獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

図書館の対面朗読サービス(ボランティア)を利用した。

2013-06-22 16:19:37 | 網膜色素変性症と私
 最近は宮本佳林の新ユニとJuice=Juiceが結成されたのでハロプロがのっている雑誌をまた買いだした私デスペア。昔はザテレビジョンとかBLTにハロプロコーナーがあったのでいつもかっていたけど、最近は買わなくなっていた私。佳林のおかげで雑誌に何がかいてあるのか気になり読みたくなる気持ちが復活した。

 雑誌を読むといっても網膜色素変性症な私の目では拡大読書器をつかっても1文字1文字読んでいくので時間がかかるしメモつかれる。一般の書籍だとサピエ図書館という視覚障害者用ホームページからよみあげた録音データ(デイジー図書)をダウンロードして読んでいるのだが、さすがにアイドル雑誌はサピエ図書にはない。そこで最近はもっぱらハロプロ雑誌はガイドヘルパーさんに読んでもらっている。日曜日スポーツジムに行き、買い物をして、家にかえり私の部屋で雑誌を読んでもらっている。

 でもガイドヘルパーをつかえる私の持ち時間は月36時間。1日6時間のうちジムに3時間、買い物に1.5時間、のこりを雑誌読み上げ。1.5時間では雑誌を全部読んでもらうことはできないあまりたくさん読めないのでどんどん未読の雑誌がつみあがっている私の部屋。そこでガイドヘルパーではなく図書館の対面朗読サービスを利用しようと思った。自分の持ち込んだ本を読んでもらうことも可能ということなので、利用することにした。

デスペア的はじめての対面朗読ポイント
1、手続
 まずあらかじめ図書館に電話をして対面朗読サービスをうけたい日を伝える。3つぐらい希望日と時間をつたえておくと、図書館の人が図書館に登録してある対面朗読ボランティアサークルの人に連絡してくれてボランティアさんの日程調整をしてくれる。日程がきまれば電話でおしえてくれる。

 対面朗読は1回2時間ときまっている。ただ聞いているだけの私にとっては4時間でも6時間でもぜんぜん兵器なのだが、朗読者の負担を考えて1回2時間ときまっているとのこと。1回2時間ときまっているが月に何度までしか利用できないとかはないらしい、ただボランティアさんのつごうもあるので毎日とかは無理なのかな。

 この対面朗読はボランティアさんに読み上げてもらうので、ガイドヘルパーのように障害者自立支援サービスとしてお金もかからない。ただガイドヘルパーさんは家にまできてくれるが、対面朗読ボランティアさんは図書館の対面朗読質という部屋で本を読み上げてくれるので、図書館まではこちらから行かねばならない。2時間の対面朗読をしてもらうために往復2時間ほど移動時間がかかる。なんか時間の使い方が非効率だとおもったが、考えてみれば、ボランティアさんは私一人のためにハロプロ雑誌を読みあげるためにプライベートの時間をけずって交通費も自腹できてくれている。そう思うと、私の行きかえりの2時間なんてどってことないと思った。

2、対面朗読
 今日図書館にいき、受付で対面朗読をお願いしているものですと声をかけると、手引きして別室にあんないされた。そこにはすでに50歳すぎのおばさんが私をまってくれていた。私一人のために待ってくれていた。

 図書館の人があたたかいお茶をいれてくれて、ボランティアさんと私にさしだした。このお茶は朗読ボランティアさんののどのかわきを潤すもの。図書館の人も気が利くなとおもった。私はこちらからペットボトルのお茶かなんかをもっていったほうがいいかなとおもっていたが、事前の電話ではんこもなにもいりませんといっていたのでもっていかず。

 お茶を持ってきてくれた図書館の人も部屋をさり、私とボランティアさん2人だけが8畳ぐらいの部屋の中。

 さっそおく先日大阪サンケイホールブリーズゼで買った矢島舞美主演舞台タクラマカンのパンフレットをよんでもらう。

 そのパンフレットにでは舞美と新垣里沙だけが2ページ分あった。ほかの役者は1人1ページ、端役は6人で1ページ。演出家の秦建日子さんの舞美へのコメントには、彼女にが参加した私の舞台ではすべて彼女に主役をやってもらっている。彼女は℃-uteとしていそがしいが、もっと女優をしてほしい。とラブコール。あと殺陣師の横山さんは47歳、月の少尉役の女性も47歳だった。たしかに若手少尉という設定だったがあきらかに声がおばさんというか小学校のベテランのこわい女の先生のようだった。一緒に見舞台をミに行ったガイドヘルパーさんによると若いですよといっていたが、私が聞く限りおばさん声だったので50ぐらいだろうとおもっていたが47才あだった。

