獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

安倍なつみコン「おとめちっくBANK」に行った。 その3

2006-06-12 20:18:14 | コンサート舞台
  安倍なつみコンサートツアー2006春「おとめちっくBANK」@大阪 昼の部。

  大満足。1つのハプニングと1つのがっかりはあったものの大満足。

  デスペア的見るポイント。

1,エレベーターふたりぽっち。

  歌詞とメロディがびしびし私にシンクロしてくる。就職したての2ヶ月前。おぼえなくちゃいけないことが多く、てんやわんや。加えて家では司法試験の勉強もしないといけない。

  私デスペアの頭の中。処理速度が追いつかずヒートアップ。精神的にも不安定。朝、会社へ向かうバスの中。iPodから聞こえるは安倍なつみの歌「エレベーターふたりぽっち」

  バスの中なのに、涙が出る。不安定な心の状態。涙もろくなる。会社のエレベーターにひとりぼっちの私。不安な私。でも、見えないけど、私の後ろには、なっちがいるような錯覚。

  (●´ー`)<がんばれ!

   「エレベーターふたりぽっち」は、がんばれソングではないけれども、その時の私は励まされた。

   その当時が思い出されて、コンサート中涙がでる。

   少し小芝居も入っていたが、ちょうどいい感じだった。


2、「夢の中」のハモリ。

   なっちと飯田圭織のハモリがいい。どっちがどのパートを歌っているか分からないほど、ハーモニー。歌詞を噛みしめるというより、まさしく歌声に聞き惚れた。曲終わり、自然と拍手がわき起こる。


3、かおりんへの思いやり。

  会場のほとんどがなっちファン。飯田圭織ファンは極少数派。かおりんがソロで2曲歌う。

  1曲は、フランス語の曲。ジュビジュバーと歌うかおりん。なぜか笑いそうになる私デスペア。立ちっぱなしで足がしんどい私。かおりんのソロの時は座ってやすみたい感情。

  じっとおさえる。まわりの観客もほとんど座らない。なっちヲタはやさしい。かおりんおもい。

  アンコールのなっちコール。3回に1回はかおりんコールの私。コンサおわりなっち最高コールの後に、自然と「かおりん最高」コール。いいなぁこのおもいやり。いいコンサートをなっち一緒につくってくれたかおりんへの感謝の気持ち。とてもいい。


4,盛り上がるなっち。

  「日曜日 What's going on」「恋のテレフォンゴール」。なっち、よく客席にマイクを向けてファンに歌わせていた。

  なっちテンション高い。観客の声が小さいとあおって「もっと!!もっと!!」。それに答える私デスペア。

  それでも満足しないなっち。センター最前列の観客1人のほうにピンポイントでマイクを向ける。ちょっと口をとんがれせて、マイクを向けるなっち。

  あんまり客をあおらない安倍なつみ。なっちのSの部分を少し見た。

  もし私がピンポイントでなっちからマイクを向けられたら、なっちが引くぐらい大声でうたってあげるたのに・・・。


5,なっちのステップ。

   今回、なっちの足下を注意深く見てみた。なっちは歌の時や間奏の時など、いろいろなステップを踏んでいる。またこれがかわいんだなぁー。


 総括。
  コンサートを通じて、ロックで拳を振り上げる曲はなし、じっくり聞き入れる。感情移入できる。網膜色素変性症な私デスペア。視野が狭い私。暗闇ではまわりが見えない私。コンサート中、まったく他の観客が目にはいらない。隣の観客がどんな風にしているのかもまったく見えない。

  たやすく、自分の世界。なっちの歌の世界に引き込まれている。歌詞への感情移入もしやすい。網膜色素変性症であることで、唯一のメリット。ありがとうなっち!!。  
 
  
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2006/06/12

2006-06-12 19:45:27 | 備忘録



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