災害時要援護者の登録をした

　一人暮らしの私デスペア。引っ越しして今のところは約１年。引っ越しした時はタオルをもってあいさつまわり。網膜色素変性症な私。いろいろご近所さんには迷惑をかけることもあると思うのであいさつまわり。



　そもそも視覚障害者が白杖をもってうろうろしてたら近所の人は気になるよね。あの人は大丈夫か？日のしまつはできるのか？火事はおこさないでよ。



　だからあいさつあまわり、そして自治会にも入る。清掃活動とか防災訓練とか参加できないけど自治会にはいる。はいったおかげでときおり声をかけてもらえる。



　あと役所では、災害がおきたときに一人で動けない人とかのために、災害時要援護者の名簿をつくって、それを消防や自治会の人に知らせて、なにいかあったときに安否確認をしてくれるとのことなので、昼から休みをとって役所の障害福祉課にいった。



　名前と、住所と連絡先と、障害の程度を書いて申請書を提出するとそれで登録はおわり。もっと障害サービスをうけるときみたいにいろいろ質問されるのかとおもったらされなかった。



　あっけなく登録がおわってかえろうとしたら、プラスチックの茶筒みたいなものをもらった。この茶筒に自分の健康状態とか緊急連絡先とか障害者手帳とのコピーとかをいれておいて、なにかあったときこの茶筒を消防隊員とかが見て、私に適切な処置や連絡をしてくれるとのこと。この茶筒は安心キットというらしく、この筒は冷蔵庫に保管してくださいとのこと。



　例倉庫はだれの家にもあり、そこを安心キットの保管所にしとけば、そういったきまりにしとけば消防隊員もすぐに見つけられるとの配慮。



　これはいい制度だな。障害者だけでなく、本来この安心キットは孤独氏のおそれのある独居老人のためのもの。だけど一人暮らしの障害者にもいいね。



　ただ、いくら便利だからといって、この安心キットに印鑑とか通帳とかはいれないでくださいと注意書き。消防隊員はこの安心キットをもちだして病院にもっていくこともあるので、中には貴重品はいれないでくださいとのこと。



　印鑑とか通帳はいれないけど、Ｊｕｉｃｅ=Ｊｕｉｃｅの宮本佳林との２ショットチェキなんかいれておいたら、なんか人生がたのしいね。



　あと何十年後たったときに、この安心キットがあけられて、危篤状態の私のそばで、消防隊員は、あぁ楽しい人生だったんだなと思ってくれたら、なんか人生たのしいよね（笑）



　それとも、それを見た消防隊員は、あぁなんて悲しい人生なんだろうと思うのかな？そう思われるとなんて悲しい人生なんだろうね。

　私の主観はゆらがずただひとつだけなんだけどな。

　街をあるいていて、白杖をもってよちよちあるいていると、ときどきおばちゃんやおじさんに、

　「大変やなー」とか

　「仕事してんの？えらいねー」とか言われる。


　え！！と毎回思う。あぁそうか私は周りからはそう見られてるんだな。

　私の主観はいつもゆらぎなくひとつなんだけど、周りからはそうは見えないんだな。

　さて安心キットにはどの佳林とのショットをいれようかな。