な話の時に、使い古されたギャグを飛ばすのやめてくれるゥ~。。。
デンマンさんが言わせてるのですよう! んもおおおォ~! 。。。で、何が言いたいのですか?
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「子犬のワルツ」を聞くと「子猫のワルツ」だと一生思い込んでしまった呉服屋も可哀相だけれど、少女の頃の愛子さんに淡い恋心を抱いて戦場に行ったシャモジが 敵弾に当たって死ぬ時に、きっと愛子さんが弾いた「乙女の祈り」を思い浮かべて息を引き取ったと思うのだよ。。。
デンマンさんは意外に少女のような感傷趣味があるのですねぇ~。。。
僕は上のエッセーを読み終わった時に、恵美子さんを思い浮かべながら 戦場でなくなったシャモジの無念な思い感じ取って涙が出てきたのだよ。。。
デンマンさんは馬鹿バカしいほど感傷的なところがります。。。 たぶん、これを読んだネット市民の皆様も、そう思いますよ。。。
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(すぐ下のページへ続く)