愛の悪夢 (PART 2 OF 3)
日付: Thu, 28 May 2009 21:27:10 +0900 (JST)
差出人: "domini@yahoo.co.jp"
宛先: "green@infoseek.jp"
件名:ねちねち ブログしてるんじゃ、
ないでしょうね?
もうやめな!
メレンゲさんだって
次に行くんだから。
デンマンさん 元気?
いつまでも ソッポ向かれた事を
ねちねち ブログしてるんじゃ、ないでしょうね?
もうやめな!
メレンゲさんだって 次に行くんだから。
スタート。
後で 手紙書くね、いい絵葉書でも見つけて。
ねむッzzZZZZ
さゆりより
『愛の形 (2009年6月6日)』より
うん、うん、うん。。。確かに小百合さんは上のように書いていたでぇ~。。。でも。。。、でも。。。、それがどないしたと言うねん?
だから、わたしも考えたんですわァ。
何を。。。?
わたしはデンマンさんと貴重な時間をネットで無駄にしているのやないかと。。。
わてとネットで短歌や詩の交換していることが無駄だと思ったのかァ~。。。?
そうですねん。。。わたしはかつて次のように書きましてん。。。あんさんも覚えていますやろう?
わたしが愛しているあなたは誰?
2006.11.05 09:17
現実から逃げ出したわたしは
今でもあなたを愛しつづけている
もうどこにもいないあなたが
今でも存在していると信じている
わたしを悲しませるのは誰?
わたしが愛しているのは誰?
わたしは誰と傷つけあっているの?
あなたではない誰かだと
わかっているのに
どうしてもあきらめられずに
いつまでも現実へ戻れない
誰かをあなただと思いこんだまま
愛される時を待ち続けるわたしの
おろかな心もすでに
死をむかえてしまった
by めれんげ
『わたしが愛しているあなたは誰?』より
『即興の詩 by めれんげ』
『本気で結婚を考えていますか?』に掲載。
(2008年3月28日)
うん、うん、うん。。。よ~覚えているがなァ~。。。で、それがどないしたのやァ?
わたしは現実に戻らなければいけないと思うのですねん。。。小百合さんもスタートと書いていましたさかいにィ~。
それで。。。、それで。。。、めれちゃんは現実に戻るために思い切って『即興の詩』サイトを削除してしまったのかァ~?
それもひとつの理由ですう。
まだ他にも理由があるのんかァ~?
そうですう。。。
どないな理由があるのんやァ?
あんさんが江戸川乱歩先生の小文を引用していましたなァ。。。次の文章ですう。
私は骨の髄まで
文学少女なのです
「文学少女」は普通の小説である。
探偵小説壇には普通の小説に似たものを書く人も多いけれど、その気迫において「文学少女」までいたっている作品は非常に少ないのではないかと思う。
短い短編の中に類型ではあるが、しかし決して通常人ではない一人の文学少女の生涯が、簡潔に、しかし溢れる「情熱」と「自尊心」とをもって描かれている。
。。。
僕はかつて、「日本探偵小説傑作集」の序文で、探偵作家諸君の作風を紹介したことがあるが、その中で木々高太郎君だけは、少し見誤っていたことを告白しなければならない。
彼の文学執心には医学者の余技以上のものがある。単なる精神分析作家ではない。
文学心に燃ゆること、探偵小説界彼の右に出(い)ずるものもないほどであることが、だんだん分かってきた。
僕は彼の作品に、スリルまでに高められた「情熱」と「自尊心」とを感じる。
それが人を打たぬはずはない。
「文学少女」でいえば、わざと学校の答案を間違って書くというくだり、
「恋愛は二人のことだけれど文学は孤独の業である」というくだり、
大心池(おおころち)博士が具体的表現ということから女主人公の文学素質を看破するくだり、
有名な小説家に自作を剽窃(ひょうせつ)されて怒るよりも喜ぶという心理、
その謝礼金の小切手を夫が費消(ひしょう)したことを知って、突如としてメチルアルコールを買いに行くあたりの描写、
そして、女主人公が獄中で一躍流行作家となる運命。
「先生、痛みなどは何でもありません。私は始めて人生を生きたいという希望に燃えて来ました。
(中略)
文学というものは、なんという、人を苦しめ、引きちぎり、それでも深く生命の中へと入って消すことのできないものでしょう。
でも、私はもう七度(たび)も生まれてきて、文学の悩みを味わいたいのです。
私は骨の隋まで文学少女なのです」
これは女主人公が普通の人には堪えられぬ程の骨の痛みに堪えながら、大心池先生に叫ぶ言葉であるが、僕はそれを作者木々高太郎の絶叫ででもあるように錯覚して、快い戦慄を禁じえなかったのである。
そして...
