しんたい、チテキ、セイシン
私が採用試験を受けたころは、受験者数が6人かだった。豊中市身体障碍者を対象とした職員採用試験。
今は、50歳で、目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。30歳のころ、採用試験を受験して合合格。たしか6人うけて、1人合格。
あれから20年。今年の障害者採用枠試験から、豊中市では、身体障碍者だけでなく、セイシン、チテキ障害者もうけられるようになったみたい。今年から。振り返ってみると、5年ぐらい前から、豊中市の障害者採用試験で、居住要件がなくなった。今までは、豊中市に在住している身体障碍者しかうけられなかったのが豊中市障害者採用試験。
この条件だと、受験者数がすくなすぎるということで、居住要件をなくして、そして、今年から障害種別要件も撤廃。
それでどうなるかなとおもったら、受験者数がなんと50人。かつての10倍。それで合格者は2名程度なので、合格倍率25倍。
その試験が、今日で、私の家の近所が受験会場。
たまたま、スーパーに買い物途中、のぞいてみたら、受験生のほとんどが、精神障碍者で、車いすや、視覚障害者はひとりいるかいないか。おそらく知的障碍者はゼロかな。
こうなると、障害者採用試験ではなく、精神障碍者採用試験になってるね。
せめて、身体障碍者から1人、セイシンから1人、知的から1名、合格者を出してほしいよね。
でも、実際は、精神障碍者、軽度の発達障碍者の人が、2名受かるぐらいだろうな。
これからどんどん、身体障碍者は合格しづらいね。特に、一番手間がかかる、視覚障害者は、もう合格できないかもね。残念。
そうなると、視覚障害者は、障害者採用枠ではなく、一般枠で合格しないといけないね。でも、一般試験を視覚障害者はうけられないのよね。SPI2という試験は、リクルートかどこかの試験会場に据え置きのパソコンで受験しないといけなくて、それは音声読み上げないのよね。点字でSPI試験うけられるようだけど、点字がスラスラ読める視覚障害者って数パーセントしかいないのよね。
なんとかしないといけないね、豊中市。