獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

白杖の耐用年数は2年、補助基準額は6500円ぐらいだということを知った。

2023-06-13 20:28:28 | 網膜色素変性症と私
物価高騰

ここ1年ぐらいで食料品などの物価が高騰。いまではカップヌードルとか、コンビニで買うと200円をこえるよう、スーパーでも、以前までは物価の優等生といわれていたタマゴ、10個入りで、昔は150円ぐらいでうっていたものが、なんと300円。これにはびっくり。

目の見えない私、網膜色素変性症なな私、盲人ウエカジ。スーパーやコンビニをぶらぶらするということはなかったので、値段はあまり知らなかった。でも、無職になり時間があるので、ガイドヘルパーさんと一緒に、時間をかけて、スーパーを歩く。1時間ほどかけて値段をmみながら、特売品を見定めながら店内をうろうろ。それで、値段を最近はよく把握できる。

物価高騰といえば、視覚障害者の必需品、白い杖、ハクジョウも値上がり。私が愛用している、グラスファイバー繊維複合材の折り畳み式の白杖、マイケーンは、5月までは6200円だったけども、6月からは7200円とのこと。高いね。私は、これに1200円のローラーいしづきをつけてつかっている。そうなると7400円が8400円。白杖1本1万円なのよね。

日本ライトハウスのメールマガジンによると、以下の白杖は、この値段に値上がりしたとのこと

 白杖「
マイケーンⅡ(折りたたみ)」(ゴムグリップ、フィットグリップ)9,200円(非課税)
 「マイケーンⅡ(折りたたみ)」(カーボングリップ)12,500円(非課税)
 「マイケーンⅡ(直杖 ちょくじょう)」(ゴムグリップ、フィットグリップ)8,000円(非課税)
 「マイケーンⅡ(直杖 ちょくじょう)」(カーボングリップ)11,000円(非課税)

元の値段がいくらだったかのは書いていないけども、白杖1本がいまや1万円のじだいなのね。

一方、白杖の補助額、9割補助してもらえる、上限額は、たかくても6000円ぐらいのよう。なので、これからは、白杖を買おうとおもえば、1万円のはくじょうなら、まず、4000円は自腹で払って、残りの6000円について1割負担の600円を払うう。結局、1万円の白杖を、購入するとき4600円ぐらいはださないといけないのね。いままでは1割の自己負担がゼロだった人も、4000円は払わないと、白杖が手に入らないのね。これは大問題だと思う。

うーん、これはどうしたものか。よわった、よわった。豊中市に要望をしても、この白杖の補助基準額は国、厚生労働省がきめているというばかり、うーーん。よわったよわった。


@ここから、盲人ウエカジと、豊中市のやりとり、 白杖の耐用年数も聞いています。

市民の声 補装具白杖の耐用年数の周知について

@盲人ウエカジの豊中市に対する質問

全盲の視覚障害者です。補装具として豊中市から交付された折り畳み式の白杖を使っていて、ひとり、道をあるいていると、特に、強い衝撃が加わったわけでもないのに、白杖の折り畳みジョイント部分がポキっと折れてしまいました。

交付を受けてからまだ2年5か月しかたっておらず、以前豊中市役所障害福祉課から教えてもらった白杖の耐用年数4年、にはまだまだ期間があります。これは耐用年数の設定に問題があるのだとおもいます。

そこで、おうかがいします。

その1
豊中市が補装具として交付している白杖の耐用年数をおしえてください。

その2
補装具白杖を交付するときに、交付を受ける視覚障害者に耐用年数を告知していますか? 告知していないのなら、必ず、告知してください。耐用年数を過ぎて白杖を使っている視覚障害者は多くいるようにおもいます。非常に危険です。

