獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

娘コン レインボー30日昼。 その2。

2006-05-04 12:59:20 | コンサート舞台
  娘コン レインボー30日昼。その2

  30日の朝4時過ぎに目覚める。さっそくメッセージボード作成に取りかかる。家を12時30分には出ないと、フェスティバルホールの開演時刻に間に合わない。12時にシャワーを浴びないと間に合わない。

  結局なんとか9パターン全部。ある程度丁寧に色つけできた。ただそのため、PVでフリの暗記の時間がなくなったけどね。
スケッチブックにヒモをとおして、首からぶら下げる状態にカスタマイズ。最前の席なら、ボードを掲げなくても、十分麻琴の目に入る。そんな確信。満足感。まってろ麻琴!!

  会場には1410ぐらいに到着。さっそく最前を探す。席にたどりついて驚いた。腰より少し高いところまで、目の前に壁がある。私がイメージしていた最前とは全然違う。最前って前を遮るものがないってことじゃないの・・・。ちょっと呆然とする。席に座って、メッセージボードやハチマキ、リストバンドを取り出そうカバンをごそごその私。

   最前かつ通路席の私。通路から声「すいません。前を通らせて下さい」。小さい男の子と、初老の女性。おばあちゃんと孫。どうやら、子供の席はなく、おばあちゃんの膝の上が子供の指定席らしい。ちょっとだだをこねる孫。なだめるおばあちゃん。よっぽど、私の席を譲ろうかとおもったぐらい。なにせ私は通路にはみ出して、ずっと立って観戦の心構えだから。

   このおばあちゃんと孫は誰ファンなのだろうと、ちらっと横を見る。YOSHIZAWAのロゴの入ったグッズ発見。子供も、手作りの「よ」の電飾かざりを手に持たされている。よっしーのファン層がいまだつかめない私デスペア。その後この孫の父親らしき人もあらわれて、なかよく観戦。コンサート中とくに歓声を上げる出もなく、ずーっと立って見ていた。いいね。

   私はハチマキを装着し、手には白手袋と2つのリストバンド、左手にレインボーセブンのリストバンド。右手に青い「MO」ロゴの小川麻琴のリストバンド。そして来ているTシャツは「1029」の麻琴Tシャツ。完全装備だな。となりの親子連れにしたら、いたいファンが隣にいるよ、くわばらくわばらってところか。

   さっそく、メッセージボードを首から下げてみる。案の定、目の前の高い壁で、ボードの下半分が隠れる。首からかけてヒモを短く結び直す。それでもまだすこしメッセージが隠れる。これはダメだと思い、通路にでて一歩後ろに下がる。下がるとやっとステージ上からメッセージが見える状態。

   そして開演時間。きのうと同じく叫ぶ私「まことーーー」。網膜色素変性症な私デスペア。視野が狭い私。となりの親子連れをなんなく視界から消すことができる。子供が大の大人のこの私の大声を聞いて、泣き出すのではとおもったが、これもヲタの子。なれっこ。静かに座席の前のちょっと高い壁でちょこんと座っているようだった。安心して、私のテンションは一気にあがる。

  暗転して、おそらくすでに娘たちはステージ上にいる。それをしっているので、すかさず、叫ぶ。

    デスペア<「まことー いつでも戻ってこーーい。」

  そんなフレーズを3度叫ぶ。するとはじめの曲のイントロが流れてきた。さぁコンサートの麻琴を見るのはこれで見納めだ(5月7日、7月17日23日のコンサートは司法試験のため行かないと決めている私)。今日が私にとっての麻琴のファイナルコンサート。麻琴をこの白く濁った網膜に焼き付けていやる!!。

  コンサートが始まる。すると、私の後ろの席の人が私を前に押す。私はさほど後ろに下がっているつもりはないのだが・・・。なんどか前に押される私。よく回りの最前の人を見てみると、みんな、目の前の壁に手をもたれかけて、前のめりステージ上を見ている。そうか!!フェスティバルホールの最前の観戦方法はこんなんなんだなと納得。

  それから、私も同じように、その壁に密着して、観戦。他の人と違って私はその壁にもたれかかって、だらーっと見ることは
一度もしなかった。だって、麻琴や娘に失礼だもん!!

