獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

吉川友主演 部隊「遥かなる時空の中で3」@サンケイホールブリーゼ をに行った。

2018-12-14 23:59:29 | コンサート舞台
主演が吉川友だとは知らなかった。

何か月前、ぴあからのお気に入りメールが届く。吉川友が大阪で何かのライブやお芝居をやるとき、そのチケット情報のメール。

 遥かなる時空の中で3という舞台を吉川友がやるとのこと。脚本は坪田文、演出家は西森。この二人のコンビはJuice=Juiceのエース宮本佳林が4年前に主演したミュージカル「恋するハローキティー」の脚本家と演出家。そして、西森演出家、10月におこなわれたJuice=Juice主演のミュージカル「タイムリピート永遠に君を想う」の演出家でもある。

 これは見なきゃということで、プレ予約をして、チケット購入。9700円もした高いチケット。ハロなみのチケットの高さ。

 会社帰りに、西梅田によって、サンケイホールブリーゼに行く私。この劇場は、昔ベリーズ工房が芝居をした劇場。2009年9月にサンクユーベリーベリーを上演した会場。あれからもう9年たつのね。サトコサトコサトコサトコサトコが印象的だね。あと茉麻のさらし姿がまぶしかった思い出。

 その当時はまだ地上からしかいけなかったけど、今では地下通路で西梅田駅からつながっていてとっても便利な会場。点字ブロックルートの調査も完了しているので、いつかネットで西梅田えっきからサンケイホールブリーゼまで点字ブロックルートの道案内文章を公開したいな。

 19時開演の舞台先週東京公演を終えて、今日が大阪公演初日。16日の日曜日まである。

 点字ブロックにそって、無事サンケイホールブリーぜのあるビルの地下入り口まで到着。そこからは残念ながら点字ブロックがない。入り口にも点字ブロックがないので、自動ドアのとなりの引くドアに白杖がはさまれて、身動きがとれない私。力任せにしたら白白杖がこわれてしまうし、ドアもこわしてしまうかもとおもって、立ち往生。

 すると女性が声をかけてくれて、白杖をうまいことひっこぬいてくれた。その人は、ブリーゼビルの者ですとのこと。きっと仕事を終えて帰宅途中に私に遭遇した様子。7階のサンケイホーブリーゼのフロアまで手引きしてくれた。たすかった。別れ際に、いつもならありがとうカードとJuice=JuiceのCDをプレゼントするのだけども、今日は身軽な恰好なので、CDは持参せず。ありがとうカードだけをプレゼント。やっぱりいつもCDは持ち歩くべきだね。

 7会についたのは18時30分。すでに入場ははじまっていた。会場のスタッフに手引きされて、ロビーを通って、客席へ。ロビーも客席もいつものハロ現場とは違う。というかま反対。女性が95パーセントをしめている。

 その女性もハロ現場の男性と同じく、年齢層の幅が広い。20代から私ぐらいの40代までの女性。女性にはめずらしく一人で見に来ている人も多い。

 ロビーを通って、客席へ。ロビーでは物販もしていて、ハロでいうところの生写真を出演者それぞれ売っていた。ハロでは生写真、今日の現場ではブロマイドと呼んでいた。キッカのブロマイドをせっかくなので買おうかとおもう私。4枚で600円。結局買わずに、終焉後パンフレット2500円を購入。

客席はいって、 私は、ぴあで買ったので1階席のうしろから2列目のT列の下手。右も左も、一人女性だった。

 なぜこんなに女性だらけの客層なのかとおもいきや。まず、出演者が12人いて、10人がイケメン若手俳優。あとでパンフレットを見ると、仮面ライダーや、テニスの王子様などの出演者が多数。

 そして、この遥かなる時空の中で3という舞台は、初演から10年目のロングラン公演(中身はちがっていいるようだけど)もともとはゲーム。信長の野望などをつくっている光栄がつくっているゲームが原作。ただ信長の野望とかは男性向けゲームだけども、光栄が女性向けにつくったゲームシリーズがあって、ネオロマンシリーズというらしい。そのヒット作がこの遥かなるらしい。歴史ものとイケメン、恋愛要素を含めたゲームのよう。いわゆるレキジョブームのはしりかな。