 あとシラタキ役の人が2人いたが、大阪公演ではどっちの人だったのかきになった。シラタキは演技がうまかった。

 タクラマカンのパンフレットは50分ぐらいでおわり、次はTopYell7月号を読んでもらった。

 まずは目次をよんでもらい、ハロプロ関係の記事に丸をつけてもらい、その○をつけた記事だけ読んでもらった。目次を読んでもらてきになたのは、よくチイキパレードというアイドルの名前を聞くが、どんな表記かわからなかった私。地域パレードかとおもっていたらCHEEKY パレードとのこと。チーキーとはなまいきなとかいう意味らしい、どんな意味なのかとおもっていたら、朗読ボランティアの人がすぐに電子辞書でしらべてくれた。あとからきくとボランティアさんは電子辞書とほ漢字辞典をもってきてくれていたとのこと。すごいプロ意識だね。あたまがさがる。そんなボランティアさんに朗読の途中、須藤・・・、夏・・・、
ヨシカワトモ、であってますか?ときかれるたびに須藤茉麻です、ナツヤキミヤビです、キッカワユウですと訂正をいれるのがもうしわけなかった。申し訳ないとともにはずかしかった。ボランティアさんは忘れないようにとメモ用紙にきっかわユウとかナツヤキとかメモをしていたようだった。これまた申し訳なかった。

 PC-Talker
やiPodTouchのボイスオーバー機能でサイトを読み上げさせている私にとっては、ナカジマサキであろうが、なかじまソウキであれろうが、ナツヤキミヤビでなナツショウガでであろうが私は理解できる。間違ってよみあげるPC-Talkerやボイスオーバーにもなれっこで人命のまちがいはほとんどきにならない。でもボランティアさんはしっかり正しい読みをしようと懸命に努力してくれている。ありがたかった。

 ちなみにボランティアさんはニイガキリサ、ミヤモトカリン、サトウマサキはしっかり正しい読み方だった。宮本佳林はなんとよむのですか?といわれたらどうしようとおもっていたが杞憂だった。これがボランティアさんでなく季語心のしれたガイドヘルパーあさんだったら、カリンといってこれからのハロプロをしょってたつ逸材だよとか一言コメントをつけくわえておしえてあげるのだが、ボランティアさんにはそこまで胸襟をひらけなかった私。

 TopYell7月号はまずは工藤遥と佐藤優樹のハロプロ先輩
探訪須藤茉麻を読んでもらう。このコーナーはゲストからはなしをききだすというよりまぁちんの独壇場、
ほとんど茉麻情報はえられなかった。好きな気はきんもくせいかなぐらいが新情報だった。

 次にハロプロ研修生公開実力診断テストのレポを読んでもらう。記者がかってに点数をつけていて2人の記者とも、1位田辺奈菜美、2位金子りえをあげていた。

あと和田、田辺、っ室田、佐々木、浜浦のインタビューもあった。和田桜子は同期の市岡、加賀らと一緒にデビューしたいとのこと、浜ちゃんは3人ぐらいのユニットでデビューした、佐々木莉佳子は名指しでモーニング娘。に入って宇宙位置のアイドルになると宣言していた、リカコは気仙沼で完全ボランティアのアイドルをやっていてジベタのイベントとかもやってきたのでギラギラ感はまけないといっていた。リカコは自分の売りというか特徴をよくりかいしている。道産子競馬から中央競馬に殴り込みのサクセスストーリー、それをリカコでみてみたい。ヤッシーをわきにおいやりセンターのリカコをみてみたい。

 ここまででのこり5分。ではこのへんでとと私。だけどボランティアさんは最後ののこり5分もなにか読んであげようとのおもいから、TopYellのページをめくるめくる。あぁこれは長いか、これはどうだろう、そして見つけてくれたのが吉川友の誕生日ライブレポ。5分で当日のセットリストまで読み上げてくれた。誕生日ライブでは紫と青のサイリウムをファンがふってくれたとのこと、この色はあまりキッカとは関係ないとおもった私。キッカの2nkアルバムのジャケット写真が緑と青だったからこの2色とのこと。ライブのでだしはキッカは客席の真ん中で歌いはじめたことなどレポを読み上げてくれた。


 ボランティアさんは音訳講座を受講してはじめての対面朗読だったとのこと、音訳とは本を読み上げテープ(今はデイジー音源)に録音すること、口座をうけているだけあって、工藤佐藤須藤のインタビューは感情豊かに読んでくれた、朗読がうまかった。声もよくとおる声でよかった。

 このボランティアさんにはありがとうございましたと言ったが、無償で私のためにハロプロ雑誌をよんでくれたボランティアさんにどういえば感謝の気持ちがつたわるかなとおもった。たんんにありがとうございましたでは足りないきがする。そして私もこのボランティアさんのようにだれかのために世間からみればどうでもいいようなことのためにだけどその人にとっては生きる源であるなにかのために見返りをもとめず何かしなければと思った。それはお金の寄付だけじゃなくて、自分の大切な時間をだれかにささげるということ。


 対面朗読がおわり、来月の予定もきかれたのでこれから月1度はハロプロ雑誌を読み上げてもらおうと思った私デスペア。
コメント (1)
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