4000円と4300円
9月は2度も3連休がある。その1度目の3連休の1日目。宮本佳林をエースとするJuice=Juiceは遠く青森でのライブ。私は大阪。
昼過ぎから近くの図書館でボランティアさんに雑誌を労働してもらう。対面朗読という障碍者サービス。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者。雑誌は目ではみえない。そこでボランティアさんに読んでもらって耳で聞く。
今日は、夏はローの時期から発売されたハロプロまるわかりブック2019サマー。ハロプロメンバー60ひとぐらいの各メンバーのQ&A。6問ぐらいの問いにこたえる。
今までは、全メンバー同じ質問に答えていたけど、今回からか、メンバーによってちょっとずつちがったり同じだったり。なかなかいいね。でもあこがれの先輩は?ってのがないのが残念。
佳林のぜいたくは、トマトジュースにトリフ塩らしい。トリフ塩って佳林にとってはここ何年かずっとブームだね。
対面朗読をはやく切り上げて、梅田へ。朗読ボランティアの人と一緒におでかけ。一緒に梅田のアシックスにシューズを買いに行く。ヨドバカメラの7階。
行ってみたけど、残念ながら、お目当ての靴底がうすいシューズはもう廃番とのこと。残念。
せっかく梅田にきたのでヨドバシでノートパソコンを見る。NECのA4の900グラムぐらいのノートパソコンは12蔓延、パナソニックのB5ぐらいのさらに小さいノートパソコンは22万円。高いね。最近私のNECラビィのwindows10のタブレットの調子がわるい、いきなりブルートゥースのキーボードが反応しなくなったり、そろそろ買い替え
かなとおもったけど、ノートパソコンは高いね。
せっかくなので、ヨドバシカメラの西側の歩道をわたったところのスギ薬局の隣の金券ショップへ。全日空の株主優待券を買い取ってもらおう。
この株主優待券を使えば運賃が半額になる。ただ、私は障碍者割引おまるし、早割特割もあるしそっちのほうが安いので、最近はほとんど使わない。直前に飛行機にのることがあまりない。ということで売却。
5月末までの期限の株主優待券が4000円で売れた。
でも半年ぐらい前にメルパルク大阪の新大阪金券ショップで売った時はもうすこし高かったような。
私のブログをさかのぼってみると。4300円で売れていた。300円の差なのね。
どちらも有効期限まで8か月のこっていてこの買取の差。
まぁ梅田は便利がいいから仕方がないか。
そんなこんなで梅田で幼児をすませて、自宅へ。帰り道、スーパーによって、トマトジュースを2本購入。トリフ塩は近所のスーパーにはきっとないのであきらめる。いつかトリフ塩をまぜてのみたいね。
帰り道ガストによって牛リブロースステーキをたべてみた。1500円が200円引き。たしかにおいしいけど、いきなりステーキのランチほどボリュームもないね。ガストのほうが油みがあってやわらかいけど、私はいきなりステーキのあのちょっとかためのステーキ、厚切りステーキがすきだな。好きだな君が。平日ランチいつかたべに
いこう。
さて、明日は点字ブロックルート調査がんばらないと。
大阪南港から鹿児島県志布志シブシ
ようやく秋ツアーや秋のイベントの日程がでそろってきた今日この頃。個人的なテレビ出演の日程が急遽きまったこともありいろいろ遠征計画を見直しているところ。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者。視覚障害者のひとり遠征旅行には事前の下調べが重要。とてもめんどうくさい。
でも唯一障碍者の遠征のいい点をあげるとすれば、交通費が安いということ。障碍者手帳で1種1級という種類の手帳保持者だと、障碍者本人のみの場合でも交通費が半額になる。例えば大阪東京の夜行バス9000円が4500円になる。これはありがたい。JRも普通電車100キロを超えると半額になる。でも新幹線などのと旧料金は半額
にならないので、大阪東京のぞみは15000円が障碍者割引だと10000円。それでも3割引きはうれしいね。
飛行機もピーチなどのLCCは障碍者割引はないけどもNAやJALは障碍者割引がある。でもこの割引よりも早割のほうが安いので飛行機ははほとんど障碍者割引を使うことはないね。