 それで、いわゆるヲタクっぽい、アニメゲーム女子がたくさん来ているのね。普通、イケメン俳優がでているので、あいさつの時などキャーという声援があがっていいものだけども、全然あがらなかった。そこがアニメゲーム女子のすごいところだね。あくまでアニメゲームのキャラが好きであって、イケメン俳優はその次なんだね。

デスペア的遥かなる時空の中で3の見るポイント

1、なんとッキッカが主演

 てっきり、元ハロプロメンバーの舞台出演と同じく、端役だとおもっていたら、どうしてどうして、吉川友はおしもおされぬ主演だった。はじめからおわりまでずっとでずっぱりで、最後のカーテンコールも一人であいさつしていた。はじめて殺陣に挑戦したキッか。殺陣も形になっていた。(と思う)

 設定は、女子高校生ということで、26歳の吉川友にしたら10ほど年下の役。ちょっと設定難しいかなとおもったけど、ほかの俳優もみんな30手前で高校生だったりしていて、意外とそういうものなのね。

 ストーリーとしては、キッカ演じるノゾミは女子高生で、おさななじみの男の子マサオミ、その弟ゆずると楽しい高校生活。

 しかし、ある日なぜか、この3人はタイムスリップ。源平合戦の世にタイムスリップ。キッカはそこで白竜の巫女となって、怨霊をふうじこめる特殊能力をもったヒロイン。キッカは源氏側について、世の中を平和にしようと戦う。

 そしてこのキッカの巫女を守る男たち8人。芝居の中ではハチヨウ(八葉)と呼ばれていた。この8人とキッカが奮闘す物語。ただ、8人にキッカがまもられるというのではなく、キッカが8人を守る物語。そこが女性にうけるんだろうね。

 キッカも芝居中、私は守られる存在ではなくて、みんなを守る存在でいたいと言う。実にヒロイン的。男性がが中心なら、きっとキッカの役はお姫様の役でとどまっているけど、遥かなるではそこではとどまらない。キッカ大活躍の物語。

 とてもいい芝居をしていた。キッカ以外の俳優たちは、なぜかみんなアニメ声。あのちょと鼻腔で声をひびかせてから口に出すあのアニメ声、声優声。若手俳優みんながみんなこの発生方法をしていてびっくり。ゲームキャラクターの声にににせているのかもしれないけど、ちょっと違和感。
 その中で、キッカは声優声ではなく、普通のお芝居の発声。このギャップがはじめのうちは違和感があったけど、芝居がすすむにつれて
男性陣の発声がふつうになっていったように思う。私の耳が聞きなれたからかな?

 アニメゲーム女子には、こういった声優声がこのまれるんだろうな。

 2時間50分の長いお芝居。1時間40分で15分間の休憩をはさんで、第2幕1時間。すごく長いお芝居だったけど、あっという間だった。

 第1幕で、悲劇的な結末を迎えて、第2幕では、キッカがのこされたた能力をつかってタイムリピートしてもういちど物語をやりなおすという話。実にゲーム的。そしてなんとタイムリピート永遠に君を想う敵。

 演出家が同じ西森さんだったこともあり、タイムリピートする時間をさかのぼるときの効果音は、同じ音が使われていたように思う。あのキーーンという効果音。なつかしかった。

 永遠に君を想うは、何度タイムリピートしてもまちかまえているのは悲劇だったけども、遥かなるではタイムリピートしたあとの第2幕はハッピーエンド的な結末だった。

 客席900が満員で、金曜の夜公演は600もうまっていた明日あさってともっと客は増えるだろうね。実にいいお芝居だった。

 視覚障碍者の私ひとりがみみても、ちょっとわかりにくいところはあるけどもストーリーはちゃんとわかった。抱き着くシーンとか、変に近づくシーンとかはわからななかった。あと第2幕の最後、安徳天皇をつれたマサオミことカイリナイフがどこへ行ったのか、カイリナイフは最後どんな結末をむかえたのかがわからなかった。もしかしたら入水したのかな?

