獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

聞けるお品書き ユーメニューっていうサイトを見つけた。

2014-10-28 21:07:21 | 網膜色素変性症と私
 視覚障害者あるある。

 ガイドヘルパーさんと一緒にファストフードにいく、どんなメニューがあるか教えてもらおうとするも、メニューをいちから読み上げて、ドリンくのひとつひとつまで読み上げてくれるヘルパーさん。後ろに客がまっていて、いちからメニューを読んでもらうのは気が引ける。メニューの多いクレープ屋さんだとメニューをぜんぶ読み上げてもらうのに時間がかかる。網膜色素変性症な私デスペア。商品メニューをおしえてもらうのが面倒。

 また一人で外出していて、どうしても外食したくなって、あるいはハロプロコンサートの昼公演と夜公演の間の待ち時間をお店ですごさないといけないほど雨が降っているときなど、ひとりで外食。そんなとき、メニュー表をもってこられてもわからない私。かといって、店員さんに全部よみあげてもらうのも悪いし、点字メニューをさしだされてもそのめにゅうーを読むのに1時間かかってしまう。

 こんな風に外食のときのお店のメニューの把握が難しい。

 それならばあらかじめそのお店のホームページを見てメニューと価格を確認していったらいいじゃんと思うけど、いまどきのホームページはおしゃれで写真があっていろんな情報があるも、視覚障害者にはメニューと値段が見つけられない。おしゃれすぎて見つけられない。

 そこで役立つのが「ユーメニュー」というサイト。視覚障害者のためにたくさんの外食チェーン店のメニューの一覧と値段をシンプルにまとめてくれている。らくらくホンでも簡単に読み上げさせることができてとっても便利。吉野家の牛丼並みが300円とかケンタッキーの真野恵里菜がCMをしているクラッシャーズという飲み物が350円とかすぐにわかった。それに、吉野家では牛チーズカレーというのもあったりと知らないメニューもおしえてくれた。

 これはおすすめのサイトですよ。ぜひ見てみてね。

聞けるお品書き ユーメニュー 視覚障害者でも簡単に外食チェーンのメニューがわかるサイト はこちら

 とはいっても視覚障害者が一人で外食するのはとってもむずかしい、まず知らない場所で知らないお店にはいることはできない、そこにお店があるのもわからない。梅田AKASOに向かう途中泉の広場をぬけるのだが、そこにとんかつKYKと福島城東カレーとラーメン屋があるのだが、どの店かわからない。

 わかったとしても、テーブル席あいててもカウンター席にすわりたいけど店の構造がわからない、一番いやなのが、あらかじめ食券をかわないといけないシステム。ひとりでは無理だな。

 ためしに明日家の近所の餃子の王将に20年ぶりぐらいに白杖をついて一人で行ってみようかな。餃子の王将はフライパンとおたまがぶつかる音や、餃子のこげるおととか聞こえてその音をたよりに入り口はみつけられそうだからね。
コメント
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