障碍者割引で一番割引がいいのは高速バス、そしてフェリー。フェリーも半額になる。どんな客室タイプでも半額になるのがうれしいね。いわゆるフェリーの雑魚寝だと視覚障害者はとても不安でおちつかない。持ち物をぬすまれるんじゃないか、トイレではなれるとき自分のもとのスペースにもどってこられるのかなど。そこで私は
フェリーを使うときは個室にしている。
今までフェリーで言ったのは、大阪南港から福岡県の新門司港。それと大阪南港から愛媛県の東横鵜。前日の夜出向して翌朝到着。なかなか快適。客室内でブログをかいたりするゆったりの時間がいいね。
さて、この秋もフェリーを使って遠征にいこうと計画。大阪南港から鹿児島県志布志港へ。視覚障害者単独遠征47都道府県制覇中の私。まだ九州には福岡、宮崎しかいったことがない。あと5つ。9月28日土曜日は宮本佳林をエースとするJuice=Juiceの秋ツアーが佐賀県である翌日9月29日日曜日は福岡でJJライブ。これは新幹線と高
速バスでいく予定。
そして11月2日土曜日はこぶしファクトリーが鹿児島県でライブ、翌日11月3日は熊本でこぶしライブ。これらに行けば、一気に九州ものこり2つとなる。
ということで、こぶしの鹿児島熊本ライブにいくことにした私。鹿児島は大阪南港、いつもハロプロが握手会やチェキ会をやっている大阪メトロトレードセンター前駅のATCにフェリーのりばがある。サンフラワーのフェリーのりば。そこから鹿児島に毎日出港している。yしそれで以降。
さっそく今日、電話で予約してみた。ピーチの一番安い時期だと8000円ぐらいで鹿児島までいけるので、サンフラワーも8000円ぐらいでいけたらいいなとおもったら、スーペリアというカギのかかる個室だと12500円とのこと。10月からは消費税があがって12730円とのこと。
うーん。意外と高いね。電話口ですこし悩む私。どうしよう。それなら大阪から新幹線で鹿児島中央駅までいく値段とそうかわらないな。新大阪から鹿児島まで3時間40分で障碍者亜割引の指定席で17000円。
悩む私。するとサンフラワーの電話口の女性が、志布志港から無料シャトルバスで鹿児島ま市内までいけますとのこと。
それならばということで予約。12730円を現地払いで予約。サンフラワーははじめての私。今までは名門太陽フェリーとオレンジフェリーにのったことのある私。どちらも通路にちゃんとてすりがあって点字もついていた。サンフラワーはどうだろうね。朝食バイキングとかもあるのかな?たのしみ。
11月1日金曜日 大阪南港 17時55分発 鹿児島志布志港翌朝8時55分到着 障碍者1名 個室スーペリア 12730円
なお健常者の人も、一番やすい値段だと日帰り弾丸往復1蔓延で大阪南港と志布志港をいききできるみたい。私ももし晴眼者だったらそっちでいったかも。みなさんも一度検討してみてね。
デスペアの47都道府県視覚障害者単独ハロ遠征
現在達成した都道府県は29都道府県
北海道、秋田、山形、福島、
軍馬、新潟、富山、福井
東京、埼玉、千葉、神奈川
名古屋、岐阜、静岡、石川
大阪、京都、兵庫、和歌山、滋賀
広島、山口、高松、愛媛、高知
福岡、宮崎、沖縄
ps
明日9月14日土曜日は青森県でJuice=Juiceライブ 13時からと17時から。当初行く予定だったけども、青森はLCCがとんでなくて交通費が高いのであきらめた。いつか、京都舞鶴からでているフェリーでいければな。
1000円の損
たしか今年からチケット転売禁止法かなにかが施行されて、チケットを低会場で転売できなくなった。これは困る。
ハロプロファンのコアな現場中心の人は、知り合いのファンクラブ枠を利用したりして、1人で複数枚チケットを購入し、一番いい席を自分でみて、後ろのほうの席はヤフオクで出品したりする。私もいけなくなったチケットハヤフオクのオークションを利用して売る。たしかに低下の2倍ぐらいでうれたものもあった。
一方、チケットが手に入らない場合はヤフオクを利用した。低会場1.5倍ぐらいでチケットを買っても、それはそれでありがたかった。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者。ファンクラブ先行で落選して、一般発売となるとなかなか買えない。早い者勝ちの一般発売はなかなか買うのがむずかしい。そんなときヤフオ
クがたすかった。
でもいまではヤフオクにはほとんどハローのチケットはないよう。これは困ったね。