その3
補装具白杖の耐用年数を、豊中市ホームページで公表していますか? していないのなら公表してください

その4
補装具白杖の交付を受けるときに、その白杖購入費用の9割補助がでる、金額の上限をおしえてください。

その5
補装具白杖の9割補助がでる金額の上限額は、いつから現状の金額とされているのですか?長年上限金額が据え置かれているのなら、現在の物価高騰にはおいついていないので、白杖の販売価格を調査し、補助金上限額を見直してください。

以上

@豊中市 障害福祉課からの回答

上鍛治公博 様

この度はお問い合わせいただきありがとうございます。

ご質問の件について、回答いたします。
まず1点目の白杖の耐用年数についてですが、
用途と素材で分かれており、以下のとおりとなっております。

普通用かつ繊維複合材料 2年
普通用かつ木材 2年
普通用かつ軽金属 5年
携帯用かつ繊維複合材料 2年
携帯用かつ木材 2年
携帯用かつ軽金属 4年
身体支持併用 4年

次に2点目と3点目についてですが、現在補装具の交付の際に
当該用具の耐用年数について告知は行っておりません。
また、豊中市のホームページでも掲載はしていません。
この点、みなさまにより知っていただけるよう
今後市のホームページで掲載するよう検討していきたいと思います。

4点目につきましては、白杖の基準額は1点目同様に
用途と素材で分かれており、以下のとおりとなります。
なお、自己負担が発生する場合の公費負担額は下記基準額の9割です。

普通用かつ繊維複合材料 3,550円
普通用かつ木材 1,650円
普通用かつ軽金属 2,200円
携帯用かつ繊維複合材料 4,400円
携帯用かつ木材 3,700円
携帯用かつ軽金属 3,550円
身体支持併用 3,800円

5点目についてですが、白杖の基準額がいつからこの金額かは正確には把握でき
ていません。
お調べしたところ少なくとも10年以上は金額が変化していないことを把握してい
ます。
この基準額は厚生労働省が全国一律で設定しているため、市独自で変更はできま
せん。

以上、ご質問への回答とさせていただきます。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

@盲人ウエカジによる再度の質問

白杖の補助基準額が低いとおもいます。この基準額に、何かをつけるとその基準額もあがるのですか?例えば反射材テープや石づきなどには、別の補助基準額があるのですか?おしえてください


@豊中市障害福祉課からの回答

改めてお問い合わせいただきありがとうございます。

ご質問の件について、回答いたします。
先日回答しました白杖の基準額は、お問い合わせに記載のとおり
白杖本体の金額を記載していました。

付属品による加算額については、以下のとおりとなっております。
1.夜行装置
(1)夜光材付 410円
(2)全面夜光材付 1,200円
(3)フラッシュライト付 1,650円

2.ベル付き 1,650円

3.主体木材でポリカーボネイト樹脂被覆付 1,450円

4.ゴムクリップ付 660円

また、これに加えて消費税相当額として基準額の合計に6%を
乗じた額を加算することができます。

具体例として、上鍜治様の直近の給付の場合は、
以下の通りの基準額となります。

携帯用かつ繊維複合材料 4,400円
夜行装置(全面夜光材付) 1,200円
ゴムグリップ 660円
消費税相当額(6%) 375円
合計 6,635円

このうち自己負担額1割分として663円を控除し、
公費負担額は5,972円として交付決定しています。

よろしくお願いいたします。

@ここまで


はたして、補装具、白杖の基準額をきめている厚生労働省は、いつこの基準額をきめたのか、物価高騰はちゃんと反映しているのだろうか。きっとしてないだろうな。

豊中市からの回答で、白杖にフラッシュライトや、ベルつきのもあるのね。知らなかった。ベルつきのもあるのなら、わざわざ、あとから、鈴をつける必要ないね。ベルじゃなくて、電子ブザー、電子ベルっていうのも、あればよいね。

それと、、白杖のさきっぽの地面にこすれる部分のイシヅキは、今はいろいろなものがあるけども、このイシヅキの加算はまったくないのね。ビックリ。

コメント
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