  ただ困ったことに、壁に密着すると、明らかに首から提げたボードが見えなくなる。そこで、私は首を前に出し、ボードをその壁の向こうに垂らした。これは実に完璧。ステージ上からもよく見えること間違いなし。よっしこれで私の思いは伝わる。伝われ!!。

  でも、残念ながら、あまり盛り上がりすぎてオーバーアクションすると、ボードがゆれて、見えにくくなるし、フリをする手がボードを隠してしまう。ちょっと控える。
  

  デスペア的コンサートポイント。

1,麻琴からのレスポンス。
    
    いわゆるボード厨は、ボードに答えを求めるような問いを書く。たとえば、「じゃんけんしよ!」とか「うさちゃんピースして!!」とかそんなことを書くのが普通。

   だが、私のボードは違う。まことに何かをしてもらおうという意図のものではなく、私のこの思いを麻琴に伝えたい。ただそれだけ、まことからレスをもらいたいとはおもっていなかった。

   でもやっぱりレスをもらうのはうれしい。

  「ダンスの切れ味 麻琴が一番」ボードを出しているときなんかは、目の前で、私を見ながらキレキレダンスを踊ってくれたし、それにまけじと私も麻琴のふりまね。なんだよこの一体感。たまらない。

  なんどか私をみて、まことのあの笑顔、目を細くして、首を早く縦に振って「うんうん」とレスをしてくれた。(ただ、目線があうのはほんの一瞬なんだよな、まことは2階席や1階席の後ろの方にもよく目線を配っていた。さすがプロ。)

  「青空がいつまで」では客席にマイクをむけて、客と一緒に「ラララー」と歌う所あり。その時なんかは、私の真正面に(距離はちょっとはなれていたけど)まことがいて、まさしく私だけにマイクを結構長く向けていた。それに答えるべく、大声で歌ったよまこ!!

  そして最後の最後曲終わり、下手に一礼して麻琴がさがっていくとき。私のボードには「絶対戻って来い 麻琴」。それも呼んでくれたらしく、しっかりウンウンと高速うなづきでレスをしてくれた。(ただやっぱりすぐ麻琴の目は2階席のほうにいっちゃたけどね・・・)。悔やまれるのは、その最後に下手ステージ端に麻琴が移動して来たのだが、ちょうどその時ステージのライトが私の目を直撃。麻琴を見失う私。逆光で麻琴が見えない。麻琴が見えたときには、すぐ私と目が合い、高速うなづき。もしかしたら、こちら側に移動してくるときに、麻琴は私を凝視していてくれたんじゃないか・・・・と勝手に思いこみ。

2,まことのちょっとぷよぷよのおなか。

  まことのおなかは白くてぷよぷよしていたよ。肩のあたりもぷよぷよしていた。でも昔のようにぽっちゃりで足が太いと驚くほことはない。ちょうどいい女性らしい。


3,メッセージボードを見る他のメンバー。

   今日は、麻琴に一点集中の私。目の前にすごく近くに亀井が来ても、反対側のステージ端の麻琴を目で追っていた。紺野も目の前にきて、一瞬目があったが、私のハチマキとボードを見たらしく、「あなたは麻琴をなのね」とすこし悲しい顔をされて、すぐに目線をはずされた。ごめんよコンコン。でも、あなたへの声援は大きいでしょ。それで満足してね。と心の中で私の声。

   私のメッセージボードを見たメンバーはそれぞれ違った反応。小春は、幼い子供がよくする物珍しそうな目線をボードに投げかけたし、ヨッシーは私の麻琴専用ボードを見て、にやっとわらってあたたかい目だったし、亀井やれいなもめずらしそうによんでいた。