ハローではないけど9月29日日曜日横浜アリーナでのナインティナイン岡村のフェスに行ってみようとチケットをぴあで購入。だけどそのあとに、この日は福岡で宮本佳林をエースとするJuice=Juiceのライブがあることが発表された。28日土曜日の佐賀県とよくいjつの福岡。
現在、視覚障害者単独遠征全国47都道府県制覇をめざしていて、29都道府県達成。のこり18。佐賀県にはまだいったことがないのでいかねば。
となるとナイナイのチケットが無駄になる。
そんな時にたすかるのがぴあのリセールという制度、チケット発見前なら、スマホ上でリセール登録をすれば、欲しい人がいたらそれを買い取ってくれる。
先日リセール登録をした。網膜色素変性症の私でも、ひとりでできた。iPhoneのボイスオーバーという画面読み上げ機能のおかげ。
リセール登録をすると、すぐに買い取りされた。これは便利だなとおもったけど、得するのはぴあ。
私が買った7600円のチケットがぴあのリセール手数料とか差し引かれて6600円しかお金をもどってこなかった。
おそらく買い取った人もぴあに手数料を支払っているので、ぴあは手数料層どりだね。
これがヤフオクならば、7600円を割らずに価格設定をすることができるのにな残念。
ただ、これからはこういったリセールが増えてくるとおもう。そうするとぴあはもうかるね。
よしぴあの株式かわなきゃ。
代々木第一体育館
今日は9月11日。9.11といえば、飛行機テロの日のイメージがつよいけど、それももう20年近く前のことなのね。今の若い人たちは知らないんだろうな。
2001年の9月11日じゃなくて、2013年の9月11日。宮本佳林おをエースとするJuice=JuiceがメジャーCDデビューした日。今日でまる6年。記念すべき一日。
東京では平日だけどもJuice=Juiceのライブがおこなわれている。
私は大阪。有休をとって遠征するまではないかなと私。というのも、メジャーデビュー日がそれほど重要なのかという思い。どっちかというと、2013年1月26日のNHK大阪ホールの楽屋で研修生からJuice=Juiceメンバー佳林が選抜された日が一番の記念日だとおもう。その1週間後の2月3日福岡のハロコンでコンサート中にファンに発
表。
とはいえやはり記念日なので、ライブ中、ケーキがでてきたり、ジュースで乾杯したよう。そして重大な発表が2つあった。
まずは、6月5日にリリースされた12枚目のシングル「ひとりで生きられそうってそれってねえ褒めているの?」が好評で、YOYOUTUBE再生回数も200万回再生されたし、まだまだダウンロード、CD売り上げものびているとのことで、
再度CD販売するとのこと、しかも、1曲追加してCDを販売。ひとそれの別ボーカルバージョンということで、新メンバー2人がくわわって、ソロパート割も大幅に変更しての再録音再販売。すごいね。いままでのハロプロの歴史でこんなことはなかったね。発売は10月とのこと。
そして、もうひとつの重大発表は。大きなアリーナでのコンサート。東京国立代々木第一体育館でのJuice=Juice単独コンサート決定。12月4日水曜日という平日にこの大きな会場でコンサートはすごいね。Juice=Juiceにとってははじめての会場。私もいったことがない。
たしか、昔はローでは、ハロコンをよくやっていたり、あややの単独コンサートをしていた記憶。あややはゴンドラか何かにのっていたような。
私も行ったことがないので、ルート確認しとかないとな。
Juice=Juiceは2016年から毎年日本武道館で単独コンサートをおこなっている。すでに4度もやっている。本当ならば、今回も日本武道館でやりたかったのだろうけども、オリンピックのため改修工事にはいってしまったので使えない。そこで代わりの代々木ということらしい。
ネットで調べてみたら、どちらも1万ぐらいのキャパで、どちらも東京オリンピックのために1964年に建てられたものらしい。ランクアップということではないのね。
これらの会場の上をいくとなると、もうさいたまスーパーアリーナとかドームになっちゃうのね。ドームも3マンぐらい客があつまれば大成功なので、Juice=Juiceにも可能性がでてきたね。まだハロプロではなしえていないドームコンサート。ぜひJuice=Juiceになしとげてほしいな。
あと、代々木といえば、たしか近くにNHKホールもあった。紅白歌合戦の会場。まずはそっちだね。