2、その他
・カイリナイフという役職名がでてくるけど、その漢字がわからなかった。公演パンフレットでもこの言葉はでてこなかった。このカイリナイフという響きがかっこいいね。

・なぜか剣の師匠でバズーリーとかいうカタカナの名前の人もでてきた。歴史ものだけどもところどころに気持ちい違和感がいれこんであるのね。衣装も弁慶や義経らしいものではなく、アニメキャラ衣装だった。

・芝居中、前のほうの通路に出演が登場したりしていた。こういった客席後輪はイケメン芝居では当たり前なのね。終焉後、客の話し声をきいたら、一応全員きてくれたねとうれしそうに言っていた。

・PA席が私の席の近くにあって、カチカチと舞台の音響の切り替えの音や、台本をめくる音などがきこえてきた。開演前、スマホや携帯はマナーモードででなく電源をおとしてください。静かなシーンがありますので必ず電源からきってくださいとあなうんす。それならもっとPAmも音をきにしてほしかったな。

・カーテンコールで全員登場して、キッカんの仕切りで、今日はでは、二人からあいさつをしてもらいます。バズとゆずる?だったような。それから全員はけて、キッカだけ再登場して、あいさつ。DVD収録があります、生配信もありますとの告知。ありがとうございましたとはけていくキッカ。だれもキッカーと叫ばないので、ハロヲタの「血がさわぐ私。一番後ろの下手からキッカーと叫ぶ。やっぱり叫ばないとね。あさっての日曜日の千秋楽はキッカファンたくさんいってくれたらいいな。だって吉川友が座長だもん。

・開演前と終焉後のアナウンスはだれかとおもったrあ、終焉後、吉川友ででしたとあいさつしたので、その声がキッカだとはじめて知った。てっきり会場の女性スタッフかとおもった。もっとキャピキャピしたキッカの声じゃないとわからないよね。

・今日はキッカは3度ほどかんでいた。あさってのDVD収録ではパーフェクトだったいいな。

21時50分にロビーを出て会場の外へ。ロビーに演出家の西森さんいるかなとおもったら、いなかった。ブリーゼの手引きスタッフに聞くと、大阪公演のとときは演出家さんはあまりこられません。脚本家さんはほとんどこられませんとのこと。残念。

 地下1会におりて、そこから、駅の方途は逆のさらに通路を西へ。以前、点字ブロックルートを調査したときに、サイゼリヤがあることをおしえてもらってたので、そこえ。なんとかたどりつけた。22時にサイゼリヤに到着。ラストオーダーは22時30分で、閉店は23時。
 短い時間だけど、ゆっくりできた。めずらしいおじさん店員がテキパキしていて、点字メニューもだしてくれて、ドリンクバーのドリンクを気づいたら声掛けしてくれて、何かお持ちしましょうか?と言ってクレたありがたかった。

 季節限定のポトフ、ドリンクバーとペペロンチーノを注文。でもペペロンチーノはなくなったのことペペロンチーノからと小柄氏をぬいたパスタにあなって、お好みでテーブルの上の唐辛子パウダーをかけてくださいとのこと。ペペロンチーノのほうがいいのにね。

 食べ終わって、ミラノ風ドリアも注文。結局、ドリンクバー野菜ジュース3敗とアイスコーヒーものめた。ただ、なんか私の味覚いい変なのか、アイスコーヒーがうすかった。

 一度、ファミレスの閉店時間とはどんなものなのか知っておこうと、23時までまってみる。客はへるも、23時をまわっても、店内BGMでホタルの陽光(ひかり)がながれるわけでもなく、客はぺちゃくちゃおしゃべり。私は23時5分にレジへ。1380円。サイゼリヤの株主優待券1000円を使う。おじさん店員はまだこの株主優待券を使ったことがないようで、若い女性店長みたいな人がいちからおしえてあげていた。

 そのおじさん店員にきくと、今日はまだお客さんかえらないでしょうねとのこと。23時閉店といっても、だいぶ余裕があるのね。ファミレスの閉店時間ってそういうものなのかな?

今後の遥かなるスケジュール
遥かなる時空の中で3 生配信ページはこちら


12月14日から16日日曜日まで
大阪 サンケイホールブリーゼ

ps
注釈付指定券というのも販売していて、まさかこれは視覚障碍者のための注釈つまり音声ガイドをそばでしてくれる指定席なのかな?と思うも。これはいわゆる見切れ隻とか見えん未杭席のことなのね。どうりですこしチケット料金がやすいと思った。

  




コメント
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