「お願いが一つあるのです。。。それは私はもう一度生まれてきて、文学をいたします。そしたら、やっぱり先生が見出してくださいますわね」
「。。。ミヤが心の内で、先生に接吻しているのを許してください」
…とやせ細った手を上げたが、それは先生を身近く招くためではなくて、近づこうとする先生を、近づかぬように制するためであった。
…という幕切れの、パッと消えてゆく情熱の花火が、消え行く刹那、たちまちその色彩を一変して見せるかのごとき、すっきりしたあの味。
僕は木々高太郎君が、「情熱」の作家であることを知っていた。
しかし彼のより以上の特徴が自尊心の作家であるということをハッキリ認識したのはつい三四ヶ月以来である。
僕は以前からも、それを漠然と感じて、「気迫」という言葉で言い表わしていたが、「自尊心」というのがもっと適切である。
pp.511-513 「文学少女」より
『江戸川乱歩全集 第25巻 鬼の言葉』
監修: 新保博久・山前譲
2005年2月20日 初版1刷発行
発行所: 株式会社 光文社
『虚構の中の真実 (2009年6月1日)』に掲載。
うん、うん、うん。。。確かに、わては上の文章を引用したでぇ~。。。それがどないしたんやァ~?
あんさんは、全集第25巻の中では、上の小文が最も感動的やったと言ってましたなァ~?
うん、うん、うん。。。確かに、そうやったでぇ~。。。それが、どないしたと言うねん?
それで、あんさんは、わたしに代わって次のように言ってました。
「お願いが一つあるのです。。。
それは私はもう一度生まれてきて、
文学をいたします。
そしたら、やっぱりデンマンさんが
見出してくださいますわね」
「。。。めれんげが心の内で、
デンマンさんに接吻しているのを
許してください」
…とやせ細った手を上げたが、
それはデンマンを身近く招くためではなくて、
近づこうとするデンマンを、
近づかぬように制するためであった。
ここの所を読んで、あんさんは涙がにじみ出てくるほどに感動したと言ってましたなァ~?
そうや。。。、そうや。。。、わては本当に涙が出てきたんやでぇ~。。。文学というものは、自分と自分が愛している人をその状況に置くから、しみじみと感動するのやァ。。。この場合には、めれちゃんがヒロインになって、わてが大心池先生になるのやァ。。。そうやって上の文章を読むと、急に涙がにじんでくるのやがなァ~。。。わては、めれちゃんのことを思いながらさめざめと涙を流したのやでぇ。。。でも、それがどないしたと言うのんやァ~?
だから、わたしは生まれ変わったつもりで現実に戻って小説に打ち込もうと思ったのですねん。
しかし。。。、しかし。。。、『即興の詩』サイトを削除することはないでぇ~!。。。ネットをやりながらでも小説は書けるやないかいなァ。。。
でも、わたしは去年から全く小説を書いていませんのですう。。。また、勉強もしておりません。。。なぜなら、わたしはデンマンさんとネットで詩と短歌の交換しながら、小百合さんとあんさんが仲睦まじくしているのを見て落ち込んでいたのですねん。
なにも、めれちゃんが落ち込む必要はないねん。
分かっておりますう。。。でも、それが女心というものですねん。。。オツムでは分かっていても、心の内で割り切ることができませんのですう。
でも。。。、なにも。。。『即興の詩』サイトを削除することはないでぇ~。。。
わたしも、よ~けい考えましたんですう。。。
それで。。。、考えに考えた挙句に削除してしまったのかァ~?
そうですねん。
ずいぶんと早まったことをしたもんやァ!。。。『即興の詩』は、めれちゃんの命の次に大切なものやった。。。そうやろう?
そうですう。
めれちゃんの分身を殺してしまったようなものやないかいなァ~。。。めれちゃんは、ときどき発作的に削除ボタンを押してしまうのやァ~。。。どうして、わてに相談しなかったんや?
あんさんに相談したら、削除するな!と言うに決まってるさかいに、よう相談できませんでしたわ。
あのなァ~、めれちゃんの『即興の詩』はすばらしいサイトなんやでぇ~!
そうですかァ~?
そうやがなァ~!。。。わては、何べんも書いているやないかいな!
(すぐ下のページへ続く)
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