ということで、ぜひみなさんも平日水曜日ですけども12月4日は東京代々木へ。その3日前の12月1日は宮本佳林の21歳の誕生日。その日もおそらく東京でバースデーライブがあるので、いまから予定とお金をよういしとかなきゃ。
。
発表。
控訴人の請求を棄却する
今日は9月10日キュートの日。もう℃-uteが解散してから2年以上たつのね。
そんな今日、大阪高等裁判所で判決言い渡しをうけてきた。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者。私が弁護士もつけずに訴訟を提起したのが同行援護裁判。
視覚障害者はひとりでの外出は困難な場合がある、はじめての場所、旅行、スポーツジムなどなど。そんなときに利用できるのが障碍者福祉サービスの同行援護ガイドヘルプサービス。月50時間ガイドヘルパーさんに手引きをうけて外出できるサービス。
私、独身ひとり暮らしの視覚障害者男性。スポーツジム通いや点字ブロックルート調査などのボランティア活動でだいたい毎月40時間ぐらいを利用している。月50時間はで十分たりている。ありがたいね同行援護サービス。
でも、年に1度ぐらい月50時間では足りない時がある。それは引っ越しや、視覚障害者のお見合い合宿や旅行など。こういった年に1度のイベントのおときなど50時間では足らない。
でもその場合でも、同行援護時間の追加支給は一切されない。また、前月っまでのあまった同行援護時間の繰り越し利用も一切みとめられない。
これは、視覚障害者の外出の実態、生活の実態をまったく考えていない証拠。それはおかしいと同行援護裁判を提訴。2015年に不服審査請求をして、2016年に裁判を提起して、3年たって大阪高等裁判所までやってきた。
大阪地方裁判所の第1審では私のこの訴えは退けられて、2度目のチャンスがこの大阪高等裁判所の裁判。
14時、大阪高等裁判所81号法廷、30隻ぐらいの傍聴席はほぼ満員、。視覚障害者の人の人もわざわざガイドヘルパーさんに手引きされて膨張にきてくれていた。ありがたいね。同行援護のすくない時間を利用してわざわざ大阪淀屋橋の大阪高等裁判所にきてくれたみなみな。感謝。
私は黄色の点ブロTシャツを着て、大阪地方裁判所の前の歩道で待つ。正面玄関から裁判所書記官が手引きしてくれるのでそこで待つ。今日は大阪は35度を超える猛暑日。そんな中、書記官をまつ。
待てど、書記官はこない。13時40分に玄関前の歩道でまっていますと連絡をしていたのにな。
今日は朝7時30分から西宮北口にいって暑い中点字ブロックルート調査をボランティアの方と一緒にやってて一仕事おえている私。11月に西宮北口駅の南改札から徒歩5分ぐらいのところにある兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールでJuice=Juiceのエース宮本佳林のおともだち元スマイレージの田村芽実がミュージカルにに出演する
。そのミュージカルをひとりで見に行くべく点字ブロックルート調査。小さい車輪がついたロードカウンターというメジャーで点字ブロックの分岐と分岐の間の距離を測りながらボイスレコーダーでメモ。これをあとで文字お越しにして、視覚障害者でもひとりではじめての芸術文化センターまでいけるような文字だけの地図をつくる
のが私の趣味。私だけがひとりで芸術文化センターへ行けるようになて満足するんじゃなくてこの点字ブロックルートの地図をネットで公開することで、ほかの視覚障害者もひとりではじめてでも芸術文化センターにこれるようになる。
一人の幸せがみんなの幸せにもなる。なんてすばらしいことでしょう。
午前中は、そんな点ブロ調査、その後芦屋の紅茶専門店ムジカティーサロンでおいしいニリギリとウバの紅茶とサンドイッチ、バームクーヘンをいただいて絵栄養をとって大阪高等裁判所にやってきた私。
暑い中数分間まつ。いつもなら、守衛さんがいるのだけども今日はこの暑さのせいかいない。このままだと開廷時間の14時がちかづく。まにあわない。
そこで私が取り出したのは、携帯電話。携帯電話のストラップに私はホイッスルをぶらさげている。モンベルで買った長さ4センチ直径5ミリぐらいのちいさな金属のホイッスル。それを吹く。大きく息を吸ってふく。
まるでNHK朝ドラ半分アオイの主人公のように、笛をながーくふく。ピーーーーーー!!!
