正しい文言のほうは忘れてしまったんですけど(いつものこと!笑)、この間ラジオで「SNSは特に十代(思春期)の子供たちにとって有害だ」との調査結果……みたいのが出ているといったことを話してたと思います。
つまり、昔は雑誌などを見て容姿の比較をして落ち込んだり、無理なダイエットをしたりとか、そうしたことだったのが――今は毎日、誰かしらの「幸福そうな生活」(?)を覗き見することによって、「それなのに自分はどうして人生楽しくないんだろう」とか、「こんなに苦しいことばかりなんだろう」と考えることで悩む……という意味において、精神的な健全さが損なわれる、みたいな話だったと思います。
もちろん、大人になるとというか、大人にならなくても(笑)、ある部分真実には気づきますよね。SNSもブログも、自分にとって都合のいい部分のみ「切り取って貼り付ける」というコピー&ペースト文化みたいなものだし、それゆえにこそ、その裏側の真実を描いた描写が映画などにあると物凄く受けるという。。。
たとえば、実際には汚部屋に住んでるのに(わたしのこと?笑)、インスタグラムに載せる写真を撮影する時のみ、ベッド上のゴミをすべて床に落とし、そこに今日買ってきた推しのアイテムグッズなどをのっけて撮影し、「△□のアクスタゲット♪」と投稿したりといった、何かそんなこと。
「いやいや、部屋散らかってるかどうかは別として、誰にでもそんなところはあるよ」ってことで、そんなに比較したりして囚われる必要はないんだよ……ということは頭でわかっていても、わたし自身は時代についてけないアナログ人間なので、やっぱりある部分は「病的文化」ってところがあるような気がしてます。
それと、そこに付随する実際には会ったことのない方との人間関係とか……楽しい反面、ちょっとした言い回しによって「もしかして怒ってんの?」みたいになったりとかして、ややこしいことになる場合がありますよね。そこらへんの微妙なニュアンスを伝えるのに、絵文字や顔文字がある気がするのに、今の若い方に絵文字や顔文字を使うとどん引きされるというあの話は本当なんでしょうか(「爆笑した」の意味で(爆)って書いたりすると、「この爆ってなんですか?」って言われたりとか、「ダサい絵文字使うのやめなよ。友達いなくなるよ」と言われたりとか、顔文字を多用してメール(!)したら、返事が来なかった……とかいう例のやつです・笑)。
いえ、わたしいい年したおばちゃんなので、もういいのです。それに、(^^;)とかよく使ってても、「この人おばさんだからしょうがないや」で話終わる気がする。でも、この顔文字も「笑ってんのか焦ってんのか、よくわかんない」とか、「馬鹿にされてる感じがして腹立つ」という意見もあるそうです。。。
それはさておき、ネット上における「純粋な誤解」っていうことって、やっぱりありうるんだなってついこの間思ったというか。はっきり言ってすごいくだらない、小さなことなんですけど……わたし、今歯医者さんに通ってるんですよね。それで、ここ2~3年の間くらいに出来た、割と新しめの歯医者さんで、そこ選んだのは家から比較的近かったからでした
場所自体が新しいかどうかとか、わたし的にどーでも良かったんですけど(腕さえ良かったから建物なんてどうでもいい・笑)、治療受けてて、器具的なものが新しいと言いますか、最新器具っていうのは大袈裟なんですけど、そういう治療機械が入ってる感じで、治療のほうも速かったのです。なので、わたし的に「ここの歯医者さん選んで良かった!」とか思ってたんですけど、ある時電話をかける必要があって、ネットでその歯科医院の名前入れて調べたんですよね
そしたら、例の口コミ的なものが出てきて――まあ、なんか色々書いてありました。治療が雑だったというか、それに類することであるとか、対応が不親切だったとか、大体そんなようなことですよね。ええと、わたしそこの歯医者さんも歯科衛生士さんも「いい人」のようにしか思ってないのですが、今もとても親切な方だと思っています。
そんで、大体どこの病院の口コミも、歯医者さんじゃなくても、どこの個人病院でも……そういうことって2~3くらいは書いてあるのが普通のような気がします。なので、わたしそれが病院でもレストランでもなんでも、口コミを鵜呑みにするってことまではないのですが、「こういうのも、一度気にしだしたらキリがない」みたいなところがあるんだろうなって思ったり。
というのも、その口コミサイトには、書かれた側の歯医者さんとか医院の方が返信できるようになっていて、その歯科医の先生も、割と最初のほうのみ返事を書いてたからなんです。それで、自分がかかってる歯医者さんなので、「ああ。確かにあの先生、口頭でのしゃべりもこの文章と大体同じ感じだなあ」というので、間違いなく本人っぽいなと思っていたら……他の方の中でこう書いてる方がいました。「そうですよね。他の方に反論しているとおり、普段のしゃべりもこんな感じの方ですよね」みたいに。