   ただ1人だけ、ボードを見て、鼻で笑っていたメンバーがいた。そうそれは、藤本美貴。(その時のボードは「ホームステイなら兵藤ゆきさん」という、確かに失笑もののメッセージだったんだけでね・・・・)。ミキティあんたへのメッセージじゃないんだから、見んとって!!!そんな気持ちになった。ただ、後で楽屋に戻って、ミキティがマコに。

  川v)<「まことのファンって 気持ち悪いよねw」 

  って言ってないか、非常に心配になった。私のせいで、まこが意地悪ミキティからいじわるされないか心配になった。

  初めての最前で、愛ちゃんもじっくり見たかったし、新垣の顔のちいささも確認したかったけど、マコを引き留めなかった、高橋愛と新垣里沙には少なからず裏切られた感をもっていた私。今回のコンサートではガキさんとも愛ちゃんとも私から目線を合わせることはなかった。

  ただラス前の曲「ラヴ&ピース」で、れいなが私の目の前で、私をみながら拳をで煽ってきた。その時ばかりは負けじとれいなだけを見ていた。麻琴から目をはなさせたのはれいなだけだった。

4、泣いた曲。

   今回私が泣いたのは、「青空がいつまでも」と「なんにも言わずに」。麻琴は昨日とちがって終始楽しんでいた。ファンへのレスをよくしていた。悲しむんじゃんなくて、今を生きよう。思い出をつくろうという気持ちが読み取れた。


 総括

  大満足。最前初体験。麻琴を私なりに送り出せた。もう思い残すことはない。(もっとも紺野声援とくらべて、やっぱり麻琴への声援はあきらかに小さかった。その点が唯一の不満)。最前で盛り上がらないと縁者に失礼だなと思っていた私。でも実際に最前に立ってみると、フリまねなんかどうでもよくなった、自分でへんなフリをして、体が自然とリズムをとっていた。

  はじめて、気分が盛り上がって、ジャンプもしたし。(本当はあんまり飛び上がるのは、後ろの人への迷惑行為なんだけどね・・・)。拳を上下に動かすフリも本当に力が入った拳だった。

  ただ、年のせいか、コンサート直後、左耳が一時難聴ぽくなって、なおるのに18時間ぐらいかかり、2日たって、なぜだか両足のふくらはぎが筋肉痛。当日翌日はぜんぜん違和感なかったのに・・・・。メッセージボードをステージのまことにみてもらうために、私は無意識のうちに、つま先に体重をかけて、かかとをうかせていたのかもしれない。こんなところが筋肉痛、袋はぎだけが、筋肉痛というのは生まれて初めて。

  まことは私のメッセージを見てうなづいてくれた。かならず近い未来にまた私の目の前に現れることを確信できた。

  コンサートからの帰り道。まだ4月だというのに最高気温が24度。汗でビショビショの麻琴Tシャツを脱いで、替えのTシャツに着替えても、まだ体が朝晩でいてからだが冷える。春の暖かい風が、ほてった私の体から汗とともに熱をうばっていく。日差しも適度にあかるくて目に気持ちがいい。帰りの電車から見た淀川の水面が波打ち、夕日に照らせて綺麗な規則的であろうようで不規則な模様となっていた。それがとても美しく感じた。まことが私に与えてくれた満足感と高揚感、そして生きる喜び。


 まことーーー。絶対戻ってこーーーーい。

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連休に択一勉強・・・・の予定が・・・・

2006-05-04 12:57:33 | 司法試験と私
  5連休。フルタイムで働く社会人私デスペア。この5連休で択一試験の勉強予定。でも急激な温度上昇と低下。体調を崩す。

  娘コンで声を出しすぎ、のどがかれる。そののどあれが風邪の初期症状をもたらす。のどがすこし痛い。からだも熱っぽい、おでこに冷却シート。アイスキャンディがおいしい。

  はやく完治せよ。

  川v)<やろうと思えば、風邪の時だってできるんだよーーーー!!!
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