まったく反応がない。半分アオイのヒロインは3度ふく。私も2度目。大きくいきをすってふく。ぴーーーーーーー。
大阪地方裁判所の敷地内にひびくホイッスルの音。炎天下でひびきわたるホイッスルの音。
その音をききつけて、一般の通行人が私にかけよてくる。なにか裁判所に御用ですか?てっきり守衛さんかとおもいきや、一般の人だった。
私はここから裁判所職員の手引きをうけて、法廷にむかうんです。ここでまっているんです。
すると、裁判所書記官んが小走りで私のところにちかづいてきてくれた。3度目の笛はふかずにやってきてくれた。
駐車場入り口の前をとおり、手引きされて、建物の中へ。手荷物検査をうけて、大阪高等裁判所81小号法廷へ。
時間は13時46分。8階の多目的トイレにいって、ようをすませて、黄色の点ブロTシャツ半ズボンをいそいでぬいで、スラックスとワイシャツにきがえる。タオルであせをふきながら着替える。13時56分。
なんとか、着替えることもできた。書記官に手引きされてトイレからすぐの81号法廷へ。30隻ぐらいの傍聴席には14人の傍聴人。傍聴席の柵の前の法廷には、私、手引きしてくれた書記官、裁判長の席の下にいる書記官の3人。
手引きしてくれた書記官は、私の情報保障ということで、ずっと裁判中もかたわらにいてくれて、状況を説明してくれる。ありがたい。これも障碍者差別解消法の合理的配慮のおかげ。その書記官に傍聴席の人数14人と、法廷内に3人いることをおしえてもらう。
あれ、被告席にいつもいる弁護士がいないな。書記官に聞いてみるといませんとのこと。あとで膨張していた人に聞いたら、相手方の弁護士や市職員は被告席ではなくなんと傍聴席に傍聴人にまぎれてすわっていたとのこと。
13時58分。まだもうすこし時間があったので、私は現国籍からたちあがって、傍聴席にむかって、あいさつをする。同行援護裁判を提起しているデスペアです。今日は画期的な判決がでると期待して判決言い渡しをまちましょう。傍聴人は14人からさらにどっと増えて約30人になっていた。
すると、法廷の上手おくから、一段たかくなったところから、ドアのあく音がする。裁判官3人の入廷。すかさず横にいた書記官が、裁判長はいってこられましたと私に身光井。私はたちあがって軽く会釈する。
いよいよ同行援護裁判第2審の判決が言い渡される。14時ジャスト。わずか5分間の判決言い渡し。この5分間のための今までの4年間。
デスペア的同行援護裁判第2審大阪高等裁判所判決言い渡し期日のポイント
1、控訴人請求を棄却する
14時ちょうどに入廷した裁判官3人。着席し、まずは裁判長が自分の名前をなのる。これも視覚障害者への配慮。
それでは、これから平静なんねんのなんとかなになに裁判の判決を言い渡します。
主文!!
控訴人の請求を棄却する。
裁判費用は控訴人の負担とする。
わずか10秒の判決言い渡し。
この10秒の言い渡しを聞くために、私は会社を休んで、傍聴人はわざわざガイドヘルパーさんをやとってきてくれている。
普通の裁判ならこのわずか10秒間で裁判はおわって、さっさと裁判官は法廷からでていくのだけども、今日はサービスで、判決の理由をコンパクトにまとめてくれたものを裁判長は話してくれた。
ゆくりと判決の理由を述べる裁判長。数分間、途中かみながらも真摯におちついて理由をのべてくれた。
これも視覚障害者への合理的配慮かな。
まぁその理由というのは、相手方被告の市役所の主張そのものなんだけどね。
2、裁判長がのべた棄却とした理由
裁判長はそもそも月50時間の基準が違法不透過どうかだけを論じていた。この50時間という基準がある程度合理性があるのだから、それに基づいて、50時間をこえる支給をしなかったことも違法不当ではないとのこと。
そして、その50時間がなぜ、合理性があるかというと、大きく5つの理由をのべた。
まず1番目は、他の市町村との比較
ほかの市町村(中核市の全国平均)では月46時間の基準であること。私のスでいる市は50時間なので、月50時間というのも合理性がある。
次に2番目は、実際に私の住んでいる市の視覚障害者の月の同行援護利用時間は平均30時間であり、50時間を下回っていること。
そして3番目は、私デスペアの同行援護利用時間で、1年のうち50時間をこえたのはたった1回であること。
4番目は、旅行は生命の危機にかかわるような外出ではないので、同行援護を追加支給すべき例外的事例にあたらない。
最後5番目は、たしかに旅行にいくには月50時間ではたりない。でもそれは旅行以外の外出を制限することで、ある程度旅行のためのガイドヘルプを利用できるので、そうしてください。
