獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

5月20日土曜日 午後8時 教育テレビ をぜひとも見よう!!

2006-05-19 23:26:14 | 網膜色素変性症と私
   網膜色素変性症な私。いままでおなじ病気の人と話したことはない。あるのは、眼科の待合室で待っている私。診察室から患者とその家族、娘と父親と医者との会話 はげます医者 はげます父親 から元気の娘の声を聞いて、その娘と父が診察室から出てきたのを見た程度。

  おなじ病気の人と面と向かって会ったことがない私。会いたい気もある。でも、その網膜色素変性症な人が、私よりも症状が進行していたら、「あぁ私もいつかこうなるんだなぁ」とすくなからずショック。

  私よりも症状が進行していない人に会うと、逆に私の視野の狭さに、その人がショックをうけないかと心配。

  もし、私と同年代で同じ進行症状の人と会うとすると、その人がバリバリ働いていて、網膜色素変性症でも家庭を持ち、かわいい子供を持ち、楽しい家族に囲まれている。そんな人を、とてもうらやましいと思う。ジェラシー。

  もし、私と同年代で同じ進行症状の人と会うとすると、その人が、なにもかもに絶望していて引きこもっていたなら、私はそいつに「しっかりせぇい!!」と行ってしまいそうであり、あるいは、「一緒にモー娘。のコンサートにでもいくか」と誘ってしまいそうである。

  もし、会ったその網膜色素変性症な人が、若い女性でかわいい女性だったら、恋をするも、網膜色素変性症な私よりも、目に病気のない人と出会って恋をしてほしいと理性では思う反面、愛したい愛されたいという本能との板挟みで心が不安定になる。


  結局、なんやかんやで同じ網膜色素変性症の人と会ったこともないし、これからも会う勇気がない私デスペア。

  そんな私には、メディアから「網膜色素変性症な人」情報を得るのが唯一の手段。

  5月20日 土曜日 午後 8時
   NHK教育テレビ 「きらっと生きる」
   ~私は望音のお母さん(網膜色素変性症)~


  ほぼ全盲の網膜色素変性症の女性。ちっさいかわいい我が子を育てる母親。そのドキュメントが放送される。

  ぜひぜひ!! 見るように!!

  そして感想文を400字以内で提出のこと!!
  
  
コメント
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