獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

ピヨピヨとカッコーカコー

2013-07-22 20:07:48 | 網膜色素変性症と私
 今日は半日夏休みをとって近くの障害者センターに行った私デスペア。網膜色素変性症な私。徐々に視機能が低下している私の目。毎日20分程度点字をよんでいるのだがなかなか読むスピードがあがらない。



 そこでセンターに行って、点字の早い読み方を教わろうとおもい出向く。



 点字の早い読み方をおしえてもらうつもりでいったのに、点筆で点字を打つことをおそわった。ものの順序として点字はまず書くことを覚えて、そして読むことを覚えるのが一般的らしい。私の思いとはべつだったがさっそく点筆と点字盤で点字をうってみた。私がもっているのはプラスチックの小さい点字盤なのでこういったしっかりしたB5ぐらいの大きさの点字盤は投票のときつかっていらい。



 まず紙の右端をおること、点字盤の上の針に髪をセットすること、点筆の持ち方、左手のそえかたなどおしえてもらった。



 あと点字をうつのは私はまず点字を頭におもいうかべてそれをうらがえしにするイメージを頭の中でつくってそれから点筆で打つのだが、それは本来のやり方ではないらしい、頭の中で反転させるのは時間がかかる。それは英語の下手な人はまずいいたいことを日本語でくみたててそれを文法と構文で英語に英訳する、いきなり頭のなかで英語がでてこない。それとおなじこと。それだと時間がかかる。本来点字をうつのは点字を頭の中で反転するのでなくウラ点字をそのままおぼえるとのことだった。



 点字を打つことのれんしゅうとしてあからんまでいかに早く点字を打つことができるかを練習するらしい。勉強になった。



 しばらくして点字はどうやってはやく読むのかきくと、数をこなすしかないとのことだった。毎日2時間でも読んでいくことが大事とのことだった。ただでさえ情報処理能力がおちていままでなら10分でできていたことが1時間以上かかる私。そんな毎日2時間を点字を読むことにはつかえない。



 会社の朝の20分が私の点字時間。その時間に今は障害者団体の議事録みたいなのをっよんでいる。これはあまりおもしろくないので、小説やミステリーなんかがいいですよとおしえてもらった。ただミステリーや小説はサピエで読んでいるので点字で読む気がおきない。



 そこでなにか読み物はないかとたずねると、点字毎日という新聞があるとのこと。私もこの名前はきいたことがあったが、てっきり点字新聞で毎日配達されるかとおもいきや毎週1回の発行らしい。点字毎日の毎日とは毎日新聞が発行しているから毎日ということで決して毎日発行しているのではない。



 週1発行で年間2万円とのこと。ただ市役所によっては補助がでて2割負担で年間購読できるとのこと。家に帰りネットで点字毎日の電話番号を検索して電話をする。さっそく私の住所と名前を申し伝え今週末から点字毎日が郵送されてくる。この点字毎日を毎朝の会社の始業前に読み込もうと思う。



 今は1ページ読むのに30分以上かかるが、これが2分ぐらいでよめるようになるとのこと。なんとかそこまではもっていきたいな。今のところププレゼンをしたりすることは私の仕事ではないが、ゆくゆくはそういう仕事もやるかもなので、そのとき台本をさわりながらプレゼンできるようになりたいな。これが耳からだとうまくプレゼンできないんだろうな。あとカラオケも点字がよめないと歌詞をおえないしね。Juice=Juiceの新曲ロマンスの途中や須藤茉麻のなんだかんだで良い感じもカラオケで歌いたいしね。それには点字がよめることが大事だな
一緒にいく人に中学の時のキャンプファイヤーのように歌詞を先に先に行ってもらうのはちょっと興ざめだからね。



 1時間30分ぐらいの面談でたくさんおそわった。帰りは一人でもよりのバス停まで歩く、途中大きな交差点の横断歩道をわたる。そこで音声式信号のおとはバス停にむかうのならピヨピヨですよピヨピヨとおしえてもらう。



 なんのことだろうとおもっていいた。つづけてカッコーカッコーでなくてピヨピヨですよとのこと。



 あぁそうか交差点の音声式信号の音は2種類あるのね。はじめて知った。たしかに昔音声式信号がなりはじめたのので横断歩道を渡ろうとしたら車がひっきりなしに私の目の前をはしっていた。この音声式信号の音はの音は私が渡ろうとしている横断歩道ではなくその垂直な横断歩道をの音だったのね。いまおもえばその信号もたしかにピヨピヨとカッコーで音が2種類あったな。このピヨピヨとカッコーのどっちがなればわたるのかおぼえておかないといけないな。私の会社の通勤ルートにある横断歩道をの音は交差点でないので1種類しかきいたことがなかったので、信号の音が2種類あることに今まできづかなかった。とーりゃんせとーりゃんせのメロディーかピヨピヨかカッコーかは設置者の好みだとおもっていた。



 やっぱり人にあってはなしをきくというのは大事だな。たかだか1時間30プンの面談でたくさんのことをおそわった。



 家にかえるとサピエ図書館のオンラインリクエストで1週間前に予約していた宮本佳林のおすすめの本ふしぎな図書館が長野県ン上田図書館からとどいていた。図書館までわざわざいかなくても視覚障害者のために録音図書を郵送してくれる、それもネットでお願いできる。いい世の中だな。
コメント
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