この5つをもって、月50時間には合理性がある、よって違法不当ではないとのこと。
したがって、控訴人、つまり私の請求は棄却するとのこと。
市の主張をそのままなぞっただけの大阪高等裁判所の判決。がっかりを通り越して、怒髪天を衝く。
3、大阪高等裁判所のおかしな点
どこか大阪高等裁判所の理由はおかしい。どこがおかしいのだろう。
私が主張しているのは、月によって50時間をこえる月があるでしょということ年に1度くらいは旅行や、引っ越し、結婚式、入学式とか否定形的な外出があるでしょということ。
そういった特別な月があるということにたいして、裁判所は平均をもって論じてくる。中核市の平均は46時間ですとか、利用者の利用時間の平均は30時間ですとか、平均を理由とされてもこまる。
こちらは、平均ではまかなえない、イレギュラーな外出について論じているのに。平均平均というのがおかしい。
そして最後に、旅行にいきたかったら、ほかの外出をひかえて、その月は旅行だけにドウコウエンゴガイドヘルプをりようしなさいと言ってくるしまつ。スポーツジムやボランティア活動を制限して旅行にいけばいいじゃんということ。
なんかおかしいね。視覚障害者は月50時間以上外出するなということ。おかしいね。
私は青天井で追加時間をもとめているのではなくて、過去につかわなかった利用時間のくりこし利用をみとめてくれといっているだけ。月単位でなく年単位で同行援護ガイドヘルプ時間の利用をみとめてくれといっているだけ。
実際に市は特定の視覚障害者にはくりこし利用をを認めている。なぜ私にはくりこし利用を認めないのか不思議である。これこそまさしく差別的取り扱いだね。
最後に裁判長は、これで判決言い渡し期日はおわりですと一言いって退廷。たちさる裁判長に傍聴席からヤジがとぶ。障碍者のことを全然わかっていないとヤジが飛ぶ。
そのヤジに続けて、私は原告席から裁判長に言葉を発する。
丁寧な解説ありがとうございました!!!
わずか、5分間の判決言い渡しだった。
その後裁判官がいなくなった法廷で、、手引きしてくれた書記官が判決原本をもってきますので、ここで待っていてくださいとのことなので、法廷内の原告席で待つ。その間、膨張してくれた人とすこし感想をいいあって、膨張のお礼をのべる私。
しばらくして書記官がもどってきて、判決書をもらう。受取書にサイン。何月何日何時何分に受け取りましたという受領書。14時14分にうけとったというサイン。自書をしてはんこをおして、内容を書記官によんでもらって、受領書を確認。
ふつうは判決書だけだけども、視覚障害者ということで、その判決文の文書データをCDにに保存してくれている。そのCDも紙の判決書と一緒に受け取る。あと郵便切手ののこり分2700円がはいった封筒もうけとる。判決書、CD、郵切手封筒の3つをクリアファイルにいれてくれて手渡し。
CDにはパスワードがかかっていて、そのパスワードは付箋ににかいてます。もしわからなければ、電話できいてくれればパスワードおしえますとのこと。
ここまで合理的配慮をしてくれるのはありがたいね。
このように、手引き、法廷内の資格情報の保障、判決文のテキストデータの提供、ここまで合理的配慮をしてくれる裁判所なのに、なぜ判決文そのものからは合理的配慮がまったく感じられないのだろう?
合理的配慮とは、一般的抽象的な視覚障害者に対してではなく、その特定の具体的なその障碍者にたいしてどのような合理的配慮ができるか、すべきかということ。
なぜ、大阪高等裁判所は、平均的な障碍者、平均的な外出時間にこだわるのだろう。大阪高等裁判所の裁判長は、一般的抽象的な視覚障害者のイメージしかなく、この目の前委にる黄色の点ブロTシャツを着ていた視覚障害者が見えないのだろうか?見えているのに見えていない。見えるのに見ようとしない。実にかなしいことである
。
裁判所をでて、淀屋橋駅のすぐのカフェでアイスコーヒーラージ250円を飲む。35度をこえる猛暑日の中、冷たいアイスコーヒーはおいしい。
はたして、日本にいる視覚障害者の中で、こんなおいしいアイスコーヒーをのめる人は何人いるのだろう?行きたい場所にいって、会いたい人にあって、食べたいものを食べる。今月は同行援護ガイドヘルプの時間がたりないので、来月いってくださいね。こんな猛暑日にわざわざ外出しなくてもいいじゃないですか?
35度をこえる猛暑日の中、250円のアイスコーヒーおをのみに出かける自由がいつになったら視覚障害者は享受できるのだろう?