それで、ここまでならわたし、まったく気にしなかったと思います。わたし自身にとっては「腕のいい先生。歯科衛生士さんも親切」という気持ちしかないので、色々な意見があるものだろうし、歯医者さんってストレスの溜まる職業とも思うので、時として対応が不親切に感じられることもあれば、患者さんの伝え方が不十分で、コミュニケーションがうまくいかなかったことで、そんなこともあるのかな、と。
でも、その中に「え?もしかしてこれ、わたしだと思われる可能性ある?」みたいな口コミがひとつあったんですよ。たとえば、わたしの本名が佐々川だったとしたら、Sgawaみたいなハンドルネームで(ハンドルネームって、今もそう言うのかしら・笑)。
ただ、その方はいい評価を書いてる方だったものの……それでもわたし、これ書いたの自分だと思われたらやだなあとは思いました。しかも、ネットの世界では時々あることですけど、「それやったの、わたしじゃありませんから!」とか、「その書き込みしたの、わたしじゃないんですうっ!!」みたいに言うわけにもいかないってこと、たま~に生じえますよね。。。
いえ、わたしある映画やアニメを見て「こーゆーとこが面白くなかった」とか、漫画を読んで「ここがもうちょっとこうだったら……」みたいに書くことはあっても、それ以外ではほとんど書き込みとかしたことないというか(^^;)
もちろん、あることにはあるんですよね。某病院へ行ってすごく不愉快な思いをしたとかそういうことは……あと、他の歯医者さんでも今まで何回かあったような記憶があります。かと言って、あとからわざわざ医院の口コミのところに悪く書いてやろう……みたいに思ったことまでは一度もないというか。
これは、特段わたしがそうした種類の「いい人」ということではなく、ただの習慣の問題のような気がしてます。わたしももし、自分が小学生くらいの頃から「スマホ見てもいいけど、一日三時間だからね」という制限付きであったとしても、今のZ世代といった若い方がそうであるように、SNSで交流するのが当たり前といった感じだったら、正直わかんないというか
なんでかっていうと、わたしの中の感覚としては仮に5分か10分でも、書き込みするのに時間取られるくらいだったら、なんか他のことしよう……みたいになるんですけど、普段からツイッターその他において「今歯医者にかかってるのん。あそこの歯医者激イタ。二度といかぬ」とか書いてるのが普通だったら、まあほとんど同じ感覚で書き込む気がします。「痛かったら手を上げてくださいね~って、手を上げとるのに、治療続けるんかい!!」とか、何かそんなようなことを、もうちょっと丁寧な口調で(^^;)
それで、わたしの住んでるところ、日本で一番の歯科医激戦区と言われてるところだったりするんですけど(今もそうかはわからない)、ほんと歯医者さんが多いせいかどうか、大抵どこも対応丁寧だし、「ヤブじゃねえのか」みたいな歯医者さんに当たったことは一度もないものの……コロナといったこともあって、患者さんが来なかったりとか来れなかったりとか、色々あったらしく、そんな時に口コミを見て返信書いたりされてたのかなって思ったりします。
日本ってたぶん他の国に比べて「世間体や評判を気にする」、「人にどう思われてるか気にする」文化度間違いなく高めな国と思うのですが、そういうのを気にしてるっていうのがわかると、余計そういうコメントが増えたりしますよね。なんというか、その歯科医院さんの場合でいうと、「あ、この歯医者さん自分の口コミとか気にしてわざわざ返信とかしちゃうんだ」ってことがわかると、「相手が見てる可能性高い」ってことで、「治療中ちょっと不愉快だった」くらいの方が実際以上に悪く書いたりとか、あるような気がする。。。
きのう、これもラジオで、ティックトックで人気という方が、「数字気にする人はSNSに不向きとは思う。でも、オレ含め絶対みんな気にする。そういう病的な過程は絶対ある。それでも数字とある程度距離を取りつつ続けるってことが大事かな」的におっしゃってたんですよね。
確かに、数字じゃなくても、誰かが書き込んだ一言によって、その方自身は通り魔的に何か書き込んでスッとして、その後すぐ忘れる……くらいのことを、食らったこっちはいつまでもくよくよ気にするとか、ありますよね。で、冒頭のお話に戻るとすると、このSNSにおけるくよくよループみたいなものをたとえば中学生か、それよりもっと早くから経験するとしたら――それは確かに精神的に有害なんじゃないかと思うっていうことだったり(^^;)
とりあえずわたし、「Sgawaはオレじゃないっスよ。そもそもオレ、そーゆー書き込みとかわざわざするタイプじゃねえもんで」と、次に歯医者さんの治療台に乗ってる時、心の中で思ってる気がします(笑)。
それではまた~!!
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